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私は、私の道を行く GUCCIのカチューシャで歌う愛別離苦のプチ演歌

さや

こんにちは、さやです。
いろんな巡り合わせが噛み合って、(多少は私が強引に噛み合わせた部分もあって)、GUCCIのカチューシャでプチ演歌を歌いました😭
まさか私もマイクを握って演歌歌手になる日が来るとは……🎤💃
今回は短期決戦でした。試着旅の様子なども書き起こしていきます。
よろしければ、私のプチ演歌を聴いていってください🎶


きっかけは、salon萠さんでの試着枠

私の顔は、おでこやハチのあるあたりの横の長さより、口元やエラのあるあたりの横の長さのほうが長いです。下重心な顔(下心顔)なんですね🤔

この上下のバランスを整えるために、ハチには髪のボリュームを出して、エラは髪で隠すことをお勧めされていました。
「ハチにボリュームを出す」って実際どうやればいいんですか？と先日の試着枠で質問したところ、お勧めされたのがハチの部分にボリュームが出せるような形の帽子、もしくはカチューシャです。
カチューシャの場合は、エラを隠したまま(耳を出さずに)つけて、カチューシャのバンド部分に後ろから髪を持ってきて乗せることで、ハチにボリュームが出るとのこと。

(私、いくつかポイントを押さえたら、カチューシャが似合うんだ……！✨)

実は私、カチューシャが大好きな子どもでした。着用するのは大好きだったのですが、似合わないな〜とも思っていて。
思い返せば、子どもの私は耳にすべての髪をかけて、エラ丸出しでカチューシャをしていました。

カチューシャ、ちゃんとポイントを押さえたら、似合うんだ……！💖

嬉しさで舞い上がってしまった私は、salon萠さんをお暇したあと、そのまま池袋で試着旅に出ました！

突発！池袋でカチューシャ試着旅

今回求める条件

・色は黒
・ツヤツヤした素材感(サテン・レザー・樹脂など)
・そこそこの幅広でボリュームがあるもの

PRADA

私がPRADAのローファーを持っていることをご存知のsalon萠さんから「PRADAのカチューシャいいと思いますよ☺️」とお勧めされたので、真っ先に向かいました。

https://www.prada.com/jp/ja/p/Re-Nylon-ヘッドバンド/1IH016_2DMI_F0002

と、とってもボリューミー！！！！😳
ここまでのインパクトは求めていないかもしれない……！後ろから髪を持ってくるのが困難！
サイズ違いで小さいものもあるのですが、それとこれの間のサイズがあればな〜と思ってしまいました。

Ferragamo

https://shop.ferragamo.com/shop/jpn/ja/women--10/スカーフ-アクセサリー/ヘア・アクセサリー/pta-baguett-771505--10

カチューシャといえば！なブランドですね。
アイコンの「ヴァラ・リボン」がとっても可愛いのですが、髪を後ろから持ってきてボリュームを出すという私の使用用途とは噛み合わず……。
憧れ消化です。

miumiu

https://www.miumiu.com/jp/ja/p/パテントレザー-ヘッドバンド/5IH025_069_F0002

めっっっっっっちゃかわいい😍
この時点でのトップに躍り出ました。
レザーがツヤツヤすぎて、指紋がすぐつくことだけちょっと気になったかな程度で、条件は全てクリアしています。

CHANEL

いつかマトラッセで演歌を歌いたいシャネル。
あまりカチューシャの取り扱いはなく、ヘアバンドという名の細いスカーフをいくつか見せていただきました。
どれもテーブルの上で見ている分には素敵なんですが、いざ髪の上に巻いてみると、どうも違う。
難しい……。憧れ消化です。

Dior

あまりヘアアクセサリーの作りがないとのことで、出していただいのはブックトートのような生地感のものと、長いリボンがついていて頭の下で結ぶタイプのもの。
どちらも条件からは外れてしまいました。

GUCCI

https://www.gucci.com/jp/ja/pr/jewelry-watches/fashion-jewelry/fashion-jewelry-for-women/gg-crystals-hairband-p-754018I94588519#

3つ出していただいて、これが最大ヒットしました。か、かわいすぎる……！😍
普段あまり電流もポエムも演歌も流れない人間なのですが、ビビッと電流が来ました！⚡️

そしてモデルさんのお写真が「マダム」じゃん！(自問自答ファッションコンセプトが「マダム文筆家」の人間)

こ、これかもしれない……！😍
でも一旦持ち帰りましょう……！👮
ま、まだ慌てる時じゃない！💦
自問自答……！🦫
強い意志でお店を後にしました。

新宿でも試着旅

また別の日に、新宿でも試着旅をしました。
今度は、ハイブランドではなく、婦人雑貨に置いてあるカチューシャ中心です。
それで気づいたのが、婦人雑貨コーナーでもビジューのついているカチューシャは結構いいお値段がするということ……！(5〜6万円とか)

いろいろつけて回った後、またGUCCIのあのカチューシャを試着しに行きました。
うん、婦人雑貨コーナーのものと比べて、値段は倍するけれど、やっぱりこれだと思います⚡️(再びのビビッと電流)

