■ #コロナ後遺症 と #コロナワクチン後遺症 について

 私は三年ほど前から、両方の患者さんの中で寝たきりになった方々30人以上を診てきました。症状は筋痛性脳脊髄炎(←2010年からかかわってきた)と同じ。1か2級の身体障害者手帳を取得できましたが、最も有効な治療法(上咽頭擦過療法)すら治癒率は3割未満。どちらの患者さんも深刻な精神・身体状況にあります。それまでは元気に生活してた中高生や40代バリバリの会社員が一年以上も寝たきり。

▼医者の多くはワクチン後遺症患者を無視ないし馬鹿にする
 両患者とも普通の検査では異常がないため、医者から気の持ちようだと身体の病気であることを否定され、精神科受診を勧めらることが多い。精神科受診すると、うつ/心身症等の診断となり、薬が出されますが、倦怠感、易疲労、脳の働きが悪い、あちこち痛い、力が出なくて箸が使えない、歩くことができないなどの主症状は良くはならなく、うつの気分とか不眠についてのみ少しよくなることが時にある程度。そもそも精神病でないのです。
 ワクチン患者は特に悲惨です。医者の大多数は中央政府が認可したワクチンは有効かつ安全であり副作用はたいしたことないと盲信しているため、ワクチン患者に対してはおおむね冷たいのが現実。#子宮頸がんワクチン = #HPVワクチン 後遺症患者と同じくコロナワクチン後遺症患者は医者から馬鹿にされ、厚労省からも軽視されてます。

▼医者の姿勢が医師倫理から離れる由縁

  1. 企業団体献金が自由
    こうなる由縁は単純。第一にワクチン製造・販売会社から自公両党に政治献金することが自由だから。政府は自公両党が衆参で過半数だったので、官僚機構内でワクチンについて危ない認識があっても、内閣が官僚機構より強くなっているため、厚労省はワクチン被害認定はしない傾向となってきてます。
     ⇒解決は企業団体献金の完全禁止

  2. ワクチン会社への厚労省官僚の天下り
     もう一つ深刻な由縁は、厚労省官僚のそれら企業への天下り。これについては申すまでもありませんね
     ⇒解決: 関係業界への天下りは一生涯禁止

  3. 大学への政府支出の継続的削減: 教授は研究資金確保で困る傾向増大
    前述のことに加えて深刻な問題があります。旧小泉内閣からの自公政権は、 #経団連 #守銭奴企業 に買収される程度が甚だしくなり、ご主人に命じられて大学への政府支出を継続して減らしています。ご主人は法人税減税のため教育、研究、医療等の社会的共通資本への支出を継続して減らせと命じるため、自公政権はそうしてきました。
     ということで守銭奴企業による医学研究者の買収が進行しているのです。つまり、医学部の大学教授が研究費用捻出に苦しむのにつけこんで、製薬会社がいろいろな方法で金を出します。新薬についての臨床試験とか治験には莫大な金がかかりますが、大学医学部は金に困っているので、薬屋さんから金をもらって「研究」することが多くなってます。厚労省による研究資金援助=科研費もありますが、全然足りない。大学医学部の「研究」が守銭奴企業の資金に依存する度合いが今日まで継続して強まってます。教授が主導する医学講座の医師達が製薬会社にとって好ましい論文を仕上げる傾向がますます強まっているのです。ワクチンによる健康被害が明らかでも、論文においては小さくしか言及しない、あるいは全く触れない。このようなことは、日本国のみではなくアメリカで同じ。
     ⇒解決: 医学部はもとより大学の研究への政府支出を「先進国」並に
      増加し、学者が守銭奴企業に依存して忖度する必要をなくすこと

▼両患者を区別することなく診療してる平畑光一先生に対する誤解について
 ここで話しを転じます。平畑先生についてトンデモない誤解をして、誹謗中傷するネットでの見解に心を痛めてます。先生はコロナ時代になり、毎日のように朝三時前後までオンライン診療し、総計8千人近い(比率はコロナ後遺症 10: 同ワクチン後遺症1くらい)の患者を診てきてます。平畑先生とは「コロナ/同ワクチン後遺症の治療で最も優れている日本病巣疾患研究会」に加盟したことが契機で、リアルでも知り合いであります。
 私にDM(Xでの直接メッセージ)してきた患者さんから、平畑先生はコロナワクチン後遺症の人をコロナ後遺症とみなしたと苦言があり、コロナ後遺症患者に対して再度の感染による悪化防止のためにコロナワクチンを勧めているのはオカシーとの抗議もありました。以下にその見解が誤りであろうことを論じます。

  1. コロナ後遺症患者がもう一度コロナになると更に悪化することが多いのは医学的に認められていると言える

  2. 重篤かつ長期にわたるコロナ後遺症が感染者の1/100くらいと高く見積もるとしても、コロナワクチンによる同様の後遺症ははるかに頻度が少ないのは医学論文からしても、医師達の日常診療における印象からしても確実。ちなみに、コロナワクチンによる重篤な後遺症の頻度は、HPVワクチンよりも低いと、医学論文を読んできた私は認識はしている。けども、コロナワクチンは大した問題でないとはならない。HPVワクチンは重篤な被害が世間に知られるまでに340万人接種、これに対して、コロナワクチンは何千万人が三回以上接種。重篤な後遺症者の実数はHPVワクチンの方がコロナワクチンよりも小さいのではあり、頻度が前者ではるかに大きいのではあるが、コロナワクチンの危険についてはあまりにも軽視されすぎだと思う。私はコロナワクチンの認可取り消しを求めはしない。求めるのは厚労省が主導しての、二つのワクチン後遺症患者に関してのリスク因子群同定の研究である。最低限、患者と親族のアレルギー素因と副反応発現の関連性研究。HPVワクチンにしても、コロナワクチンにしても、個人の遺伝的素因が引き金となり後遺症が発生したと考えられるのだから。

  3. コロナ後遺症患者がコロナワクチンを接種すべきではないとの根拠はほとんどない。少なくとも私はこんな主張をする医学論文はみたことがない。

  4. したがって、コロナ後遺症患者にコロナワクチン接種を推奨することは医学的に誤っているととは言えません。諸国にて。私はこれでいいと思ってます。ただし、判断するのは個人。ちなみに、私はワクチンにより寝たきりとなる確率は、コロナによりそうなる確率より遙かに低いけども、コロナに感染しない対策(目口鼻ドアノブに触らない、担当してるコロナ患者の診察ではゴーグル使用)に自信があるので、ワクチンは二回やったのみ。喫煙者はコロナ感染しても重篤になる確率が極めて低いのも理由。

▼結語
 平畑光一先生を私は高く評価しております。社会的に目立つと根拠が薄いないしは絶無の誹謗中傷が発生することはいつものことです。コロナ後遺症/コロナワクチン後遺症患者達の間で私からするとトンデモない意見・感情が散見されることが実に実に悲しいです。
 こんなことになる由縁は単純なのですよ。『法律と政策の商品化』が法律で完全に禁止されてないから。企業団体献金の完全禁止、関連業界への官僚の天下りの一生涯の禁止、中央政府が大学への研究費を潤沢に支出すること等が解決手段。自公政権が衆院で過半数割れなので、解決のための諸手段(つまりは法律制定や法改正の)実現ができる公算がこれまでと比較するとはるかに高まってます。


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