学ぶことの楽しさ。
「学ぶこと」
それは、本来であれば楽しい営みだと思う。
それなのに、現代では、学ぶこと、あるいは、勉強をすることが苦痛に思われやすい。
いつまでも勉強を続けられる人は、すごい人であると思われたり、奇異な目を向けられたりすることもあるだろう。
私もよく言われることがある。
「勉強が好きなんだねぇ」と。
そのたびに、違和感を感じる。
知らないことを知るという行為は、とても楽しいことであるはずなのに、なぜ人々は、学びに対して嫌悪感を持つのだろうか?
きっとそれは、現代の学びが、学びの本質から外れてしまっているからなのではないかと感じる。
今の私たちは小さい頃からテストを受け、序列化され、テストの成績に応じた学校に分けられている。
良い学校に入るための営みに「学ぶこと」あるいは「勉強をすること」が目的化されてしまっている気がする。
勉強が好きな子、テストでいい点数が取れる子が、「良い子」として認められ、学校の勉強が苦手な子、テストでは点数が取れない子は「問題である」と思われてしまう。
現代はそのような世の中であり、私たちは貴重な10代という時間を、ずーっと、このプレッシャーと戦わされるものだから、「勉強は辛いもの」と自然に思ってしまうのも仕方がない。
でも、私たちは普段の生活の中で、自然と「なぜだろう?」と思うことに、たくさん遭遇しているはずだ。
そして、それがわかった時、「なるほど!」とスッキリとした気持ちになり、嬉しくも思うであろう。
もしくは、こんなことができれば良いのになと憧れを持つこともあるだろう。
そんな時に、学びを通して、その憧れていた事が自分でもできるようになった時、私たちは達成感も感じるはずだ。
本来、学びとは、そういう魅力的なことなのではないだろうか。
私はそう思っている。
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