自問自答ガールズの間で同人誌・ZINEの作成がもっともっと広がりますように……!と願って、今回の同人誌作成の流れを残しておくnote
こんにちは、さやです。
自問自答ガールズの同人誌・ZINE、たくさん読みたい……!
→後に続くかもしれないガールズのために、記録を残そう!
ということで、今回の同人誌作成の流れを記録するnoteになります!
一例として、参考になれば幸いです!
原稿
まずは、本にする原稿を書かないと始まらない……!
ということで、今回の私は有料マガジンにて、「いずれ同人誌にする内容の先行公開」として原稿を記事として投稿し、書き溜めていくということをやりました。
そう、私、コツコツ書き溜めていくことができない、即時で反応をもらわないとやっていけない、悲しきモンスター👾なのです。
今回はこの方法がしっかりハマって、合わせて約65000字の原稿が書けました。
推敲と誌面作り
私は以前、二次創作で同人誌を作っていたことがあり、その時に購入した一太郎を使って、推敲や誌面作り(段組など)を行っています。
もちろん、ワープロソフトといえばのWordや、スマホやタブレットのアプリ(例:縦式など)でも、誌面は作れます!
誌面作りの細かいことは、先人達が残されている各種解説に譲ります。(そもそも私がそんなに複雑なことをしていないので、解説できないのもあります)(縦書きの誌面をWordで作ることを諦めて、一太郎を購入した同人女なので……)
私の場合は、
①一太郎のきまるスタイル(様々な媒体向けの文書スタイルがプリセットされているもの)から良さそうなものを選ぶ(今回はA5 2段組 25字×20行 9.0P)
②書き溜めた原稿を流し込む
③一太郎の文書校正機能を使いつつ、推敲する
④PDFにした誌面をiPadで確認して赤入れ
⑤(③④を繰り返して)締め切りまで推敲を続ける
こんな感じです。
中表紙・目次・奥付も、今回は一太郎で作成しました。
表紙の作成
イラストを描かない文章書きさんが、一番躓くポイント!ここだと思います!😭
私は画像編集ソフトがうまく使えないので、二次創作で同人誌を作っていた頃は、二次創作小説同人誌専門に表紙を作るデザイナーさんにお願いしていました。
今回はなんとか自分で頑張りたいなぁ……と思いつつ、ネットを彷徨っていた時に見つけた素晴らしすぎるサービス……!
同人誌表紙メーカーさん!
ブラウザで簡単にA5もしくはA6(文庫)サイズの表紙が作れます〜!!!!神!!!!😭
さくっと表紙が作れました〜!
本当にすごいサービスだ……!!
PSDデータの編集(印刷所のテンプレートとの合成など)には、Photopeaというブラウザ上で動く画像編集ツールを使いました。
印刷所決め、入稿の予約、そして入稿
今回私がお願いした印刷所は、REDTRAINさんです。
https://red-train.co.jp/onebooks/tokuchou
REDTRAINさんには「ワンブックス」というプランがあります。
ワンブックスの特徴
・1冊から本を作れるプラン
・4色オンデマンド印刷機を使用するため、本文がモノクロでもカラーでも料金が同じ。モノクロとカラーを混ぜて印刷することも可能(例:基本はモノクロ、挿絵のみカラーなど)
・本文用紙が16種類(A6(文庫)は19種類)から選べる
・カバーとオビがオプションではなく、基本プラン内にある(A4/B5以外、有無の選択可能、一部条件では追加料金発生)
二次創作で小説同人誌を作っていた頃、どうしても文庫サイズにカバーをかけたくて……!
