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10月期注目ドラマ

またもや久しぶりのnoteですが、10月期スタートドラマがまた豊作で面白そうなので、書いてみようと思います。
あくまで個人の感想なので、ぬるい感じで見ていただけると助かります。
だいたい2〜3話を見た感じの感想です。


若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-

10/6(日)スタート。
タイトルおよび原案は、ルイザ・メイ・オルコットの「若草物語」から。
現代に生きる町田家4姉妹の成長物語として、描かれています。主人公は次女の涼(堀田真由)。恋多き母が反面教師で、恋愛や結婚には興味がない。かたや、長女の恵(二村紗和)と四女の芽(畑芽育)は彼氏がいて、三女の衿(長濱ねる)は涼の一番の理解者でありながら、失踪中…というちょっとしたミステリー要素もあります。
私は涼の考えに共感して、今時結婚だけが女の幸せじゃないし、と思ったりもしていましたが、脚本業界の重鎮・黒崎(生瀬勝久)が1話で言い放った「今でも大多数の女性は恋愛して結婚してるし、自分が若手女性の代表気取るな(要約)」的なことを言ったのがめっちゃ心に刺さりました。生瀬さんが絶妙な嫌味加減で涼を追い詰めてくるところが、コメディチックになって見ていて嫌な感じがしません。
また2話でこちらも、脚本業界のヒットメーカー・大平かなえ(筒井真理子)がたまたま書いたラブストーリーの脚本が注目されただけで、本当はホラーとスプラッタが大好きで、恋愛経験も乏しく、初恋を何度も焼き直して脚本にしている、と涼に告白するシーンがすごく印象的でした。
0から何かを生み出す人はそれぞれに様々な苦悩を抱え、命かけてやってるんだなぁということが分かります。
今後は大平かなえと涼の師弟関係、また涼に恋する最強スペック幼馴染・行城律(一ノ瀬颯)の関係、チャラ男っぽいのに実は苦学生!?な芽の彼氏?沼田(深田竜生)との関係も気になります。あと、やっぱり恵のモラハラ彼氏役の渡辺大知さんが光る君への印象強すぎて、軽薄な現代の男だと違和感凄い!でも彼もどうなるのか気になるところです。
あと主題歌のいきものがかり「ドラマティックおいでよ」めっちゃいい曲です。元気でる~~~!

海に眠るダイヤモンド

これぞTBS日曜劇場!骨太なドラマきましたな!って感じです。
第1話を見た感想ですが、これは山崎豊子の日曜劇場じゃん…!と思いました。昭和の端島(軍艦島)の炭鉱をめぐる、過去から現代へ続く物語。
これでもかという豪華な俳優陣、野木亜紀子脚本、塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサー、主題歌・King Gnu、全部盛りです…これ以上何がある(笑)
青春群像劇と思わせながらも随所にミステリー要素もちりばめられ、昭和の鉄平から現代の玲央へつながるためにどのようなドラマがあるのか…毎回放送見終わった後にえ…?どういうこと、これ何…?と考察が盛り上がること間違いなしです。事実をベースにしたフィクションは盛り上がること間違いなしで、こういうのも山崎豊子さんだなぁと思ってしまいます(大好きです)
みなさん誰が好きですか?私は文句なしで鉄平(神木隆之介)の兄・進平(斎藤工)です。鉄平には優しい兄の顔を見せ、父とは炭鉱で男の仕事をする。炭鉱所の兄貴分な存在で、無口だけどみんなに頼られている…最高ですね!でも、これから昭和時代は、悲劇っぽいので、覚悟して見ることとします。

宙わたる教室

10/8(火)スタート。
こういう窪田正孝を私は待っていた!(笑)
こちらも事実に着想を得た小説を原作としたドラマです。私は原作未読のままドラマを見始めたのですが、とっても面白いです。
特に1話ごとに違う生徒にスポットライトが当たり、それぞれが定時制高校に通う背景などが明かされ、科学を通して、学ぶことの面白さに気づいていく、そんな温かいドラマです。
特に第1話の主人公・柳田岳人(小林虎之介)がとってもカッコいい!金髪だったから気づかなかったけど、君は「ひだまりが聴こえる」の佐川なのね~~~と勝手に納得。
ぶっきらぼうだけど、目の奥が優しい、典型的なみんな大好きヤンキーだね!という感じで様々な定時制の生徒たちと科学を通してつながっていきます。
私も通っていた高校が2年生の時に定時制と同じ教室を使っていた経験があるので、2話で全日制の子にペンケースを捕られたと訴えられるところとか胸にくるものがありました。私の高校では、全日制の子は荷物を机に残してはいけない決まりになっていて、その分ロッカーを1つ余計に使わせてもらっていました(もちろん鍵付き)
伊東蒼さんが新宿野戦病院に続き、親に翻弄される学生を演じていて、やっぱり上手いな~と思いました。「火星の人」読みたくなった。木村多江さんみたいにちょっと悲壮感が漂う役者さんになりそうな感じがしました。

