東洋医学の五行色体表で体質診断①五労
五行色体表による体質診断は色々なものが対象になります。
例えば普段の動作も診断の手掛かりになります。
東洋医学においては動く・視る・座る・寝る・立つの5つの行動に注目しています。
こちらでは木・火・土・金・水の5グループに分けて各体質を紹介していきます。
1、木タイプ
五行色体表では歩くという文字が当てられています。
歩くという意味は常に行動をし続けるという事です。
行動というのは実際に身体を動かすだけでなく、勉強やデスクワークなども含みます。
とにかく何かをしていたい気持ちが木タイプにはあり、この木タイプの特徴は10代の時に強く現れます。
マグロは泳ぎ続けないと酸欠を起こして死んでしまいます。
生まれた時から死ぬまで泳ぎ続けるマグロのような状態が木タイプです。
これだけ動き続けられるのは、持久力に特化したミオグロビンを含む遅筋が豊富なためです。
木タイプは気(代謝)が高いので少し体調が悪くても動き続けたいタイプなので突然ばったりと倒れたりします。
不調な時でも頭は冴えているので、一日中を寝て過ごすのは好みません。
ですが良い仕事をするためには休日にいかに身体を休めるかがポイントとなります。
また木タイプの人は基本的に仕事が好きで、成績を気にして上昇志向の人が目立ちます。
常に動いているので睡眠の質が良いので回復力も高いのが特徴です。
2、火タイプ
五行色体表では視るという文字が当てられています。
火タイプの人は他人をよく観察しています。
普段から周りをよく見ているので客観的で自分に厳しく、他人に対してもルールを守るようにはっきりと注意が出来るタイプです。
周りをよく見て、落ち込んでいる人がいれば声をかけるので鬼滅の刃の炭治郎のような人です。
だからルールを破る人にはきちんと注意します。
火タイプの周りを見るクセは20代の頃に育まれます。
3、土タイプ
五行色体表では座るという文字が当てられています。
座るというのは同じことをずっとしていられるという意味です。
普通なら飽きてしまうようなことでも自分が興味を持ったことなら根気強く続けられるのが土タイプです。
反面、変化をあまり好まずに同じ環境が続くことを望んでいます。
普段から雰囲気を気にして人間関係を重んじるタイプで、30代の頃に特に大切になる感性です。
おっとりとした雰囲気もあるので皆の愚痴を聞く事が多かったりします。
4、金タイプ
五行色体表では臥という文字が当てられており寝るのが大好きなタイプです。
寝るというのは休息をとるという意味もあります。
どちらかと言えばインドア派で家の中を充実させることを好みます。
外に出るのが嫌いなわけではありませんが、休日に一日中寝ていたりもするのが金タイプです。
気(代謝)は高くありませんが、血(栄養)と津液(水分)が高いので集中力は最も高いタイプです。
体力が無いので20~30代には周りについていけないこともありますが、持ち前の集中力が発揮されるのは40代からです。
結婚して精神的に安定してからの方が実力を発揮できる人が目立ちます。
金タイプは個性的な人が多いので、普段はよく分からない人だと思われがちです。
5、水タイプ
五行色体表では立つという字が当てられています。
立つというのはじっとしていられずに刺激を求めて動きたがるタイプです。
10歳になるまでは多くの人が水タイプの行動をとります。
同じことばかりするのを嫌い、新しいことやわくわくする事をしたがります。
自分の体験を基準に価値観を固めていくので、周囲に対して自己主張が強いのが水タイプです。
水タイプはじっとして考えるよりも、考えずに行動したがります。
失敗を恐れずに行動するので多くの経験を積んで50代頃に成果が上がりだすのが特徴です。
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