マンガで東洋医学を考察シリーズ①ドラゴンボールで気を考える
マンガを基にした話ですが、私は鍼灸マッサージ師なので解剖学や生理学に東洋医学を交えて考察します。
気とは代謝によって産み出されるエネルギーであり、神経伝達を含めた自律神経の作用と考えています。
代謝の調節は自律神経によって左右されます。
自律神経には二種類あり、必要なときには身体を動かせるように身体を興奮させるのが交感神経で、休めるときには身体をリラックスさせるのは副交感神経の役割です。
ここでドラゴンボールを基に気を考えてみました。
ドラゴンボールの必殺技で有名なのは悟空が使う界王拳です。
界王拳は瞬間的に気を高めて能力を何倍にも高めます。
そして過度な界王拳を使うと、軽く叩かれても堪えます。
と言うことは、界王拳は交感神経を爆発的に高めていると考えられます。
結果として感覚神経も過敏になったのでしょう。
気を高める修行というのも、神経伝達をスムーズにして反射速度や筋肉の動きを高めるものと捉えられます。
だから気が足りないという表現は、神経伝達物質が枯渇した状態と言えそうです。
ここでポイントにしたいのが、気の高さは変化したり補えたりするものだということです。
また年齢とともに気を練るのは上手くなりますが、年齢とともに気は衰えるといった加齢性による変化があることです。
亀仙人が強かったのは、気を練るのが上手かったからですね✨
これは身体を思い通りに動かせるという表現だと考えます。
身体が思い通りに動くのは当たり前と思うかもしれませんが、実際には初めから身体を思い通りには動かせません。
身体を動かすという行為を繰り返すことで、徐々に思い通りの動きが出来るようになるのです。
また繰り返し行った動作は、より速く無駄のない動作を可能とします。
無駄なく動くには、反復動作を行って身体に最適な動きを覚えさせる必要があります。
脱力と最適化が気を練るという表現と考えています。
身体の不調を解消するには気を高めて自律神経を整え、気を練って最適な動きを実現することが大切です。
ちなみに修行をすれば、かめはめ波はうてるのか?
うてる人はいる、、かもね(笑)
ホームページ http://sawaraku-keirakuseitai.com/
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