初めての白髪染め!種類やコツを知って家で上手に染めてみよう!
髪の悩みの一つ、白髪。
2021年の「白髪に関するアンケート」調査(Fastrend社)で、20代の33%、30代では69.2%もの人が白髪が生えているという結果がでているように、今や白髪の悩みは年齢に関係ないものとなっています。
ですが実際に20代や30代で白髪があるとそのショックは深いもの。
白髪があると年齢より老けて見え、同年代の人と比べてどんどん気分が落ち込んできます。
白髪がストレスになって余計に白髪が増える、なんて負のループが起こることも。
そんなショックを和らげてくれるのはやっぱり髪を染めることではないでしょうか。
髪を染めることによって、元の若々しさを取り戻すことができます。
心も若さを取り戻して元気になり、明るく楽しい毎日を過ごせますよ。
初めて白髪染めをするときの白髪の量
白髪染めは、白髪がどれぐらいになったら使えばいいのでしょうか。
よくこんな疑問をTwitterや知恵袋などで見かけますが、これに明確な答えはありません。
数本の白髪で気になる人もいれば、白髪を気にしないという人もいます。
ですが、白髪の量が1/4程度や表面に多く見られる様になると、白髪染めを行う人が多いようです。
美容室と自宅での白髪染めの違い
白髪染めは美容室でも自宅でも行えます。
ですが、美容室と自宅の白髪染めはどう違うのでしょうか。
お金
美容室で白髪染めを行う場合5千円から1万円ほどかかります。
ですが自宅で行えばその半分以下。
白髪染めを定期的に白髪染めを行う場合、安い方が家計的には助かります。
薬剤
市販の白髪染めは髪質に左右されずに染めることができるように、様々な成分が配合されています。
その成分が肌や髪に合わない人も。
とはいっても美容室も店によって使われている白髪染めは違いますので、自分に合ったものを見つけることが大切です。
仕上がり
自宅で白髪染めを行う場合、行う人は大体が髪の素人です。
そのため、人によってはムラができたりキレイに仕上がらないこともあります。
美容院のほうが時間がたっても白髪が目立ちづらいと感じる人もいるようです。
自分は不器用だと思う人は、美容院にお任せした方がいいかもしれません。
時間と手間
自宅では、白髪染めさえあれば好きな時間に染められます。
夜中、早朝、雨の日、雪の日、関係ありません。
美容院では移動や待ち時間はかかりますが、自分で行わなくていいので楽です。
周囲
自宅で白髪染めをすると、薬剤が飛んだり垂れたりして、周囲や着ていた服が汚れることがあります。
そうならないためには、汚れても問題ない場所や服装で行う、床や周囲にビニールや新聞を敷くなど、前もって対策を取っておくことが大切です。
美容院の場合は美容師さんが掃除してくれるため、気にする必要がありません。
白髪染めの種類と特徴
ヘアカラー
髪の毛の一番外側には、キューティクルという紫外線の刺激や内側の水分を守ってくれるバリアがあります。
ヘアカラーは、そのキューティクルを開き有効成分を浸透させて、髪の毛の内部のメラニン色素を脱色、染料の色を出すものです。
色持ちは染めてから2~3か月ですが、新たに伸びた髪の毛との違いが気になる人は、もう少し早い頻度で染めなおすといいでしょう。
髪が傷みやすく、有効成分の「酸化染料」に対するアレルギーを起こす人もいるため、必ずパッチテストをしなければなりません。
L'Oreal Paris(ロレアルパリ) エクセランス R クリームタイプ ケア成分配合 白髪染め
@cosmeやLDKで高い評価を得た、ロレアルパリのヘアカラー。
医薬部外品の染毛剤の他に、コンディショニング成分配合の弱酸性アフターカラーシャンプーや、毛髪補修成分配合のアフターカラートリートメントもついています。
19色展開で、個人差はありますが色持ちが8週間続く、人気の商品です。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、髪の毛のメラニン色素はそのままに染料を浸透させるので、自然な感じに色が付きます。
色が持つのは2~4週間。
髪を痛めないのでパッチテストは必要ありませんが、肌が弱い人や気になる人は行った方がいいでしょう。
花王 ブローネ 美髪ヘアマニキュア
花王の美髪ヘアマニキュアは、プッシュしてクシでとかすだけという、手が器用じゃない人でもできる簡単使用。
髪を染めるだけではなく、傷んだ髪を内部から補修して密度を高め、ツヤとハリを与えてくれます。
3週間色持ちし、6色展開です。
ヘナカラー
ヘナカラーは、ヘナという植物の葉を粉にして、水で溶いた染料です。
ヘナの葉に含まれている色素が、髪の毛のたんぱく質に反応しオレンジ色に発色しますが、白髪の量や髪の汚れによって仕上がりの色合いや明るさが異なります。
ヘナはシャンプーなどで徐々に取れますが、1か月たっても薄くオレンジ色は残り、完全に白髪に戻るわけではありません。
天然100%のナチュラルヘナと、化学染料を含んだケミカルヘナがありますが、ケミカルヘナはアレルギーを起こす可能性があります。
マックヘナ ハーバルヘアトリートメント
マックヘナのハーバルヘアトリートメントは、人工色素や化学染料不使用の100%天然植物成分です。
繰り返し使うことで天然のトリートメント効果が髪にツヤ、ハリ、コシを与えてくれます。
初めての人におすすめのライトブラウンを含め、色は7色展開です。
ヘアマスカラ・カラースプレー
一時染毛料とも言われるヘアマスカラやカラースプレーは、着色料をキューティクルの表面に付着することで一時的に着色するものです。
