SAX TUBEのプロフィール
SAX TUBE|サックス・チューブ
サクソフォーンの演奏や、編曲、関連動画などの制作を行う。それによって、プロ・アマ問わずサクソフォーンに関わる人たちとのつながりを作り、音楽活動を通して世の中に貢献していくことを最大の目標とする。
具体的な活動内容
【新たなレパートリー開拓】・・・サクソフォーンという楽器で演奏出来うる新たなレパートリーを開拓していく。
【楽譜のシェア】・・・サクソフォーン用に編曲した楽譜は、サクソフォーン界の共有物と捉え、出来うる限りシェアしていく心構えでいる。それによって、サックス界全体のライブラリーを充実させていくことができたら嬉しい。
【初心者のためのお役立ちコンテンツ】・・・サクソフォーン初心者のために役立つコンテンツも充実させていく心構えでいる。
SAX TUBE活動に至った背景
■オリジナルのレパートリーが少ない
サクソフォーンは、1840年にベルギー生まれのアドルフ・サックスによって考案され、1846年に発表された楽器。クラシック界においては後発の楽器だったこともあり、他楽器に比べてオリジナルのレパートリーが少ない実情がある。(例えば、同じ木管楽器の仲間であるクラリネットは1700年頃にはすでにその原型となる楽器が開発され始めている。)
■本当の魅力があまり認識されていない
そもそも「金管楽器のような力強さも持ち合わせた木管楽器を作ること」が、サクソフォーン発明者アドルフのコンセプトだった。そしてそれは見事に成功し、木管楽器ならではの、なめらかでぬくもりのある音色と、金管楽器のような力強い音色の両方が実現した。
しかし、サクソフォーン以外の一般的なクラシック楽器奏者、あるいは声楽家たちの間では、後者のイメージがだけが一人歩きしている風潮がある。「サックス=音がでかい」だから、自分たちと一緒にアンサンブルをするのは無理だろう。と、判断されてしまう。
2018年から趣味でサクソフォーンを習いはじめた筆者(ピアニスト)としては、サキソフォンは【音が大きい楽器】ではなく【大きな音も出せる楽器】と言ったほうが正しいと考える。
木管楽器ならではのやさしさをベースに、時として金管楽器のようにパンチの効いた力強い音が出せる多機能管楽器は、アンサンブル楽器としても十分に活用の範囲が広い楽器であると確信をもっている。
■このように、サクソフォーン本来のすばらしさを知ってもらうことで、サクソフォーンが活躍できる場を増やしていきたい。そうすることで、SAX TUBEが掲げる【音楽活動を通して世の中に貢献していく】という最終目標達成につながるものと考えている。
メンバーの特徴
SAX TUBEは、【プロのサクソフォーン奏者】と【趣味でサクソフォーンを吹いているプロのピアニスト】によるチームで活動をしている。
サクソフォーン奏者だけではなく、他楽器のプロの目線も加味されることで、より広がりのある活動ができることを期待している。
【メンバー】 野村亮太|Ryota Nomura(サクソフォニスト)
洗足学園音楽大学卒業後、渡仏。オルネイスボワ音楽院を審査員全員一致の一等賞及び特別賞を得て卒業。
在仏中、ライス元米国国務長官訪問時の歓迎演奏会にサクソフォンカルテットで参加。パリ、ポンピドゥーセンターにて開催されたイヴ・クライン展での展示演奏会に出演。またサクソフォンアンサンブルsaxeteraメンバーとしてパリ及び近郊で数多くの演奏会に出演。
ピカルディーヨーロッパ音楽コンクール1等賞。UFAM国際音楽コンクール2位入賞。ジェローム・ララン率いるサクソフォンアンサンブル《コンティニュオ》のメンバーとして東京、名古屋、大阪、南仏ツアーに参加。2013年~19年、キャプベルン音楽祭(フランス)、2015年SaxOpen(フランス、ストラスブール)出演。
ソプラノサックスからバリトンサックスまでを演奏し、東京・神奈川を中心にソロリサイタルやクラシックライブ、ファミリーコンサートなど様々な場所での演奏活動を行っている。
初心者から音大受験まで、幅広い世代へのサクソフォンの指導や吹奏楽指導など、後進の育成にも積極的に取り組む。2018年6月より、市川シニアアンサンブル指揮者に就任。
また近年は作曲・編曲活動にも力を入れ、IMD出版より≪Green Hill's≫、≪星月夜≫(作曲)、≪Soirée de Vienne≫(編曲)が刊行されている。
2019年、フランス lempades市のコンクール課題曲に≪Green Hill's≫が選出。
サクソフォンとピアノによるソロCD『Green Hill's』、『プレザージュ』をそれぞれフロレスタンよりリリース。
サクソフォンを遠藤朱実、冨岡和男、服部吉之、ファブリス・モレッティ、ルマリエ千春、ジェローム・ラランの各氏に師事。室内楽を服部吉之、大和田雅洋、冨岡和男、エレーヌ・ドゥヴィルヌーヴ、ジュリアン・ゲンボの各氏に師事。
【メンバー】藤田美斗里|Midori Fujita(サクソフォニスト)
埼玉県立芸術総合高校音楽科を経て武蔵野音楽大学卒業。
サクソフォンを井上貴子、浅利真、栃尾克樹の各氏に師事。
また、ジャン=ピエール・バラグリオリ、ケネス・チェの各氏のマスタークラスを受講。
TIAA全日本クラシック音楽コンサート奨励賞受賞。第20回松井クラシックフレッシュオーディション、第21回東村山フレッシュオーディション合格。同演奏会に出演。
現在ソロ・室内楽等の演奏活動を行う他、後進の指導にもあたっている。
株式会社ウインズ、エルベ音楽院講師。
【メンバー】野口幸太|Kota Noguchi(ピアニスト)
武蔵野音楽大学ピアノ専攻卒業、同大学院ピアノ専攻修了。
大学院修了後は、オペラのピアニストとしてキャリアをスタートさせる。2006年世界的オペラ歌手エレナ・オブラスツォワ氏より伴奏者として指名をうけ共演。同年、演出家の恵川智美氏らとともにlabo opera絨毯座を結成。同2008年度公演において、サントリー音楽財団(現芸術財団)第8回佐治敬三賞を受賞する。
次第に音楽家として社会の役に立つ方法について模索するようになり、演奏家だけではなく音楽イベンター、音楽教育家としての活動を本格的にスタートさせる。特に、子どもを対象にしたコンサートや音楽イベントの企画を得意としている。
2010年「親子で楽しむ音育(おといく)クラシックコンサート」企画。(子育て支援の株式会社AsMama主催)|2011年「特別な支援を必要とする子どもたちとその親を対象にしたVIVACEコンサート」企画。(世田谷区子ども基金助成事業)|同年、「北海道北見市、及び同教育委員会主催の芸術等鑑賞事業の企画、制作|など。
【演奏・教育・イベント企画】の三本柱で、「音楽で社会とつながる」を信条に活動を行っている。
なお、2018年5月より趣味としてサックスを習いはじめ、その楽器としての魅力にどんどんハマっている。