『失敗をしたことがない』という経験の危うさ。 ~作家売買~
叱られるのが嫌だから…怒られないように先回りしよう。
ってのが優先されてしまい過ぎる時がある。
最終目的は『社会的に利益を上げよう』だったハズ。
その為に、良い仕事をしよう。
その為に、良いシステムや仕組みを作ろう。
その為に、どう動いたらいいか?って、まず考えていたのに。
いつの間にか「怒られないように仕事しよう。上に言われたことに文句言わずにいれば、給料だけは支払ってもらえる。」
って目的に、当時の私は変わってしまっていた。
そういえば、思い出したのは受験生時代の自分。
例えば、受験テクニックの一つを覚えた。
①問題を解く。
②「わからない」って思ったら、何についてわからないか考えないですぐに答えをチェック。
③問題をもう一度、解く。経験をして試験内容を体に覚えさせる。
という感じで「わからない」っていうストレスをなくし、
「わからない問題を考える」時間を短縮する方法を使っていた。
今もたまに、このテクニックを使って「自分で考える時間のロス」をなくし、答えを先に確認したりしてます。
けど、「これだけが問題を解く正しい方法」って覚えてしまっていた自分がいて驚いた時があった。
これはあくまで「テストで使えるテクニックの一つ」であり、現実は答えのない事象に対応していくモンだよな~って考え直した。
テストはテスト。
現実は現実。
なのに、テストで使えるテクニックを現実に応用しようとする人が、私みたいにたくさんいます。
何か問題が起こった時。
解決の結論(テストでいう答え)を、考えるのではなくて、
周りに「文句を言われない。怒られない。批判が出ない。」結論を先に探して、それを掲げる。
周りからの批判は出ない。
だって、その答えは「周りから批判なし、文句なし、怒られない、叱られない」っていう目的の為に作られたモノだもの批判がでないのは当たり前。
だから、決して『利益』を追求してはいない。金銭に限らず、人間が望む感情を含めた利益を求めた結果ではないのだから、いつか必ずボロがでる。
結果として『利益がない仕事』をしてしまったことに気づくのは
たくさん、死なない程度に『失敗』をして下さい。
書籍を読んで、教訓としても、それは「読書体験」以外の何物でもありません。
ヒトから教わった失敗談も、経験談も、それは「人から教わった経験」です。
自分の経験ではありません。
だから、今日、しくじった私の失敗は、まあ、ちゃんとイロンナ利益の為に必要な失敗だったってことで。
頑張っています。
失敗するって辛いですね。
今日も、誰かに笑われていますように。