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龍の宮物語。

こちらは久々の更新になってしまいました。
しかも七海さん関連の話じゃないし…す、すみません…綺伝の感想もずっとちょこちょこ書いてるんですけど全然まとまらなくてですね…そっちも近いうちにきっとアップします…。

さて、このたび『龍の宮物語』のBlu-rayが発売されましたね!

大好きな作品なので、発売が発表された時は大歓喜でした。
と言っても本作が上演されたのは2019年の11月末から12月の頭。私はその頃まだ宝塚に出会っていません。
実はとある理由で何か瀬央さんの主演作を見ようと思って、たまたま選んだのがこの作品でした。
それが今年の5月頭だったかと記憶していますが、この2ヶ月ちょっとの間でアマプラで3回借りて20回くらい観ました。全てが好きすぎました。

もうね、ビジュアル見た時から「こんなん絶対好きじゃん」って思ってたんです。

和風ファンタジー・異世界もの・神秘的な世界観・悲恋・主人公が色白黒髪薄幸儚げ書生姿で闇落ち・愛の重い美形兄弟・男同士の熱い友情…
こんなさぁ…オタク(主語がデカい)の好きなもの全部集めました!みたいなさぁ…好きです……!

おっといけない。ついオタクな自分が抑えられなくなってしまいますが、最初は自分なりの簡単な考察?と真面目な感想をね!書こうと思います!
※でも15回目くらいまでは考察とか何も考えずにただただ世界観に浸って見ていましたし、そもそも考察が得意でもないのでただ好きなポイントを列挙するだけで、大したことは言ってないです。
お前の考察なんかいらんわって方は目次の「登場人物について」辺りからお読みくださいませ。
オタクの叫びは最後に書き殴りますので、もしお時間とご興味があれば読んでみてください。馬鹿なことばっかり言ってますが。

作品について

『龍の宮物語』概要

『夜叉ヶ池』伝説と『浦島太郎』伝説を元にした異郷訪問譚で、作・演出は指田 珠子先生。
夜叉ケ池と呼ばれる山奥にある池のほとりで、山賊に襲われている女性を助けた書生の清彦。その礼にと連れて行かれたのは池の底にある御殿「龍の宮」であった。実はその女性は龍の宮の主人である龍神の妻で、「玉姫」と呼ばれていた。
清彦は龍の宮で手厚い歓待を受けるが、玉姫には別の目的があって……というのが大まかなあらすじです。
時代は明治中期~大正に掛けて。伝説や神話が息づく時代が少しずつ遠ざかり、文明開化が推し進められる日本が舞台です。

原作など

登場人物の名前や筋は多少違いますが、原作と言えるであろう泉鏡花の『夜叉ヶ池』のリンクを貼っておきます。

『夜叉ヶ池』には出てこない龍神兄弟の火照・火遠理って変わった名前だなと思っていたのですが、『古事記』『日本書紀』に同じ名前の神様がいるそうで、更にはそちらにも竜宮城伝説があるそうで(と言うか記紀が竜宮城伝説・浦島太郎伝説の元になっているのか?※後日きちんと調べます)、何ですかもう、関連作品を掘り出したらキリがないじゃないですか。めちゃくちゃ楽しい。
とりあえずWikiのURL貼っておきます。 山幸彦と海幸彦 - Wikipedia

※以下ネタバレがありますので未見の方はご注意ください※






プロローグ(冒頭)の魅せ方

ここからは特に好きなポイントについて書いていきます。
一幕・二幕共に冒頭がとても美しく印象的で、がっつり心を掴まれました。最初のインパクトって大事ですよねぇ。

一幕冒頭

一幕のプロローグを最初に見たときに思ったのは、歌舞伎の「だんまり」みたいだな、ということでした。

和物だからというだけではなく、主要な登場人物が全て出てきて無言で演じ踊る様子だとか、その短い時間の中に作品全体のストーリーが要約されている点がそう感じさせたのだと思います。
ただ作品の神秘的な雰囲気や、衣装や出演者の面々の華やかさが楽しめるだけでなく、登場人物の関係性やどういったキャラクターかがわかる構成で素晴らしいなと感じました。

