『総理の夫』に女性のキャリアを考えさせられた
※ネタバレ注意※
映画『総理の夫』がAmazon Prime Videoで配信されていたので見ました。
劇場公開中に行きたかったんだけど、タイミングを逃していたものです。
ちょうど帰省中、母も見たいというので一緒に。
(完全にどうでもいい情報)
映画自体はテンポよく、話やキャラも分かりやすくて、面白く見られました。
タイトル通り、総理の夫である田中圭が主役で、彼のちょっと抜けてて愛されキャラな魅力満載といった感じ。
実際の政治などを考えると現実離れしている面もあるけど、夫婦愛を感じて温かい気持ちになりました。
で、今回は、キャリアコンサルタントでもある私が、映画そのものというより、映画の主人公の妻であり、総理に就任した相馬凛子(中谷美紀)の"ある選択"について取り上げます。
↓ ネタバレしてますので、閲覧注意です! ↓
ある選択とは…
総理大臣というとちょっと特殊ですが、キャリア(やりたいこと)と妊娠出産の間で悩む女性と捉えると、かなり私たちが突き付けられがちな問題と言えるのではないでしょうか。
もしこのような立場に立ったら、どうしたらいいいのか。
映画を見ながら、私は2つのことを思いました。
1つは、時間軸から考えること。
今しかできないことは何?
後から取り戻せることは何?ということ。
凛子の場合、妊娠出産というは、今しかできないこと。
総理の職はまたチャンスがある。
そんな風に考えられるのではないでしょうか。
(細かい議論はあるでしょうが…)
多くの女性には、思い通り動けない時期があります。
そんな時、キャリアがストップする我慢の時期ではなく、今はただ助走する期間なんだと考え方もできます。
そんな風に思うと、気分も上がり、未来に繋げるには何をすべきか、建設的に考え、行動できるようになります。
ホップ・ステップがあってこそ、高くジャンプすることが出来るのです。
もうひとつは、道は二者択一じゃなく、実は第三、第四の選択肢もあるということ。
凛子は、お腹の赤ちゃんを守るために総理職を辞任するか、健康や周囲への負担や心配をかけながら職務を全うするかの選択を迫られました。
社会を良くしたいという強い志、選任されたことへの責任から、簡単に辞任を選ぶことはできないと葛藤していました。
ここで私が思ったのは、社会を良くすること、選挙で国民と交わした約束を果たすのは、総理以外の立場でもできるのではないか?ということ。
志を同じくする人に表に出てもらって、自分はそれをサポートするとか。
(実際の政治ではよくありますよねぇ。息のかかった人を要職に立たせるみたいなね)
あるいは、政治以外のフィールドでもやれることもあるのではないでしょうか。
子供を産み育てる経験自体も、絶対将来に生きると思うし。
葛藤してるときって、二択とか三択で、ほかには道がないって思いがちだけど、実はほかにもやり方は色々あるんですよね。
ゴールを見失わなければ、つながる道は実はいくつもあるんです。
人生の岐路に立たされたとき、どう考えどう選ぶかは人それぞれの自由です。
正解も不正解もありません。
たぶん完璧な選択肢もないんじゃないかな。
だから大切なことは、しっかり向き合って、納得することです。
そんなときのお手伝いをするのも私の仕事。
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