大好きな人
今の仕事は営業なので、色んな担当企業に訪問に行きます。
人事向けサービスの提供をしているので、
基本相手は企業人事ご担当者様。
お話するだけで、どういう企業かわかる。
会社の不満ばかり言う人、会社のいいところを挙げられない人、本当に人事やってて大丈夫?と他人事ながら心配になる。
逆に自社の良さを明確にお話いただける人、上司・社長を心から尊敬している人、素敵な企業だなぁ〜と思う。
今日行った企業。
人事部長様が新任で就かれたとのことでご挨拶。
担当者と部長様と話していると、専務登場。
「うちのすごい優秀な人を担当にしたので、今まで通りには行きませんよ〜(笑)」と。
・めちゃ多忙だろうに、わざわざ専務が挨拶しにきてくれる
・この発言は自分より優秀だから、今までより手強くなるよ、ということを表現している。つまり自分より優秀だと部下を褒めている。
・部下も完全に上司を尊敬している。
これらの点から、本当に素敵だなぁ〜
本当に大好きだなぁ〜と思う。
正直担当者はいつもいっぱいいっぱいだし、
いつもレスポンス遅いくせに、急な依頼が多い。
でも部下を信じ、尊重している専務。
あなた本当にかっこいいよ。
こういう人が数人いる。
この企業のこの人素敵だなぁ〜と思う人。
そういう人に出会えたことは、
本当に貴重な経験だったなぁと思う。
だからこの仕事が好きなんだと思う。
仕事も大好きで、まわりの人もいい人で、
辞める理由ないんじゃないかと悩んでたけど、
ある転機があり、今は辞めることに前向き。
それは突然の後輩(前職)の死。
まだ32だった。
本当にアイドルになれるくらいの美人で、
かつ性格もめちゃめちゃいい子で有名だった。
素敵な旦那さんと可愛い子供が2人もいた。
そんな誰からも愛される子の突然の死。
人はいつ死ぬかわからないし、全力で生きようと思った、というのは言うまでもない。
お通夜で前職の仲間に会い、同じような立ち位置にいた仲間がものすごく出世していた。
割と大きな企業の重要ポジション。
今までの私なら、羨ましいと思ったはず。
この人達と比べて劣等感を感じたはず。
でも実際は全く羨ましいと思わなかった。
むしろこうなりたくないな、と思ってる自分がいた。
うまく説明出来ないけれど、大企業の重要ポジション、
中間管理職に興味が芽生えなかった。
むしろ親の仕事継いで、いがぐり坊主姿で現れた後輩や、好きなこと仕事にしてるんだかヤカラみたいな出で立ちで現れた後輩に魅力を感じた。
なんか自分の信念貫いて突き進んでいる感じ、
かっこいいな、と思った。
そう思ったら、なんで悩んでいたのわからなくなった。
このまま仕事して、多少出世したとして、
それが私の理想なのだろうか?と。
今の仕事が好き、今の仲間が好き、
でもその延長に私のGOALはない、
と明確に思えた。
私のGOALが明確になったわけではないが(笑)
でも違うと分かったことに未練は無い。
私は会社員でなかったことがなかったから、
会社を辞めることが怖かったのだろう。
だから不安で悩んでた。
しかし今は希望でしかない。
自分に何が出来るかわからないけど、
自分の可能性を自分が信じなくて誰が信じる?
という感じですな。
会社員の最後が好きな仕事でよかったなーと思えるくらい今はクリアになった。
モヤモヤから救ってくれたのは、亡くなった後輩なのかもしれない。
気付かせてくれた後輩の命日を忘れないようにカレンダーに登録。
9月27日
この日は毎年手を合わせて初心に立ち戻る日にしようと思う。
ありがとう、ゆうなちゃん。
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