沖縄の夕日に生きていることを痛感させられる
今日は沖縄に住んでいるという状況に改めて感動した日だった。
17:50
1日中バタバタ動き回っていたが、少しずつ1日のタスクが落ち着いて、帰る時間になった。
明日は3日ぶりの休みなので、制服を脱ぎ捨てて、軽い足取りで職場を出た。
駐車場には久しぶりの青空が広がっていたので、深呼吸をした。夏の夕暮れのような、涼しくて清々しい空気を感じた。沖縄には高い建物が少ないので、どこまでも青い空が広がっていた。
「久しぶりの青空はやっぱり気持ちいい」
「明日休みだから何しようかな」
そんな気持ちを抱えて、車に乗り込んだ。帰路を運転しているとやけに西日が眩しい。
「夕日でも見に行ってみようかな」
ただの思いつきで、沖縄の日の入りを調べると今日の日の入り時刻は19:16
「余裕で間に合う」
「よし、せっかく久しぶりの晴れだし、行ってみるか」
ただの思いつきで、ビーチに向けて車を走らせた。
18:50
ビーチに着くと、ビーチバレーをしている学生が目に飛び込んできた。その奥には地平線まで続く海が広がっていた。
行ったり来たりを繰り返す波、ビーチバレーの掛け声、ビーチに座る人たちの話し声、さまざまな音がBGMとして流れてくる。
久しぶりに感じた潮の匂いが、心地よい風に乗ってやってきた。
少しずつ、燃え盛る太陽の目線が私たちと同じ目線になる。雲の切れ目からでも太陽が「ここにいるぞ」と主張してくる。
雲の狭間から漏れ出るわずかな光でも、凝視できないぐらい激しいオレンジの光。
生きていることを痛感させられた。
五感の全てで景色を感じることができる自分に。
今という時間に、沖縄という場所で、この景色を見ることができていることに。
正直にいうと、沖縄に住み始めたことを後悔する瞬間もあった。けれど、この景色を見れただけでも、意味を見出すことができた。
これからも、日常的に綺麗な景色を見にいきたい。そんな景色に出会うことで、生きていることを痛感させられたい。
誰かに伝わることを願って🌕
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