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『Sanctuary 』ライナーノート
4thアルバムとなる『Sanctuary』リリースとなりました!
これは2019年に制作を始めた当時から最近までの作品からピックアップした、sayabirdの歩み的なアルバムで、未熟ながらもここまで来れた事は感慨深いです( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
今回アルバムにしてあらためて確認したのは「自分は何の為に音を生み出しているのか」と言うことです。かなり突き詰めて言えば、私にとって演奏したり作品を作ったりする事は《sanctuary》を具現化する事なのだと思います。私にとっての、また今生きているこの世界にとっての《sanctuary》…
《sanctuary》は平和と安らぎ、光の世界。自分は世界の1人、また世界を創っている自然の一部として自らが《sanctuary》を形にして、そこに生き、それを見せてゆくことが大切なのだと再度気付きました。自分の《sanctuary》は世界の、地球の、そして宇宙の《sanctuary》に繋がっている。そして今最も望まれている平和に辿り着く道はそれしかないのだと。(なんだか壮大になってしまった、それ目指してがんばるね…(;´゚,∀゚︎))
このアルバムを通してその気持ちを再確認できたのは自分にとって大きな喜びで、sayabirdとしてこれからの道をほのかに照らしてくれるものとなりました。
Sanctuary
1.playground
チェロのベースに乗って7拍子のピアノが同じリズムのメロディーを表情を変えながら奏でます。ミニマルミュージックに心惹かれていた、初期の作品。
2.Secret Garden
バーネットの小説「秘密の花園」を1993年に映画化されたものを見てインスピレーションを得ました。別世界のような静かな古い庭の大きな木にあるブランコに乗っていると、花やハーブの香りがして鳥が親しげに囀る。見上げると木の葉の隙間から透ける青い空と陽の光が降り注ぐ、私の顔にも心にも…
3.Water Flower
澄んだ小川を覗き込むと水中に夢のような美しい花が川の流れに揺れている。私はその世界に引き込まれて、その花の一つになって川面に散る光や微かに聞こえる鳥の囀りに包まれる。
4.Sitting under an old tree
大きな木の元に座っていると、木に守られてまるでここが世界の中心になったよう。手のひらに木漏れ日を転がして遊んでいるとたくさんの鳥たちがいろんな歌を歌ってくれて、ただただそれに耳を傾ける。
5.Windy Sky
秋晴れの美しい空に吹き渡る風が枯葉を散らしている様に呆然と見惚れてしまう…これも初期の作品。
6.BIRDLAND
Roli社のseaboardの変幻自在な魅力が満ちている作品。呼び合いながら自由に大空に羽ばたく鳥たちへの憧れ。
7.銀の月
ある日の夢に出てきた月。銀色に輝く釣り針の様に細い月、よく見ると弦のところが少しずつホロホロと崩れて深い紫の夜空に吸い込まれてゆく。天界の音楽を奏でながら。
8.Beyond the field
KORG社のKROME EXのナチュラルなギターの音が素敵でこんな曲が浮かびました。The Beatlesの「Black Bird」のオマージュ。でもここではただただ楽しく踊ります♪
最後になりましたが、何もわからない私にパソコンを買ってDAWをインストールする所から全てにわたってサポートして下さったDTM作家の澤山裕行氏に心からお礼申し上げます。今この様なことができているのはひとえに澤山氏のおかげです。
2023.3.9
sayabird
《Sanctuary》