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悪魔の子と言われた。

大好きな韓国ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」の大好きな場面。
大学受験を控えた娘に父親がこう聞くんです。
「お前の夢は何かな?どんな人になりたいんだ?父さんが後押しするから言ってみろ。」
もうこの台詞に滂沱の涙です。

私は親に将来の夢なんて、一度も聞かれた事がないです。
母親が信仰していた宗教の宣教師になる事以外、選択肢は無かったから。それ以外はすべてが悪でした!!!

私は中学に入った頃から、その宗教からの離脱を懇願しました。
ですが、それを止めるなら、食事は与えないし、家からも追い出す。生きようが死のうが私には関係ない、あなたはサタンの子だから。
そう言われて、仕方なく宗教行事に参加し続けました。
その頃は児相なんてものはなく、しつけと虐待の境界線などありません。
体罰など日常のこと。酷い環境でした。父親はいつも見て見ぬふり、仕事さえしていればいい、そういう時代でした。

私の夢は小学校の先生でした。学校の先生がみんな優しくて、大好きでした。自然と勉強もきちんとやる子になりました。
母親はたびたび私をサタンの子と呼び、罵しるばかりでしたが、学校の先生は私をたくさん褒めてくれました!!!
それがどれほど、子供心に救いだったか!!!

自然と私も先生と言う職業に就きたいと思っていましたが、大学に行きたいと言う希望は当然の如く、却下され、夢など叶うはずもなく。
高校でさえ、お願いしてなんとか行かせて貰ったくらいです。

そんなこんなで、私は夢を聞いてくれる親に憧れました。
なので、私は自分の息子には割りと小さい頃から、大きくなったら何になりたい?と良く聞いてました。
歳によって、返答は変わったりもしましたが、最終的には息子はなりたいと言っていた職業に今、就いています。私は息子の夢を全力でサポートしました。

私は息子を通して、自分の夢を叶えたような気持ちになっています。
息子には感謝いっぱいです!!!

子供の頃の夢はなんでしたか?
それは叶いましたか?

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