あの頃、1社でカバーの印刷と巻きまで完結して、フォロワーさんからいただいた挿絵をカラーで印刷できて、少部数で……と色々調べて辿り着き、何回かお世話になりました。
今回の同人誌は、制服などの写真をところどころ入れていたので部分的にカラー印刷がしたかったのと、A5ですがやっぱりカバーをかけたいなぁ……!というのと、何度かお世話になって勝手がわかっているのもあり、またお願いすることにしました。(カバーをかけることへの熱意溢れる同人女、さや)
※ワンブックスでは原稿の校正などを行っていないので、低予算での制作が可能になっているとのこと。よっぽどのことがなければ印刷所側から不備の指摘がない→つまりこちら側で不備のないデータを用意して入稿しなければならないので、初心者の方にはハードルが高いかもです🤔
初心者にも優しく、文芸同人誌に力を入れている印刷所といえば、しまや出版さんでしょうか。私も一度、初めての同人誌作成の時にお世話になって、とっても丁寧な入稿確認の電話をいただいたのを覚えています。
ワンブックスでは、入稿希望日の30日前~3日前までに入稿の予約が必要です。
今回は原稿の推敲にエンジンがかかるのが遅かったので、私がページ数を確定させて予約するのが先か、予約の満了が先かという、チキチキレースを繰り広げていました😂無事に勝ててよかった!(予約時と入稿時で、ページ数などの仕様変更があっても大丈夫なのですが、確定して安心したい私のお気持ち)
ページ数を確定させて予約を取った後も、推敲そして推敲を繰り返し、なんとか納得いく出来にして入稿!🙌
同人誌の完成、納品
今回は文学フリマ東京39のイベント合わせの入稿で、イベント当日にスペースまで搬入していただきました。
二次創作で即売会に出ていた頃も、ずっと当日の会場搬入を選んでいました。当日まで現物が確認できないこのヒヤヒヤ感、不安感、懐かしい……。
今回の同人誌の仕様
[ サイズ ] A5
[ ページ数 ] 本文118(表紙含めて122)
[ 本文用紙 ] b7トラネクスト 79kg
[ 表紙用紙 ] アートポスト 160kg
[ カバー用紙 ] コート(オーロラ) 135kg
[ オビ用紙 ] なし
[ PP加工 ] カバーにクリアPP加工
[ 綴じ方向 ] 右綴じ
[ 追加仕様 ] なし
[ 本文カラー ] 本文一部ページカラーあり
2段組 25字×20行 9.0P
天地22mm、ノド25mm、小口17mm
(一太郎のきまるスタイルではノド22mm、小口20mmだったのを少し変更)
使用フォント
本文 イワタ明朝オールドPr6N R
章タイトルなど イワタゴシックオールドPr6N B
現物を手にしての感想
・目立った不備がなくてよかった
特に表紙やカバーのデータに不備がなかったかを大変心配していたのですが、ちゃんと製本されていてよかったです……!
・開きやすくてよかった
二次創作で同人誌を作っていた頃、他の方の作品で、ページ数に対して使用している用紙が厚く、ノドがガッチガチになっていて、開きづらく読みにくいという同人誌に当たったことがありました。
それ以来、私は薄くて柔らかい用紙を選んで、ノドに余裕を持つことを心がけてきました。
今回は久しぶりのA5サイズの同人誌だったので、用紙選択とノドの感じが不安でしたが、122ページあるわりには開きやすく、ノドギリギリまで文字が詰まってもなく、良い感じにできたと思います。
・基本は文章がメインの同人誌で、白い用紙は好みが分かれるかも
今回はところどころに制服などの写真をカラー印刷で入れているので、白い用紙を選びましたが。
うーん、これは好みが分かれそう。
文章がメインの同人誌(特に長時間読むもの)は、個人的には、クリーム色の用紙を選ぶのが無難な気がします。
・PDF化してしまうと画像の発色が変わる
これはもう仕方ないと割り切って入稿したのですが、誌面のところどころに入れた制服などの画像が、PDFにすると思った発色にはなりませんでした。ちょっと色褪せる感じがあります。
・挿入画像をまとめたページを作り、そこだけ白い用紙にすればよかったかも?
今回の同人誌としては、文章を読みながら写真も確認してもらいたいなと思って、全体を白い用紙にしてところどころに画像を配置する形にしましたが、巻頭にまとめるなどしてそこだけ白い用紙、文章はクリーム色の用紙にするなどしてもよかったかも🤔
・カバーの赤色が思った赤色じゃなかった
これは私が画像編集ソフトとか、CMYKとかRGBとかに詳しくないので仕方ないと割り切ったのですが(割り切り2回目)、カバーの赤色が思った赤色ではなかったですね🤔
画面上ではもっと真紅みたいに見えていたのですが、実物は朱色っぽい赤です。
自問自答ガールズの同人誌・ZINE、たくさん読みたいな🥰
今回の同人誌作成の流れをざっと記事にしましたが、いかがだったでしょうか。
なにか参考になる部分があれば幸いです!
ガールズの同人誌・ZINEがたくさん増えて、たくさん読めることを願っています🙏💫
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