二幕冒頭

二幕冒頭は一転して主要登場人物でない洋装の人物の登場が多く、激しい曲調・ダンス・暗い照明で時代の流れに翻弄される清彦を表現したのではないかと感じました。
洋装の百合子と和服の玉姫の対比も印象的で、淡い恋心と穏やかな思い出のある百合子はゆったりとした曲調(ヴァイオリンの思い出の曲)で登場するのに対し、激しくなる曲調の中で和服の玉姫が現れることで、その異質さと千年以上も続く因縁を暗示しているのでしょうか。
玉姫の衣装や振付について気になった点は次の項目で触れます。

歌舞伎要素

前述の「だんまり」以外にも歌舞伎の要素を感じる点が多々ありました。
※パンフレットと当時の歌劇・グラフは読んだのですが特に言及されていませんでしたし、指田先生のお話を伺ったわけではないので、全く根拠のない個人の感想です。私が歌舞伎好きなので勝手に共通点を見つけて楽しんでいるだけです。
演出家の先生のお話を聞く講座とかあったら本気で参加したい…聞いてみたいことが多すぎる…。

閑話休題。『龍の宮物語』を見て具体的に思い浮かんだ演目は『鷺娘』と『京鹿子娘道成寺』でした。
両者に共通するのは“人と人ならざるものの恋”を取り扱っていること、そしてその恋が成就しないことです。

鷺娘

二幕冒頭の玉姫とのシーンで、清彦が膝をついた状態で仰け反る振付があるのですが、鷺娘にも鷺の精が地獄の責めに苦しんで「海老反り」をするシーンがあります。
清彦と玉姫の因縁、そして玉姫への思いによる苦しみを、鷺の精の苦しみに重ねているのかと思ったりもしました。

鷺娘の概要

参考映像(0:40頃に海老反りのシーンがあります)


京鹿子娘道成寺

泉鏡花の『夜叉ヶ池』ではキーアイテムとして“鐘”が登場するのですが、泉鏡花も「道成寺もの」を意識したのかなと感じる場面が随所にあります。

鐘さえなくば盟約ちかいもあるまい……皆が、あの鐘、取って落して、微塵みじんになるまで砕いておしまい。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3407_19566.html
泉鏡花『夜叉ヶ池』

姫、するすると寄り、颯さっと石段を駈上かけのぼり、柱に縋すがって屹きっと鐘を――

https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3407_19566.html
泉鏡花『夜叉ヶ池』

再び凄すさまじじき電いなびかりに、鐘楼に来り、すっくと立ち、鉄杖てつじょうを丁ちょうと振って、下より空さまに、鐘に手を掛く。鐘ゆらゆらとなって傾く。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3407_19566.html
泉鏡花『夜叉ヶ池』

『龍の宮物語』には鐘は登場しませんが、池に清彦を誘い込むために人に化けた龍の宮の面々が、『京鹿子娘道成寺』の大蛇が人間に化けて恨みを果たしにくるという筋書きを彷彿とさせます。こちらにも海老反りのシーンがあります。
二幕冒頭の玉姫の着物ですが、歌舞伎において赤は(特にお姫様役が着用する場合)激情や恋に身を焦がす様子を表現する色なのですよね。『鷺娘』『京鹿子娘道成寺』でも赤い着物を着ています。玉姫の着物の柄にも何か意味がありそうなのに、映像だとよく見えないのが残念です。

そして玉姫の髪を下した姿が本性を現した後の花子や鷺の精に重なるのですが、玉姫自身にも玉三郎(坂東玉三郎)さん味を感じると言いますか…お化粧や役の雰囲気がとてもよく似ているなと思いました。
もしかしたら参考にされていたりするのかなと勝手に思っているのですが、どうなのでしょう。

※7/8追記
このnoteを書いた後にナウオンを見たら、参考資料として坂東玉三郎さんの『夜叉ヶ池』『海神別荘』をご覧になったと仰っていて!やっぱり!と叫びました。おおお嬉しいー!

