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夏に向けて聴きたくなるのに「冬の散歩道」

このnoteは私の好きな音楽のことをダラダラ書きたいので書いています
ただ、もし何かの縁でこのnoteを読んだ方が新たな扉を開くことになるかもしれない、そんなことがあったら嬉しいな、と密かに思っているので、邦楽ポップスに限らず色々書いていくつもりです

さて、季節はすっかり春という陽気の日々ですが、今回の曲は
日本のドラマの(ほぼ)主題歌として使用されたこともある、アメリカのデュオ、サイモンとガーファンクルの曲「冬の散歩道」です

邦題が「冬の散歩道」で、英語では「A Hazy Shade of Winter」かすんだ日陰の冬、といったところでしょうか

メロディが印象的です
ただリズムは散歩というより競歩の間違いでは?ってぐらい速いです

なんというか、1秒間に映すコマ数が少なかったモノクロ時代のフィルム映像を早回しで見ていて、みんなえらい早く歩いてるような気分です
曲自体は1968年、半世紀以上前の曲なので、今から思うとその感想も間違いでは……ない??

※調べたところ、
カラーテレビが日本国内で発売されたのは1957年
NHKがカラー放送を始めたのが1960年
日本国民にカラーテレビが一気に普及したと言われる東京オリンピックが1964年なので、この認識は明らかに間違いですサイモンさんガーファンクルさんごめんなさい

12弦ギターだと何が違うのかというテクニックなことがわからず何も言えないのが悲しいですが、冬の、薄暗い木漏れ日の下を横切っていくことと人生の哀愁を擬えている歌詞です

あまりサイモンとガーファンクルは歌詞に意味を持たせるタイプではないそうで、あまり深読みしなくていいらしいですが、しかし見える風景に映える歌詞は美しいです

それで、なんでこの曲を夏に聴きたくなるかと言うと、冒頭でもちょっと述べました、この曲が使われたドラマ『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』は94年の7月から9月にかけて放送されていたんですね

なんとなくなんですが、夏の暑いアスファルトのイメージが強いんです

しかも私、このドラマ観ていないのでCMでしか知らず、この曲が流れる中にストーリーの強烈な印象が残っていて、全然冬って気がしないんですよ

なんで観ていないかというと、このドラマ、とにかくストーリーが凄惨
凄絶なイジメとそれが元で亡くなってしまった少年とその父親の話で、とにかくイジメの描写がきつく、今ならひょっとして放送できないのではないかなとさえ思います

曲の権利者であり歌っていたサイモン&ガーファンクルとしてはこの曲がドラマの主題歌として認めておらず、正式なクレジットは『挿入歌』となっているらしいです

いやー、今回改めてあらすじ読んでみましたがやはりそれだけでも身が切られるような思いがします
サイモン&ガーファンクル側が内容的に認められなかった、と言われても納得の過激さです

いつか観ようとは思うけど、観るべき時期を逃してしまったような気もしていて、うーん、もう観ないかもしれません

気になる方はWikipedia先生ほか、あらすじがあるのでそちらもどうぞ

ではまた

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