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大相撲、マス席にもシェアリングの流れ?

三連休最後は大相撲初場所の二日目。相撲観戦初めてという友人と一緒に。スポーツとしても、所作事としても、行司などの装束も…。色んな楽しみ方のある大相撲をたっぷりと。
この日、隣のマス席の外人男性から、「Sanshodayu (山椒大夫)知ってるか?」と声を掛けられ、溝口健二、黒沢明、小津安二郎を勉強して映像の仕事をしているという。アルジェリアからで、「あ、イスラムね、アルファンブラ宮殿の対岸ね!」と返しても通じない。違う発音で色々言い直してみると、「お、アランブラね、一緒一緒」と満足そう。
たまたま、アイスホッケーのニューヨークレンジャーズのセーターを着てたところ、同じマスの奥の夫婦とおぼしき男性から「自分はNYから。レンジャーズファンだよ。野球はメッツね」と。遅れてやってきた四人目はオーストラリア出身だという。
4人マスは家族か同じツアー仲間単位だと思ったら、みんな初対面とか。どうやら、4人マスの各チケットをインバウンド向けに転売している業者がいるもよう。
相乗りタクシーのように、マスチケットの販売・扱いのヒントにもなりそう。
彼らからは、横綱土俵入りの時の掛け声何?「よしょっ」てどういう意味?スペルは?行司が持ってるスティック(軍配)は何のため?毎日別の相手と対戦するのか?15日も連日戦うのか!力士が撒いてるのは塩か?何のため?……
矢継ぎ早の質問に下手な英語で説明しながら大盛り上がり。
力士たちの入り待ちでは、青森から連休を使って国技館に連日来ているスモジョ2人組とも一緒に。とにかく詳しく、明るく、弘前弁が心地良い。力士を下の名前で呼び、友達みたいだと思ったら、地元の知り合いの親戚だとか。持ち物を見てみると、旧ジャニーズのアイドルグループのクリアファイルも。え?相撲とジャニーズ好きって両立するの??
もちろん、肝心の取り組みは、横綱が勝ち、いきなり叩き込みといった興ざめな一戦もほとんどなく熱戦続き。面白く、発見の多い最高な相撲見物の一日。

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