自分を守って、自分と戦う|ヨウジを着て、いつかシャネルのマトラッセを
こんにちは、さやです。
同人誌を無事に発行したのに、再び有料マガジンに格納したい記事を書き始めます。
またある程度書き溜められたら、本にします。
書くことの力というものを、今回の同人誌作成で強く実感したからです。
また私に書くことを与えてくれた自問自答ファッションとあきやさん、そしてご覧いただいている皆さま、本当にありがとうございます。
今回の記事は、ぽたまるさんのZINE『服がわかれば、自分がわかる』を読んでぐるぐると考えていたことが、葵香子さんの投稿を受けて、急に点と点が繋がって、これだ!と見えてきたことについて綴っていきます。
今日もまた、お付き合いいただけたら幸いです。
(今回の記事は、有料マガジンに格納していますが、全文無料公開です)
私はヨウジを着て、何と戦いたいのか?
ひょんなことからヨウジのワンピースを手にして、その後コートまで手にしてしまった私。
袖を通すたびに、いつも新鮮に「このお洋服が着られて幸せ〜!!」と思うのですが。その一方で。
私は、ヨウジヤマモトを着て、何と戦いたいのか?ということが、ずっと引っかかっていました。
脳裏をよぎるのは、ぽたまるさんのこちらの記事。
ワイズのお洋服を戦闘服として表現されているのが、印象深くて、ずっと私の中に残っていた記事でした。
そして、ZINE『服がわかれば、自分がわかる』でも、「戦い」について触れられていて。
同じ山本耀司氏のブランドのお洋服を手にした私は、一体、何と戦いたいのか?
そもそも戦いたいのか?
戦うために、ヨウジの服を手にしたのか?
読了してからずっと、頭の片隅でぐるぐる考え続けていました。
私は、私を守りたい
以上の投稿をしたのは、電車の中でした。
車窓の風景を見ながら、まず心に浮かんだのは、「戦いたいかはともかく、私は、私を守りたい」ということでした。
「私は、私を守るために、ヨウジを着ている」と、素直に思いました。
詳しくはこちらの記事、もしくは同人誌『イメコンと自問自答ファッションと私』の同名の章をご覧いただきたいのですが、私はずっと、私の個性というものを、見て見ぬふりをして生きてきました。
自分は無個性な人間だと本気で信じていたし、世間に溶け込んで生きることを最上の喜びとしていました。
なので、各種イメコン診断で「個性的で強くて圧のある外見をしていますよ、個性的なものが似合いますよ」と言われても、結局のところ、思い切ることができませんでした。
世間から浮きたくない、私という人間に親しみを持ってもらいたい、世界と両想いになりたい。
その足枷になるなら、個性なんていらない。
はっきりとは自覚していませんでしたが、そういう思考回路で生きてきました。
でも、そんな自分を、無意識のうちに辛い、苦しいと思っていました。
そんな中、自問自答ファッションに出会って、1年半くらい。
やっと、徐々にですが、ファッションを通して、私は私の個性を認めて、受け入れることができてきました。
もう、私は、私の個性を見て見ぬふりをしない。
私は、私の心を、もう抑え込まないで、守っていくんだ。
その表れとして、憧れだったヨウジヤマモトを手にして、喜んで着ている。
私は、私を守りたい。このお洋服で。
まずはそう思いました。
私は、私と戦いたい
でも「自分を守るために、ヨウジヤマモトを着ている」という結論には、まだ納得していないところがありました。
自問自答ファッションに飛び込んでnoteでエッセイを綴るようになってからというもの、物事に納得して答えを得ると、喜び勇んでnoteを書き始める習性が私に生まれたのですが、noteを書こうという気にならない。
多分、まだ他にも、私にはヨウジヤマモトを手にした理由がある。
でも、それってなんだろう?
また頭の片隅で、ぐるぐると考え続ける日々を送り。
そんな中、葵香子さんのこちらの投稿を拝見しました。
私、シャネルのマトラッセでいつか演歌を歌いたいと思っています。
あきやさんの記事で一番大好きなのは、シャネルの鞄を死ぬ気で買った話です。
そして私、自立した女性への憧れを、思えば何度も何度も、無自覚のうちに綴ってきましたね……!?
初ヨウジヤマモトとしてワンピースを購入した時の記事にも
と、ヨウジヤマモトのワンピースを身に纏った自分が、芯があって、仕事ができる人≒自立した女性のように見えて、それになりたいと思って購入した、と残しています。
あ、ああ……。
私、ここでも自分の気持ちを、見て見ぬふりしていたんですね……。
「自立した女性になりたい」と、言い切るのが怖かったのです。
そうなりたいと願ったら、そうではない現時点の自分を直視しなければならない。
それがとても怖かった。
でももう、自分の気持ちを見て見ぬふりはしない!
私は、怖がりで弱い自分と、戦いたい。
そう言語化できたら、比喩ではなくて、本当に涙が溢れてきました。
今度こそ納得して答えを得て、noteを書き始めました。
お二人に感謝
ぽたまるさん、葵香子さん、自問自答のきっかけをありがとうございました。
私にとって、自分の個性も、怖がりで弱い部分も、認めていくって怖いことです。
怖いけれど、見て見ぬふりはもう嫌です。本音を黙殺するのは、辛いし、苦しいから。
本当に自分自身を認められるようになるまで、多分、私は何度も何度も同じ話をします。
またかよって思われるかもしれません。
どうか見守っていただけると幸いです。
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いずれ同人誌として本にする予定のエッセイを先行公開のような形でまとめています
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