『”良い褒め方”と”良くない褒め方”あなたの褒め方はどっち?』保育士がおすすめする親子のつながりを深める言葉⑤
🧩良くない褒め方と良い褒め方いうものがある
子どもを褒めるときに
良くない褒め方がある
というのはご存じでしょうか。
何が良い褒め方で何が良くない褒め方なのか、
今回はレポートします。
まずは悪い例から見ていきましょう。
🧩良くない褒め方①『おざなり褒め』
子どもが特に頑張っていても、
頑張っていなくても
一定のことを言って褒める褒め方です。
『そんなことしないよ』と思った方。
「すごいすごい」
「よかったね」
「いいじゃん」など
という言葉を使った記憶はないでしょうか。
(もちろん私も身に覚えが・・・)
特に具体的なことを見ずに誉めると、
子どもからすると何をしても評価は同じです。
すると子どもは
「どうせまた見てくれていないんだろうなー」と
考えるようになっていきます。
親に対して不信感が芽生えていきます。
🧩良くない褒め方②『全人格を褒める』
こちらは子どもの一つの行為に対し、
子どもの全てを褒める行為です。
🌱具体的には
「あなたは優しい人だものね」
「お前は本当に立派な人だよね」
「天才だよ」
「いつもみんなのことを考えているよね」
などなど・・・
こちらの声かけも
身に覚えのある方がいるのではないでしょうか。
(もちろん私も・・・)
全人格を褒めた場合、
子どもにとって
親からどう期待されているのかが明確化されていきます。
親の意向とは違うことをした場合は
褒められない経験が蓄積され、
新しい自分を表現することにためらいが生まれます。
親の前ではこうあらねばならないという
価値観が植え付けられてしまう傾向になります。
それでは、
良い褒め方とはなにか。
見ていきましょう。
🧩良い褒め方①『理由を添えて褒める』
褒める時は
何故あなたは褒めるのか
理由を添えて褒めましょう。
「大きく描けていて元気が出る絵だね」
「しっかり手を振って走って格好良いと思ったよ」
など
子どもは
自分のした行動を具体的に評価されることで、
自分の個性に自信を持つことができます。
自分の評価に正当な理由があると嬉しい。
これは大人でも同じだと思います。
自分という存在を
丁寧に見てくれる存在がいることは
嬉しく心強い気持ちになりますね。
🧩良い褒め方②『過程を褒める』
過去と今の姿を比較して、
具体的に変化した姿を褒めていきましょう。
以前までの子どもの姿と比較して、
現在の姿はどこが良かったのか
”プロセス”を褒めていきます。
「この前より、
細かいところまで気を付けて色を塗るんだね」
「こないだは3回跳んだけど、
今日は5回だったね。
縄をよく見て跳んでいたからだね」
など
他人とではなく、
自分の過去を引き合いに出して、
成長を実感できる褒め方です。
また、
この褒め方の最大の特徴は、
結果として失敗したときや、
負けた時にも褒めることができるということです。
🌱例えば、試合に負けた時に
上記の『おざなり褒め』や
『全人格を褒める』褒め方では、
試合に負けた時に
「すごいね」「立派だよ」などは
使うことはできませんが、
プロセスで見たときに
「あの時、最後まで諦めずに
ボールを追いかけていた姿が良かった。
あの気持ちが次の試合に絶対につながるはずだ」
と言われたら、
また頑張りたい気持ちになりますね。
以上、
良い褒め方と良くない褒め方についてでした。
”良い”と思った方はスキと
褒めていただけると嬉しくなります。
ありがとうございました。
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