京鹿子娘道成寺の概要

参考画像


その他の歌舞伎要素

作中の“麦つみ”は実際にあるお座敷遊びなのですね。

舞台では一部を抜粋して歌っているようですが、その中に
“たずねきてみよ しのだの森の 恨み葛の葉”
というフレーズがありまして。
歌舞伎には『葛の葉』という演目があり、これも人ならざるものが出てくるお話です。
お座敷遊びは他にも沢山ある中で、あえて麦つみを選んだところでも指田先生は歌舞伎がお好きなのかなと思ったのですが、真相は知る由もないのが口惜しいですねえ。

葛の葉の概要

…と、このような感じで半ば無理やり自分の趣味との共通点を見つけて(こじつけて)楽しんでおりました。実際のところ全く関係なかったらすみません(^^;)

玉匣と羽衣

作品を最後まで見てまず疑問に思ったことは、
・玉匣の呪いとは何だったのか
・清彦が最後羽衣を持って行くのに玉匣は置いていくのはなぜか
の二点でした。

玉匣

浦島太郎伝説は、浦島太郎が地上に戻ると何十年もの月日が経過しており、更には乙姫からもらった玉手箱を開けると白煙に包まれて一瞬で年を取ってしまう…という結末がほとんどです。
『龍の宮物語』では浦島太郎伝説と同じく、異界で過ごしていた数日の間に地上ではその何倍もの月日(玉姫曰く30年)が過ぎていました。
けれど清彦が匣を開けてもそこには何も入っておらず、ただ玉姫の声が響くだけで何も起こらなかったように見えます。清彦は年も取らず、龍の宮や玉姫の記憶も消えていません。

それは何故なのか。本当は何が起こるはずだったのか。
作品後半に玉姫が叫んだ言葉にヒントが込められているのではないでしょうか。

忘れていればいいものを、どうしてお前は思い出してしまったの
どうしてあの匣を開けなかったのだ

『龍の宮物語』

この言葉を聞いた時に、匣に込められた“呪い”とは清彦から記憶を奪うことだったのではないかと思いました。
そもそも単純に清彦自身の肉体的な時間が進むだけならば、その瞬間に死んでしまわない限りは龍の宮を訪れること自体は可能だと思うのです。
けれど夜叉ケ池や龍の宮に関する記憶がなくなってしまえば、清彦は再びあの場所を訪れることはないでしょう。
「会いたくば開けるな」は「忘れたくなければ開けるな」という意味ではなかったか。そして玉姫が死んでしまったために、呪いの効力がなくなってしまったのではないかと私は感じました。
そして最後に幽かに響いた声は、玉姫の強い想いの欠片だったのではないでしょうか。

羽衣

玉姫は羽衣で様々な想いを表現します。「触れることの許されぬ人よ」と歌う清彦が玉姫の腕の代わりに掴むのも羽衣でした。
きっと清彦にとってあの赤い羽衣は、玉姫の形見なだけでなく玉姫そのもののような存在だったのではないでしょうか。
匣は玉姫から与えられた大切なものではあれど、開ければ二度と玉姫には会えなくなってしまう恐ろしいものでもあったはずです。玉姫からも呪いと言われていましたし、いざ開けても何も起こらなかったことで清彦にとっては何も意味を持たないものになってしまったのではないでしょうか。
玉匣=呪い、羽衣=玉姫(とその想い)と仮定すれば、清彦が羽衣だけを持って立ち去るのは、呪いからは解放されて想いは残っていることを表現しているのではないかと思いました。

作品全体の感想

音楽奇譚という題目の通り、印象的な音楽で表現される神秘的な世界観が大好きです。セットやお衣装も素敵。龍の宮の背景が夢のように美しいのに、照明で一気に禍々しい雰囲気になったりするのもツボでした。

ストーリーもねえ、切ない悲恋ものって定番だけど好きなんですよね。
先祖と玉姫との確執によって命を狙われることになってしまった清彦が、その純粋な人柄でいつしか玉姫と心を交わすようになる。けれど二人は結ばれず…という悲しい最後ではあるのですが、個人的にはあの終わり方には救いを感じました。
と言うのも、もし私が脚本を書いたら清彦に玉姫を殺させて、その後は自害させてしまっただろうなと(こうして文字にすると陳腐さがひどい)。
けれど本作では清彦は生き残り、更にはその後も生きていく意思を見せてくれている…切ない中にも希望が見えた気がしました。清彦が天寿を全うした暁には玉姫が迎えに来てくれたらいいな、なんて思います。

