未だ途にあり、されど道なり

他より条件が良いのはわかっている。
現職だし、履歴書を出しさえすれば使ってもらえるらしい。
だけど。
出さなかった。

悩んで、迷って、
しばらく置いて気持ちが傾いたら
準備をしようと思っていた。

傾かなかった。

いつもの面倒くさがりなのかもしれない。
考えが甘いだけかもしれない。

でも、
「絶対にここで」
とは思っていないのだ。
必要としてくれるなら、どこでも良いと思っているから。

天狗になってるようなものかもしれないけど。
絶対自分に声がかかるとでも思ってんのか、とも取れるけど。
そうじゃない。

条件は、
それは良いに越したことはないけれど、
条件で仕事を決める時代は、
私の中では過ぎたんだと思っている。
条件で決めるなら、
辞めなきゃ良かったんだから。

心に余裕がないと、
余裕を持った仕事の仕方ができない。
私は、できるなら、
互いに思いやりを持って接することを大切に思う人達と、気持ちよく働きたい。

「少しでも良い条件」が不可欠な人がいるだろう。
私もぶっちゃけ余裕なんかカケラもないんだけど、
でも、逼迫してはいないから。

上から目線ではなくて、
その部分では身を引きます。
それで、自分は
自分の良いように働く。

必要とあらばどの部署でも、
全力で駆けつけます。
「都合の良いヤツ」と思われていても別にいい。
器用でも要領が良い訳でもない私は、どこにいても、自分の精一杯で仕事をするだけだから。
一生懸命やれると、大抵何でもたのしいから。

『未だ途にあり　されど道なり』

未だ途上ですが、
途も間違いなく道であります。

いつも、自分の道の途上であります。

何をしても
やっと9合目まで来たと思えば
頂上に辿り着く前に
その先の新たな稜線が見えてしまう。

ああ。まだまだここから！

これからもずっと
途にあると思うのです。

それでいいと思っているのです。

座右の銘、かもしれない。