フィリピンに行って考えた
数年前
フィリピンのカオハガン島に行った。
そこで面白い話を聞いた。
日本企業がフィリピンの貧困層を救うために
フィリピン人を雇ってもすぐに辞めてしまうらしい。
実は私も
フィリピンの貧しい人たちを
「可哀そう」に思い、何かできないかと
フィリピンまで行ったが
なんとなんと
フィリピンの人にこんなことを言われた。
「日本人は働いて働いて死ぬまで働く。
フィリピン人の私にはできない。したくない。
日本人は『可哀そう』だ」
衝撃だった。
まさかフィリピンに行って
フィリピン人から「日本人って可哀そう」
と言われるとは思っていなかった。
しばらくフィリピンの家族を見て
感じたことがあった。
「今あるものを大切にしてる」ってこと
日本人の子どもと触れ合うと
「あの子は~を持っている」
「自分には何にもない」ってよく耳にする。
フィリピン人は
貧しいけど「自分には家族がいる」
「食べるものだってある」と話してくれた。
たくさんの物にあふれている日本は
「自分に無いものに目がいく」
物が無いフィリピンでは
「自分がもっているものに目がいく」
「いまあるものを大切にする」
フィリピン人に教えられたこと
フィリピンに行って
ほんとうの「ゆたかさ」について考えた。