1回~数回のシャンプーで落ちるほか、汗や雨などの水分でも色落ちし、服や周囲を汚すことがあります。
髪の痛みやアレルギー、かゆみなどはほとんどありませんが、気になる人はパッチテストを行ってください。
花王 ブローネ ヘアマスカラ
花王のブローネヘアマスカラは、1日だけ染めたい人や、白髪が数本程度ある人におすすめです。
汗や水に強く色落ちしにくいウォータープルーフ(耐水性)タイプですが、シャンプーで簡単に落とすことができます。
30秒速乾で、慌ただしい外出前でもすぐに染められます。
色は4色展開です。
白髪染めシャンプー・トリートメント
白髪染めシャンプー・トリートメントは、白髪を染められる染料が入ったシャンプーやトリートメントのことで、手軽に使えるのが特徴です。
シャンプーは2週間~1か月、トリートメントは1度使うことである程度染まりますが、色落ちは早く頻繁に使う必要があります。
爪やタオル、浴槽に色が移ってしまうので専用のタオルを用意する、手袋をするなど対策してください。
髪と頭皮に優しいですが、100%ではありませんので、パッチテストは行った方がいいでしょう。
綺和美 白髪染め カラーシャンプー
綺和美 白髪染め ヘアカラートリートメント
綺和美の白髪染めカラーシャンプーとトリートメントは、@cosmeやAmazonのほか、様々なところで高い評価得ている人気の商品です。
シャンプーは8種類、トリートメントは22種類の植物成分が、髪と頭皮にうるおいと栄養を与え、健康でツヤのある美しい髪へと導いてくれます。
どちらとも香料や鉱物油、シリコン、紫外線吸収剤を含め、肌や髪に刺激のある添加物が入っていないので、敏感肌の人でも安心です。
白髪を上手に染める5つのコツ
白髪染め、自宅で失敗する人も多いようです。
コツや手入れの仕方を知って、失敗しないようにしましょう。
①初心者は泡・ムースタイプで行う
白髪染めには、泡、ムース、クリームの3タイプがあります。
初心者は、出した染料をもみこむだけで染まる泡・ムースタイプがおすすめですが、しっかりもみこまないとムラになってしまいます。
クリームタイプは、コームとハケを使いながら染めるためムラになりにくく、1回でしっかりと染まります。
しかし、薬剤を混ぜたり、ピンやカールなどで髪を分けながら行う必要があるため、使い慣れない人には難しいです。
②洗髪後、髪の毛を完全に乾かした状態で行う
髪の毛に汚れや水分があると、染料が薄まったり汚れが邪魔になってムラになってしまいます。
髪の毛を洗った後、完全に乾かしてから染めてください。
雨や雪で髪が湿っているときや、洗髪後でも夏場で汗をすぐにかくときは避けた方がいいでしょう。
③白髪染めの量をケチらない
染料がもったいないからとケチってしまっては、ムラになったり内側が染まっていなかったりと失敗してしまいます。
染料が足りないからと髪染めの途中で買いに行くこともできませんから、自分の髪の長さにあった量よりも、余裕をもって用意しておきましょう。
④生え際から塗り始める
髪の毛の生え際は一番白髪が目立つ部分です。
一番最初に染めることで、染め忘れを防げますし、時間がたつことでしっかりと色が入ります。
薬剤が足りなくなったときにもあまり目立たせずにすみますよ。
⑤髪の毛に浸透させる
染めた後、髪の毛をもみこんで全体に浸透させると、ムラがなくキレイに仕上がります。
行う時は爪や手が汚れないように、必ず手袋をしてから行ってください。
白髪染めをした後の過ごし方
手入れ方法
染めた直後
髪を傷めないために余分な薬剤を落とします。
染料の色が出なくなるまでぬるま湯で十分にすすいでください。
その後はヘアカラー向けのシャンプーを使い2回洗ったあと、コンディショナーやトリートメントで髪のダメージを防ぎます。
毎日の手入れ
髪を洗った後は、タオルで優しく水分を吸い取ります。
濡れている髪の毛をこすり合わせたり、無理にとかしたりすると、髪が傷む原因になるのでやめましょう。
タオルで水分を吸い取った後は、放置せずにドライヤーで髪を乾かしてください。
ヘアカラー用のトリートメントを使い、髪のケアも行ってください。
白髪染めの頻度
髪の毛は1日に0.3~0.4mm、1か月で1cm~1.5cm伸びると言われています。
使う物にもよりますが、新しい白髪が生え、染料もある程度落ちた1~2か月ごとに染めた方がいいでしょう。
まとめ
白髪染めについてわかっていただけたでしょうか。
初めて白髪染めをするときはうまくできるか、ムラなくできるか、髪を傷めないかなど、色々不安になると思います。
いざとなったら、髪のプロの美容師に相談するのも一つの手。
とりあえず髪を染めて、白髪発見から起こる負のループを脱出しましょうね。
参考文献
ZEST.plus:https://www.web-zest.co.jp/plus/color/entry15054.html
日本化粧品工業連合会:https://www.jcia.org/user/public/knowledge/explain/hair-coloring
Kao:https://www.kao.com/jp/qa/detail/16398/
ぱぴよん美容室:https://papi-llon.com/archives/1120
CHOUCHOU:https://chouchou-shop.jp/media/grayhairdye-self
hoyu:https://www.hoyu.co.jp/aftercare/