屍のポーズ
ヨガの中に「屍のポーズ」というものがあります。
初めて聞いた人は、恐ろしいネーミングで顔が引きつるかもしれません。
が、
言い換えるとくつろぎのポーズ。
ヨガをしている人はみんな大好き「シャバアサナ(シャバーサナ)」です。
ただ寝っ転がるだけです。
やり方は
仰向け、足腰幅、手のひら天井にむける
とか他色々言ったりしますが、
とにかく力が抜ければいい。
でも、この力抜くのがすごく難しい。
一瞬すっと、
力が抜けて楽なような気もするけれど
もっともっと抜こうとすると
余計力が入ってしまったり。
でも、それでもいいんです。
ああ、力ぬけてないなあ。
って感じてもらえれば。
ヨガのアサナはすべて
自分を観察するためにあるもの
と言っても過言ではなく、
このシャバアサナも例外ではありません。
じっとしているから
観察しやすい?
観察しにくい?
観察している間に
要らない力が抜けてきたら儲けもの。
それまでのアサナ(ヨガの動き)
がうまくいかされてるとより観察しやすいし
力も抜きやすい。
そうすると、ヨガのアサナの効果も高まりそう!
なーんて、期待すると逆効果。
まあ、逆効果もいつかは効果として現れるでしょう。
気長に待ちましょう。
本当に死んだときも
自分を冷静に観察しているのかな。
最近、母を見送った私は
ふと考えたりします。
きっと
いっぱい痛かったり、辛かった体を観察して
今まで有難う。
よく頑張ってくれたね。
もう頑張らなくてもいいよ。
痛くも辛くもないから。
ってニコニコ笑顔で見てたのかな
なんて。
私は
まだまだその域には達してないので
痛いや辛い
悲しいや寂しい
そんな自分の体や心に向き合わなければ。ね。