【簡単解説】どのSNSをえらぶべき?特性にあわせたビジネス利用
狭山市ビジネスサポートセンター略してSaya-Bizで、
ITアドバイザーをしています、磯部百香(isobe momoka)です。
Saya-Bizでは、狭山市を中心とした中小企業の皆さまのお悩みを解決するべく、さまざまな分野の専門家がご相談に乗っています。
ITアドバイザーの私は、主にSNSを使った発信のご相談、JIMDO(ジンドゥー)を使ったホームページ制作をお手伝いしています。
前回の記事で、SNSとは?という全体的な紹介をさせて頂きました。
今回の記事では、たくさんあるSNSの中でも、
利用しているユーザー数が多いものをいくつか選んで、それぞれの特徴をご紹介します。中小企業の皆様が、無料で気軽に使えるものを選びましたので、今後の情報発信に活かしていただけたらと思います。
よく使われているSNSってどれ?
ICT総研が2020年7月に実施したアンケート調査では、4,400人のアンケート対象者のうち8割以上の人がSNSを利用しているという結果が出ており、利用率のトップ5は下記のとおりになります。
LINE(ライン)で77.4%
Twitter(ツイッター)が38.5%
Instagram(インスタグラム)が35.7%
YouTube(ユーチューブ)が23.2%
Facebook(フェイスブック)が21.7%
(2020年度 SNS利用動向に関する調査:https://ictr.co.jp/report/20200729.html)
投稿の特徴
上記のSNSをもう少し詳しくみていきましょう。
Instagramは写真、YouTubeは動画を主に共有するためのSNSです。Facebook、Twitter、LINEは、文章、動画、写真など、様々な情報を共有できる多機能なSNSですが、Twitterは一つの投稿あたり基本140文字という文字数制限があります。
Facebook、Instagram、LINEについては、個人で使用するアカウントとは別に、企業や個人事業主がビジネス用に使える「ビジネスアカウント」があります。
ビジネスアカウントは、個人アカウントにはない広告や分析機能など、ビジネスに活用できる機能が色々ついています。
Facebookのビジネス用アカウントをFacebookページ、LINEのビジネスアカウントをLINE公式(ライン公式)などといいます。
LINEはビジネス利用の場合、無料〜月15,000円のプランがあり、プランによって投稿できる回数に制限があります。
主なユーザー層
SNSは、幅広い方が使っていますが、年齢やライフスタイルなど、主に使っているユーザー層に違いがあります。
YouTubeをよく視聴しているのは、幼児〜高齢者まで幅広いようですが、動画を投稿しているのは30代〜40代が多いのが特徴。
Instagramは20代〜30代の女性、Twitterは大学生〜30代の男性と子育て中の主婦、Facebookは30代後半〜50代で特に個人事業主やフリーランスが多いと言われています。
LINEは小学生〜高齢者まで幅広く活用され、ビジネス利用もここ数年で急増しているようです。
それぞれ使っている方の特徴にはかなりの違いがあるのがわかりますね。
特徴に合わせた使い分け
ユーザーが違うということは、それぞれの特徴に合わせた使い方をすることで、より効果的になるということです。
Facebookページは、Googleなどの検索にも載りやすく、また周辺地域のFacebookユーザーと繋がりやすい傾向があり、新規客の獲得にも向いています。ただし、Facebookを使っていない人にとっては敷居が高く感じられます。
Instagramは画像用SNSなので、見た目のデザイン性が高い商品の販売には最適です。ぱっと見てわかりにくく、説明が必要な商品・サービスには向いていません。検索結果には出にくく、ターゲットはInstagramユーザーに限られます。
Twitterは、文字数の制限はありますが、一つの投稿の続きとして複数の投稿をまとめることで、長い内容を伝えることができます。
同じトピックのTwitter投稿をまとめて紹介する「まとめサイト」「まとめ記事」などが存在し、そこで紹介されると一気に拡散されます。情報量が少ないので気軽に投稿される傾向があり、最新の情報を一番手に入れやすいのがTwitterです。
YouTubeは検索にも出やすく、アニメーションや動画を使って技術やサービスを紹介することができ、静止画では伝わりにくい時間軸のある情報を伝えるのに最適です。活用するためには、動画の撮影・加工技術が必要になり、投稿したい動画の内容によっては、動画制作やITスキルのある担当者が必要になります。
LINEは、上記4つのSNSと違って、友だち登録した人にだけ情報発信できるSNSです。あらかじめ繋がっている相手にしか情報を発信することができないため、新規の顧客獲得よりは、来店客や既存客との繋がりを密にしていくことに向いています。
どんなビジネスに合っている?
こういったそれぞれの特徴をみていくと、実際にどんなビジネスとの相性がいいのかが見えてきますね。
Instagramは写真映えする商品や飲食店、ネイルサロンやヘアサロンなどデザインが価値を持つサービスに向いています。通販サイトとの連携がしやすいのも特徴です。
YouTubeは、レッスンや講座、塾、マッサージなど、実際の体験が購入に繋がるサービスに向いています。
Twitterはどの業種にも向いていますが、短い投稿がどんどん流れてくるため、マメな発信(毎日数回)が必要になる為、それが可能な担当者がいるか?(もしくはご自分ができるのか)が判断材料になるかと思います。
Facebookは地元に密着しやすいSNSです。近隣のお客様をメインにしている業種やFacebookの主な利用層であるフリーランスや個人事業主をターゲットとしたサービスに向いています。
LINEはリピート率を上げることが大事になる業種に向いていますが、登録者数や配信数が多くなると有料プランにする必要があるため、顧客数が多い場合は注意が必要です。
SNSの選び方
SNSも流行りがあり、新しいSNSも次々と出てきています。
今回お伝えしたのは2021年1月時点での情報ですので、今後、ユーザー数や利用している層も、時とともに大きく変わっていきます。
使用するSNSを選ぶ際は、最新の情報・状況を確認して、最適なSNSを選ぶことも大切です。
どんなSNSを使ったら良いか迷ったときは、ぜひSaya-Bizに相談してくださいね。
🖋この記事を書いた人
磯部百香(いそべ ももか)
ITアドバイザー
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埼玉県生まれ。美容サロン・エステ専門のHP制作会社を立ち上げ、WebサイトやSNSを利用した集客を得意とする。品川区の創業支援センターで専門アドバイザーを務める中で、中小企業の活躍が地域の活性化に繋がることを経験。ITを苦手としている経営者のネット活用をサポートすることで、地域の中小企業の発信力強化と販路拡大の提案をしていく。
🍃🍃🍃 最後に 🍃🍃🍃
狭山市ビジネスサポートセンターは、ビジネスに関するお悩み相談や、課題解決につながるご提案で、地域の事業者および起業を考えているみなさまをしっかりサポートいたします。何度でも、無料でご相談いただけますので、気軽にお問い合わせください。
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