留学は人生の思い出づくり
「留学」
私はこの言葉に、漠然とした憧れがあった。
そして、私は
人生で三度の留学を経験することになる。
留学の目的は?
私はいつも唐突な人間だ。
だから、家族には、人生三度の留学の意思を、いつもぎりぎりになって伝えていた。
「突然ですが、留学します!」
と・・・。
すると、こんな答えが返ってきた。
「留学して何をするの?留学は何のためになるの?」
正直、今の私にとってこの質問はナンセンスである。
というのも、基本的に留学の目的は「人生の思い出づくり」でもいいと思っているからだ。
でも、当時の私は留学にはしっかりとした目的意識が必要であると考え、必死になって社会的に正当である留学の目的を両親に伝えた。
目標になかなか到達できない自分との葛藤
「留学をしたい」と思う背景には色々な思いがあることだろう。
きっと、大きな夢や目標があり、がんばるぞー!と、やる気いっぱいに満ち溢れ、日本を出発する人が多いことだろう。
しかし、現実はどうだろうか。
2ヶ月、3ヶ月、半年と時が過ぎていくなかで「あれ?」と思う人が多いように感じる。
一生に何回経験できるかわからない留学生活。
なんで英語力が伸びないんだろう?
なんで外国人の友達ができないんだろう?
なんでこんなに授業についていけないんだろう・・・?
こんなペースでは、自分の目標に到達できないかもしれない・・・と。
留学は人生の思い出づくり
今、私は人生で三度目の留学を経験している。
そんな私が思うことは、結局、留学とは自分の思い描くようなサクセスストーリーはなかなか描けないものであるということだ。
そんな思いでは、はじめから留学での学びを諦めているじゃないか!と喝を入れられそうだが、私は、それくらいの気持ちのゆとりを持って留学に向かっていった方がいいと思っている。
それでは本末転倒だ。
だからこそ、留学は人生の思い出づくりのためと考えていれば、だいぶ気持ちが楽になる。
最低限、日々を一生懸命に生きていたら、留学で得られた結果がどんな結果であれ、その毎日はきっと素敵な人生の思い出となる。
そう、留学は他の誰にも語ることのできない、自分だけのオリジナルな人生のストーリーなのだ。
だから、「留学へ行くために一生懸命に資金を確保して、一生懸命に英語の勉強をして、留学先で毎日を必死に過ごす」そんな思い出を作り上げただけで、留学は大成功なのではないだろうか。
自分がおばあちゃんになった時
私はよく自分がおばあちゃんになった時のことを想像する。
私がおばあちゃんになった時、きっと私にとって、留学という思い出は私の誇りになっているような気がするのだ。
だって、留学は楽しい日々だけではないですから。
辛い時も悲しい時も、たくさんあるわけなのです。
きっと、総じてシンドイ日々の方が多いかもしれません。
でも、それを乗り越えた上で、あの時はこうだったなぁと笑って語れるようになっている私はきっと留学にチャレンジしたことに何にも後悔はしていないと思うわけなのです。
もし、この記事を読んでいる読者さんが、留学に興味があるのであれば、人生で一生忘れることのできない数年間の留学という名の思い出を一緒に作ってみませんか?
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