天狗の台所season2

10/22(火)スタート。こんないいドラマがあるなんて、誰も教えてくれなかった!?
何食べ、つくたべ、かしましめし…料理が絡むドラマは大好きなのですが、season1を見逃したことをこれほど後悔したドラマがあっただろうか…原作も一気読みしてしまいました。
美しい風景、おいしいごはん、丁寧な暮らし…誰もが憧れるけど、なかなか継続するには難しい生活。ゆっくりとした時間、温かい食卓と家族。
少年が青年になり、世の理を少しずつ知る、そんな時間を私たちも見守っている、そんな気持ちです。
見ていて本当に癒されます。season2の冒頭でseason1のあらましをだいたい振り返ってくれるので初見でも置いていかれることはないと思います。塩野瑛久さんが演じる有意の絶妙なチャラさ加減が最高です(笑)寝る前にゆっくり見たい、そういうドラマです。

ライオンの隠れ家

10/11(金)スタート。
こちらも本当に毎週楽しみにしているドラマ。
柳楽優弥さん、坂東龍汰くんもともと大好きな俳優さんでしたが、さらに好きになりました。また、子役の佐藤大空くんが素晴らしい!1画面に登場する登場人物が多くないのに、いつも重厚なドラマを見せてくれるのは俳優さんたちの確かな演技力あってのことだと思います。
こちらもホームドラマにミステリー要素があり、異母兄弟・愛生の生死の行方、たちばな都市建設と橘祥吾(向井理)、議員の汚職、Xと美央さんの関係など、気になる~~~、考察捗りドラマです。
また気になるのは向井理さん演じる、ライオンの父?祥吾。
失踪した子供と妻の帰還を願う父として、メディアに登場しているが、議員と癒着?キャバクラでの密会場面を目撃されるなど、不穏な動き。
ライオンの虐待は誰が…?母なのか、父なのか、それとも別の誰かなのか…
個人的には、警部補ダイマジンで見せた向井理さんのドSぶりに目を見張ったので、向井さんが素敵な笑顔でサイコパスだったりするとゾクゾクしますが…
また、大手新聞社から地方のゴシップ誌へ転職してきた工藤楓(桜井ユキ)も気になりますね。彼女が語っていた「たちばな都市建設は橘家が全員幹部なのに祥吾だけ平社員…」意味するところは何なのか。
愛生と結婚したことで、何かがあったのか…目が離せません!
山梨県警の警察官・高田(柿澤勇人)も気になります。あまり言葉を発してないですけど、何か思うところがある風な映像が差し込まれたり、明らかに怪しい工藤に親切に話しかけたりなど、実は何かの協力者なのでは…?と思ってたり。
あと、しれっと岡崎体育出ていて、びっくりしました。いい味出してるし、劇中で歌ってくれます。
このドラマ、主題歌はVaundy「風神」めっちゃいい曲です。あと流れるタイミングがいつも神すぎる。ドラマの余韻がすごいです。

放課後カルテ

10/12(土)スタート。
漫画原作のドラマ化。私は原作未読ですが、楽しく見ています。
松下洸平さんは陽キャなキャラも多いですが、私は陰気で不愛想なキャラの方が結構好きです。「いちばん好きな花」みたいな一番普通そうな顔して内面が結構アレみたいなキャラもいいですけども。癖のある演技がうまい。
久々に小学校が舞台の学園ものを見たなぁという気がしますが、子供たちが可愛いですね。
どうでもいいですが、牧野先生(松下洸平)の所属病院の上司(医師)が田辺誠一さんなので、前クールのスカイキャッスルのイメージ強すぎて、また医者!と思ってしまいます(当たり前ですがキャラ全然違います)
子供たちの言えない悩みや病気を牧野先生が解決してくれて、1話完結型のドラマです。
2話でAEDを使う場面が出てくるのですが、ここをほぼノーカットで放送したのが、すごいなと思いましたね。たまたま別の番組でAEDの特集があったのですが、AEDを開くと自動音声案内が始まって、その通りに行動すればよい、とあったんだけど、それってどういうこと?と思っていたんだけどドラマで分かりました。また、電気ショックの後の胸骨圧迫(心臓マッサージ)のリズムまでAEDが音で教えてくれるんですね。めっちゃよく分かりました。
牧野先生は「人の心が分からない」と言われることが多いですけど、考え過ぎて逆に分からなくなっているのかなって気もしました。
そいういうのって意外と子供の方が分かってくれそうな気がします。
篠谷先生(森川葵)も「なんで牧野先生の方が相談されてるんですか?」ってよく言いますけど、無関心そうな人にほど話したくなるのかも、って気持ちも分からないではないですね(深刻にとらえられたくない、心配されたくない)

と、まぁだらだら書いてきましたけど、どれも毎週本当に楽しみです。
今から追いつける番組もあると思いますので、ぜひ気になった方は視聴してみてください。

ここまでお読みいただきありがとうございました!