自己評価靴としてPRADAのローファーを購入した時は、「ブランドロゴ問題」とか言って「ロゴがあることでブランド品だと知られてしまう」ことを恐れていた私なのですが、あれから半年が経ちまして。

「せっかくお金を払うなら、ブランド品だとわかったほうがいい！」になりました🥳

自分でも思います、半年でこれは、一体どういうことなんだ……！？😰と。
コンセプトが「マダム文筆家」になった影響なのか、もともとCHANELの鞄にずっと憧れていたような、ハイブランドを好きな感情が解き放たれたのか。
どちらにせよ、今の私はこれをヨシとしました。

歌いたいプチ演歌がある

「あれだよ！絶対あのGUCCIのカチューシャだよ！😍」と大喜びの自分と、「カチューシャに約10万円……！？😱」と恐れ慄く自分と向き合ううちに、「私、歌いたいプチ演歌があるな……？」と思い始めました。

全世界に公開する内容でもないと思うので、簡単に説明すると、私は私の母と(部分的に)決別することにしたのです。

今まで、母はいつも堅実で正しくて、それに比べて私は……🥲とずっと思ってきました。
いつか母のような良妻賢母になるのだと思って生きてきましたが、私はそうはなれなさそうなことにも、気づいていました。

でも、私だって間違っていない。
母の正しさの前で、いつも私は霞んでしまうようだったけれど、私にだって、私の正しさがある。

私は、私の道を行くことにしました。
母と同じ道ではなく、私の道を行くことにしました。

決意はしたけれど、とても苦しいです。この話をスペースで泣きながらお話したところ、おだまきさんが「愛別離苦ですね」と声をかけてくださいました。まさにそう、ですね。

今こそが、この苦しさを昇華して、私が前に進んでいくための「演歌」を歌う時なのかもしれない。

わかりました、買います。
そして歌います。

決断してからの行動は早かったです。
以前、接客していただいてLINEを交換していた販売員さんに連絡を取り、来店予約を取りました。
また、もともとお会いする予定だったおだまきさんに、購入を見守っていただけないかご相談して、快諾をいただきました。
(自己評価靴のPRADAのローファーは「独りで買わなければ」と思ってそうしましたが、今回はどなたかに、私の決意を見届けていただきたかったのです)


それでは買います、GUCCIのカチューシャ

あきやさんの新刊を読む

「ブランドバッグは演歌である」がnoteだけでなく、再び本で読めたことに感動しました😭

ここで注意して欲しいのは、この方々は「絶望、失望、悲しみを埋める代償行為」で買っているわけではありません。

こんな悲しいことがあった！受け止められない！
これからの人生を楽しく生き抜くためにいいバッグ買っちゃお✌️

という実はネガティブの裏にある「超絶ポジティブな気持ち」が作用しているのです。そして自分で覚悟を決めて買った方々は「いや〜正直しんどかったけど、バッグは最高！うきうき！」という気持ちになっています。

上記引用noteより

ただ悲しいだけではないというのには、私も大きく頷くところです。悲しいけれど、苦しいけれど、私がここで決意して、私の道を前向きに走り出すのに必要な行動なんだ……！と思います。

ムンバイでのヌン活からの伊勢丹へ

当日は、おだまきさん、おいぬさん、うるもすさんと4人でムンバイさんにてロイヤルアフタヌーンティーを楽しみました🫖


その後、おいぬさんも伊勢丹に行く予定で、うるもすさんも着いてきてくださるとのことで、4人でぞろぞろ伊勢丹へ……！

お三方に見守っていただきながら、歌いました、プチ演歌……！🎶

いただいたアンスリウムがひょっこり、かわいい

担当さんには「プチ演歌」などの話は特にしておらず、「おしゃれ好きな趣味友達と一緒に来ました〜」とだけお話したら、「身内にはわかってもらえないことってありますよね」と声をかけていただいて、タイムリーすぎました😳

ああ、買ってしまったんだな……！プチ演歌、歌ってしまったんだな……！🫨の気持ちです。
この決意を大事に、大切に着用したいと思います。

終わりにひとつ、大好きな詩を引用して

乳母車

母よ――
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花(あぢさゐ)いろのもののふるなり
はてしなき並樹のかげを
そうそうと風のふくなり

時はたそがれ
母よ　私の乳母車を押せ
泣きぬれる夕陽にむかつて
轔々(りんりん)と私の乳母車を押せ

赤い総(ふさ)ある天鵞絨(びろおど)の帽子を
つめたき額(ひたひ)にかむらせよ
旅いそぐ鳥の列にも
季節は空を渡るなり

淡くかなしきもののふる
紫陽花いろのもののふる道
母よ　私は知つてゐる
この道は遠く遠くはてしない道

三好達治『測量船』


私のプチ演歌(というか、狂想曲？)にお付き合いくださり、ありがとうございました🫶

(有料マガジンをご購入いただいている皆様、ちょっとした続きがありますので、もう少々お付き合いください🙇)

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685字

「イメコンと自問自答ファッションと私」的な本の下書き

300円

いずれ同人誌として本にする予定のエッセイを先行公開のような形でまとめています

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