登場人物について

さて、ここからは登場人物について雑感を書いていきたいと思います。本当は全員について書きたいのですが、さすがに多すぎるので主要メンバーのみに絞ります。真面目な考察はないです。

龍の宮メンバー

主要メンバーのみと言っておきながら、どうしても書きたくて…。
龍の宮の家来の皆様はそれぞれに個性があって魅力的でしたし、色鮮やかで華やかなメイクや衣装も素敵でした。
特に笹丸が健気で可愛い…あんな弟(?)が欲しい。
そして黒山椒道殿は指の関節どうなってるの?柔らかすぎない?指が長いのか?と思いながら見ていました。あんなの出来ないし出来ても攣りそう。

山彦

親友と思いきやまさかの祖父。そして孫思い。でも最初に夜叉ケ池の話が出た時にもう少し一生懸命止めてあげて(そしたら話が進まないけど)。
軽くて飄々としているように見えて、実は誰よりも清彦を思ってくれている人。チャーミングな一面もあって、すごく魅力的でした。
百物語の時に清彦の袖を掴むのが(怖がっている以外にも清彦を引き留めようとする意味があるのが分かった後も)可愛いオブ可愛い。
夢沈むの山彦ver.は聴く度に泣いてしまうし、表情に清彦への思いが溢れていて大好きなシーンでした。
一度池の底に行って時間が経ってから戻ってきたのがやまびこのようだから山彦なんでしょうか。そんなところもどうしようもなく好き。
これ当時生の舞台観てたら山彦清彦で薄い本……何でもないです。

火遠理

弟くんはお兄ちゃんのこと好きすぎんか?可愛い。
私がもうちょっと元気だったら弟と兄で薄い本書いt……何でもないです。
と言うか天飛さん当時研4とかですよね?演技もダンスも上手過ぎんか…?
特に台詞の言い方や強弱のつけ方がとても好きです。
最後龍神様と清彦が戦っているのを助けもせずに静かに見ている様子で、本当に人間がどうなろうと知ったことではないんだな…と背筋が寒くなりました。でも本来神様ってそういうものですよね。

龍神(火照)

怖いくらい美しい、と最初に見た時に思いました。人ならざる者の美しさよ。神様の威厳と神々しさと恐ろしさのバランスが素晴らしかったです。
清彦を最初に龍の宮へ招いた時のにこやかなのに目の奥が全く笑っていないところとか、玉姫が本来の姿に戻った後に表れてすごく静かに話し出すところが特に怖くて。大好き!斬られたい!と思いました。
水の精(または神力の具現化?)には玉水(白)と影法師(黒)の2パターンがありましたが、通常は玉水で、邪悪な…と言うか人に害を及ぼすような恐ろしい力は影法師で表現していたのでしょうかね。龍神様が力を使うときは殆どが影法師だった気がします。

玉姫

感情を抑えがちな役柄だからこそ、声色の変化での表現が見事だなあと思いました。特に好きなのが

何の変哲もないつまらない草
記憶にとまることなく
誰にも気付かれず咲いているような
ああこんなもの
忘れていればいいものを
どうしてお前は思い出してしまったの
どうしてあの匣を開けなかったのだ

『龍の宮物語』

の部分。
冷淡→動揺→悲しみ→嘆きの変化が素晴らしくて、切なかったです。
最期に清彦を守ることが出来て、そしてようやく全てから解放されて安心したように笑う表情がとても綺麗。
カテコでの笑顔の登場と、本編では結ばれなかった二人がショーで幸せそうに踊っている姿に涙腺が崩壊しました。

清彦

清彦さんは優しくて強い人だなと思いました。
普段は真面目で穏やかでお人好しで優しすぎるくらいの人なのに、芯は強いと言うか。
見知らぬ人が山賊に襲われていて多勢に無勢とわかっていても助けずにはいられない、そして自分の持つ有り金全てを差し出せる優しさ。
いつもどこか楽しげではない玉姫を気遣う優しさ。
自分の命を差し出すのは厭わないのに、愛する人の命を奪えない優しさ。
人と争ったことが滅多にないのに玉姫のためなら神とも戦う強さ。
そして愛する人の後を追わない強さ。

