沖縄 首里の街 首里城
2024年 4月中旬
沖縄 首里の街に滞在
首里城には2回訪れたことがあった
一度目は高校の修学旅行。それがはじめての沖縄。
南部のひめゆりの塔や洞窟で戦争体験を聞いたことの方が思い出に強くのこっていて修学旅行での首里城は記憶にないくらい
そのあとが2016か2017年くらいに沖縄の友達に会いに行きサーフィンもしようと一人旅した時に首里城にも訪れた
私はマンガのBASARAが好きだ
ストーリーの中で更紗(バサラ)が日本各地を旅していくのだが、話の舞台となった土地を訪れてみるのも私なりの旅行の楽しみ方のひとつだったりする
更紗が沖縄に辿り着いた章はとくに好きなエピソードで、私は今帰仁の兄である運天さんの街や人々を守るための考え方や振る舞いが好きだった
そうそう、沖縄では今帰仁にも訪れてみたいのだが残念ながらまだ機会がない…
これもまたタイミングなのかな。
さて、本題の首里城
首里城の紅白の広場に立った時
あぁ、これがあの首里城かと感動した
たしか今帰仁がエイサーを披露していた広場だ
もちろん歴史的にも重要な祭典などが行われたことだろう
その後
首里城の火災のニュースを見て大いに驚き、そして私も悲しんだ
少額ながらせめてと思い寄付をしたものだ
それから5年
その間にも何回か沖縄にはきているのだが首里のあたりを訪れるタイミングがなかなかなかった
今回は宿を決める時に今まで通りの砂辺あたりにするかどうしようかといろいろと迷っていたのだが、
とても素敵な宿を首里でみつけたことをきっかけに首里の町に滞在してみようと思い立った
ちなみに宿は、御年80オーバーの元気なおかみさん、というかおばぁちゃんとでも呼びたくなるような方が一人で切り盛りされている
首里の街でも高台にあるので、窓からの景色がとても素敵だった
首里城まで徒歩15分くらいの住宅地の中で一軒家をペンションとして宿をされている
この辺りは観光地なのでもちろんホテルもたくさんあったのだが
このあったかい一軒家の雰囲気と和室のお部屋(トイレ、バスルームは共同)
そしてなりよりおばぁちゃんの手料理の朝食となにげないおしゃべり…まるでそれこそおばあちゃんの家に泊まりにきてるような気持ちにさせてくれた
首里で滞在した3日間が平日で宿泊者が私だけだったということもあり宿ではのんびりと過ごさせてもらったのも偶然の妙でありがたい
(行く前の週末は四組ほどお客さんがいて大忙しだったそうだ)
そして首里城を訪問
復興の修復の現場を公開している貴重なその様子を見ることができた
歴史的建造物の修復現場なんてそうそう見れるものではない
復興の様子を公開するという沖縄の懐の深さや大きさを垣間見た気がした
その日は前日の夜は雷が鳴って稲妻も何度も光っていた
夜中の雨もスコールのように激しかった
朝にはなんとか雨が止んではいたが…
いまにも降りだりそうな曇り空
ちょうど高台の展望できる場所から市街地を眺め終わった時にぽつぽつと降り出して遠くで雷も鳴り出した
そうこうしているうちに施設の方がやってきて雷のため封鎖しますとのこと
眺め終わったあとでよかったなぁと思いながら帰ろうと歩いていたらどんどんと雨が強くなってきた
まわりにいた人たちとともに屋根のあるところの駆け込んでベンチで雨宿り
一つ屋根の下で雨宿りするとなんとなく一緒にいる人達との一体感を感じる
すごい降ってますねえ
なかなかやまないですね
なんて会話をしながらひとときをすごした
沖縄の雨はなんだか好きだ
霧雨ならそのまま歩いててもぜんぜん気にならない
スコールみたいな雨も降り出すと
さーーーっと空気がかわる感じが心地よい
首里城は風の通る道を考えられてつくられたらしい
ちょっとうろ覚えですが…
見晴らしのよい高台からながめていると
まるで風の道がみえてくるような気持ちになる