整体の奥義を孫氏の兵法から学ぶ③:謀攻編の秘訣と実践法
相手に損失を与えることは二の次で、まずは損失を出さない事が優先される。
だから勝つことにこだわる必要はなく、負けても損失を出さない事を考えるべきである。
あくまで相手の目的を阻むことが優先されるので、相手に損失を与えなくても利益を与えなけば良い。
相手に損失を与えようとして、自分の損失を出すことはダメな対応である。
まして、戦うための準備にお金と労力をつぎ込んで損失を被って、自分が利益を出せなければ最悪の事態である。
施術では効果を出すことも重要ですが、悪化させない事はもっと重要です。
通院の期間が長引いたとしても、焦って刺激を増やして悪化させるのはダメな対応と言えます。
だから、相手が争う気をなくすように立ち回り、争うようなら勝てるときだけ争う。
僅差であれば相手が不利になるように動き、自分が不利なら無理に戦わない。
不利な状態で戦えば負けるのは当然である。
症状が重い時は無理に刺激せずに、まずは解消ではなく軽快を目指すべきなのです。
重い症状をわずかな回数で解消しようとするのは無理があるのです。
焦って強い刺激を入れれば治癒力を上回るダメージを与える危険があるからです。
大切なのは無難な刺激を入れて少しずつでも確実に回復に向かわせることです。
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