「雨降る日、必ずあなたのことを思い出すよ」という台詞がありますが、二度と会えない愛しい人を思い出すことはすごく苦しいことだと思うのですよね。それこそ忘れてしまえたらどれほど楽かと思えるほどに。
それでも忘れないという選択をする清彦さんの強さが大好きです。

萌えを語る

さて、そろそろよろしいでしょうか。ここからは正気をかなぐり捨てて萌えを語りますよ?え?今までも漏れてました?これでもかなり抑えてたんですよ?
まあまずは公式のサンプルムービーをご覧になってくださいませよ。

ご覧になりました?なりました???
もう何回でも見てくださいよ何度見ても飽きないでしょう?素晴らしいでしょう???
最初に見た時にですね、もう振り返った瞬間に優勝してるじゃん!!!って叫びました。ついでに拍手もしました。もう最高、最高だよ清彦さん。

何が素晴らしいって色白黒髪儚げかつ透明感のある書生姿ですよ!しかも和傘というこれまたオタクのツボを押さえた小道具付き!はぁー?何それ大好物ですが!!!
おまけに瀬央さんのお声が明朗で真っ直ぐで透明感があって、お役にピッタリじゃないですか。
出だしでこれだけ好きポイントが渋滞してるんですもん、そりゃ20回観るわ。それでも全く飽きない。これは困った(困らない)。

困ったと言えば、何せ人が良い清彦さん、困った顔させたらピカイチですよね。ご友人方がからかいたくなる気持ちがよくわかります。
百合子さんや女中さんに対して困ったように笑う表情とか、龍の宮に連れて行かれた時の不安げな表情とか、困惑しながらも麦つみに参加する時の表情とか、玉姫様の冷たい反応に戸惑っている時の表情とか水に落ちて気恥ずかしそうな表情とかとか!
すごい、こんなにも人が困った顔にときめくの人生で初めてかもしれない…と何か新しい扉を開いたような気持ちになりました。開いて良かったかどうかはわかりません。

そして好きな表情と言えば、初めて玉姫様の笑顔を見た時の清彦さんの表情ですよ。何ですかあの破壊力は。何であんな嬉しそうに…もう泣きそうなくらい嬉しそうに笑うじゃないですか…えええ…可愛い…(頭を抱えて床を転がるオタク)

更には!この!純粋を絵に描いたような清彦さんが!後半闇落ちするんですよ…!流れが完璧すぎじゃないですか。
指田先生本当にありがとうございます大好物ですごちそうさまですもういっそ菓子折り持ってお礼に伺いたいのですが劇団に行けばお会い出来ますか?(怖いし迷惑この上ないからやめなさい)(当然そんなことはしませんよ、念のため)

何かこうやって書くと私変態みたいですね?!(まごうことなき変態だよ)
大丈夫ですか読んでくださってる方ドン引きしてないですか。そもそもここまで読んでくださっている方はいらっしゃるのでしょうか。
私にドン引きして今後のお付き合いを考え直すことはあっても作品の素晴らしさには何の関係もないので引き続きこの作品を愛してくださいね?と最早誰の何ポジションなのかわからないことを思ったりしております。

少し真面目なテンションに戻しますと、清彦さんの純粋さや清らかさって、ともすると嘘くさく見えたり胡散臭かったりしてしまいそうなのに、瀬央さんは全く嫌みも違和感もなく演じられていてすごいなあと。
おまけに闇落ちした時の演技もすごく好みでですね…あの笑い方とか匕首突きつけられても動じないとことか刃物持って玉姫様に微笑むところとかね…とても良いですね…!
瀬央さんの演技を(画面上ではありますが)じっくり拝見するのは初めてだったのですが、すっかり魅入られてしまいました。

はー、もう本当に一人でも多くの方に見ていただきたい。アマプラか楽天のレンタル代なら私が払うので友人知人で見たい方がいたら教えてください。すぐにPayPayで送金するんで。そして作品が気に入ったらBlu-ray買ってください。
私もこれから何度もBlu-rayを見返すことでしょう。ちょっとした思い付きからこんなに素敵な作品に出会えたことを幸せに思います。

Blu-ray発売を機に、より多くの方にこの作品が届きますように。
発売本当におめでとうございます!

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