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留学帯同妻のひとりごと ―駐在妻マウントは本当にあるかー

こんにちは!
 Noteに書く記事に一貫性が無いように気もするけれど本日は看護と全くないお話。ずばり駐妻マウントはあるかについて。

 私が渡米前とても恐れていたのが日本人の駐妻の方々とのお付き合い。どうしてかというと渡米前の情報収集でSNSを見ていると、駐妻マウントについてのエピソードがそれはもうわんさかあるのです。仲間はずれにされた、無視された、会ってすぐご主人の役職を聞かれた、毎週お茶会が開催されるetc…

 結婚してから育休中以外はずっと働いていたので、そもそもママ友とのお付き合いもそんなに密ではない環境で過ごしてきた私にとっては未知の世界。悪い想像ばかりが膨らんでネットサーフィンがやめられない夜をすごしておりました。

 そしてニューヨークに来て1年が過ぎて言えることは、少なくとも私の周りにはそういう人は全くいないということ。でもこれは、企業駐在と留学帯同の違いかもしれないです。私が暮らしているエリアはとても日本人が多いので、子供の年齢が近かったり、学校が同じだと必然的にママたちとも交流が増えます。夫の都合で連れてこられた妻たちは同じ悩みを共有しているので団結力も高く、本当に支え合ってアメリカを生き抜いている感じがあります。私も支えられているところがたくさんあるし、なにより母国語でスムーズにコミュニケーションがとれて情報交換ができるだけでもものすごく気が楽です。私の住んでいるエリアは日本人は多いけれど、それぞれの背景が異なるのでうまくいっているというのもある気がします。(同じ企業駐在でも、ご主人の会社や部署が異なる。)なので、同じエリアに住んでいても私のように研究留学の帯同でヒーヒー言いながら働いている人もいれば、ご主人の会社のビザの関係で働きたくても働けない人もいるし、帯同中はもう働かないで充電期間にすると決めてきた人も、もともと専業主婦でこちらでもそれを継続しているだっています。ありきたりだけど、みんな違ってみんな良い。むしろそんなに背景の違う人たちが、アメリカと日本の違いや子供の教育のことで共通の悩みを分かち合えるというのはここでしかできない経験なのではないかと感じています。

 お友達に話を聞いても、やはり同じ会社で同じ部署の奥様たちが集うコミュニティだと色々トラブルがあるようです。共通点が多いことは仲良くなるきっかけでもあるけれど、相手の状況が見え過ぎてしまう(経済力とか、仕事の忙しさとか)ので比べてしまうのかもしれませんね。

 ということで、私のケースで言えば駐在妻マウントはなかった!という結論になりました。(まだわからないけどね?)

 私はたまたま子供達を通じて出会った方々がとても良い人たちだったのでトラブルはないけれど、日本人が多いと言われている私のエリアでさえ、わが子と同じ学年にいる日本人は5人に満たないので合わないと思ったら交流しないことだってできると思います。あと、もちろんだけど日本人以外でもお友達はできる。

 会社関係のお付き合いは交流を断つわけにはいかないと思うので、そのストレスを発散できるなにかを見つけられると良いですよね。    

 私はアメリカに来て最初に働いたところが自分に合わなくて、適応障害のような症状がでました。(動悸や不眠)それから自分がストレスを感じているかどうかに敏感になった気がします。今までは職業柄、人の体調やメンタルはとても気にしていたのですが今回の留学帯同で初めて自分のセルフメンタルケアについて考えさせられました。外国で生活しながら子育てするのはそれだけでめちゃくちゃ大変なことです。それをこなしている私たちは本当に偉いです!でもだれも褒めてくれないんですよね。今までは仕事をしていたからなんとなく認められている感じがあったけれど、それがなくなったとたん自己肯定感は下がっていく一方でした。そんなわけで最近は、ストレスを感じていると思う時は意識的に休んだり、楽しいと思えることをしています。ダラダラしたり、ゲームしたり、テレビをみたりして1日を溶かすこともよくあります。英語も勉強しなくちゃいけないし、仕事だってまだまだ精進が必要だけどずっと全てを頑張り続けるのは私にとっては過酷なことなのです。肩の力を抜いてリラックスしないと、まだ数年残っている海外生活を走りきれません。

 せっかくの海外生活だからこれもあれも経験したい!英語も頑張りたいし、キャリアを諦めたくないからスキルアップもしなくては。と意気込む気持ちはとてもよくわかります。(特に渡米したての頃は私もそうだった。)それらを全部頑張れる人ももちろんいると思う。でも私は頑張れない人だったし、それに気がつけてよかったなと思う。もしかしたらこのゆるっとした期間を経てまたエンジンがかかるかもしれないし、アメリカにいる間はもう省エネで生きるかもしれない。それを選択できるということを知っているのが大切だなと改めて感じます。

 

駐在妻マウントの話だったはずがストレスマネジメントの話になっちゃったけど、私のように渡米前に怖がっている人がいたら少しでもその人の助けになりますように。

 

ではまた。

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