ASMRとわたし
突然ですが、私はASMR動画がだいすきです。
ASMRって、みなさんは早くからご存知なんでしょうか?
私は、YouTubeで動画を見始めたのも多分5年前くらいからです。
Wikipediaによりますと、
『ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)は、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、脳がゾワゾワするといった反応・感覚[1]。正式・一般的な日本語訳は今のところ存在しないが、直訳すると自律感覚絶頂反応となる。』
とのことです。
YouTubeは、何か「あなたへのオススメ」として動画を勧めてきますよね。
たまに、「何故私にこれを…?」というのもありますが、結構新しい発見というか、面白いものがあるので見ています。
ASMR動画は、4年くらい前にそうやってオススメされたものを見たのが最初でした。
心地よい音、というのは人それぞれだと思います。
居間で寝てしまっている時にかちゃかちゃ聴こえる家族の音だったり、
うっとりするほど流れるように朗読する声であったり、
肉を焼く音、食べものを食べている音が好きな人もいます。
ASMRがそういうものだとちゃんと調べて知ったのは、去年くらいです。
それまでは、寝る前に見ると心地好くすんなり眠れるので見る、というか聴く(寝ちゃうから)という感じでした。
初めて見たASMR動画は、食べる動画でした。
食べている人は全く写っておらず(カメラ側に自分がいる、ということですね)、ただホールのショートケーキをシャベル型のスプーンでどんどん食べていくのです。
バックミュージックもなく咀嚼音もそれ程入っておらず、ただ本当に気持ち良いくらい豪快に、かつ美しく食べていらっしゃいました。
(そのせいか、その後食べる系の動画を見ても、音を重視するあまり食べ物がぐちゃぐちゃになっていたり、たくさんこぼしたりする動画は、好きではありません。
きれいに食べる、って大事ですね。)
その動画を見る以前、思えば私はずっと、料理番組がだいすきでした。
プロの料理家さん方の、淀みのない、美しい手捌き。流れるように進む工程。うっとりしながら見ていました。
心地良さ。心地好さ。
ちょっと変わっているかもしれないけど、「こういうのが好き」というのって、あると思います。
ASMRにも、たくさんのジャンル?があります。
私は、「何を言ってるかわかるかわからないか位のコソコソ声」や、
ものすごいクオリティの高いひとり芝居?のような「ロールプレイ」というのが好きです。
とはいえ、海外の方の動画は英語やら言葉が色々で、聞き取れてないからわかってないのがほとんどですけど。
でも。
わかるんです。
ASMRistの皆さんは、
「自分の『好き』に真っ直ぐだ」と。
ASMR=エロ動画、みたいに思われてる節もある中で。
そんなことじゃあないんです。
もちろん、そういうのが好きで、そういう動画を作ってる人もいるんでしょうし、好きで見てる人もいるんでしょう。
良いんです。自由です。
ただ、本当に素敵なASMRistさん方からは、
『自分の正直を、一歩も譲らず』
という、私の尊敬する山田ズーニー先生のお言葉が溢れているように感じるのです。
世界中のどこの誰とも知らない方々ですが、
自分の気持ちを隠したり、取り繕ったり、良く見せようとしたりせず、
嘘のない本当の心を出し切っている人の表現は
たとえ言葉が全部わからなくても
心で通じるものなんですね。
スムーズに眠りに入るためのASMR動画から、
私は、感動や叱咤激励までもらっています。
アカウントとか持っておらず、
コメントもしたことないので
この場をお借りして。
ASMRistのみなさん、
いつもありがとーーーー!!!
明日からまた私も
『自分の正直を、一歩も譲らず』。