東洋医学から見た鶏に例えられる木タイプ
東洋医学の五行色体表を基にしたキラメキ内臓占いでは、動物の生態からも人間のタイプを分類しています。
タイプには木・火・土・金・水とありますが、中でも木タイプは鶏に例えられます。
鶏は三歩を歩けば忘れると言われます。
木タイプの人は怒る時は激しいですが、すぐに忘れて引きずりません。
実際には鶏はかなり知能が高く、勇敢で賢くコミュニティを形成することが知られています。
毎日、朝に鳴き声を上げるのは、時間を計る能力があって未来を予測できる知能がある証拠とのことです。
そんな鶏は仲間を認識することが可能で、多くの鳴き声を使い分け危険や食べ物の位置を知らて情報を共有します。
また普段から仲間と一緒にいることを好み、愛情が豊かで家族を大切にします。
鳥類には歯がありません。
歯が無いと食べるものは限られますが、卵の状態から孵化するのが早くなると言われています。
鳥に分類される木タイプは、少しでも早く成長しようと勇み足な所も目立ちます。
鬼滅の刃では三人の奥さんがいる宇随天元が木タイプでした。
特に母鳥は愛情が豊かで、子供を守るために戦ってワシやキツネを撃退することもあるのです。
木タイプも子供や後輩などを大事にします。
基本的には長男・長女気質なので面倒見が良い事も特徴です。
また鶏は複雑な感情を持っており、同情心まで持つことが分かっています。
他人に同情できるのは共感力が高い人に特有の感情です。
木タイプは意思決定をする時に、自身の経験とその時の状況を考慮に入れて判断します。
鶏に限らず鳥類は気(代謝)が高いことで知られています。
代謝が高いと体内に発生する活性酸素の量も増え細胞を傷つけるリスクも高まります。
疲労というのは活性酸素が増えたときに強く感じます。
鶏を含む鳥類には、活性酸素を除去するイミダゾールペプチドが多く生産されています。
そのため、1日に約100グラムの鶏むね肉を食べれば高い疲労回復効果を得られることが分かっています。
イミダゾールペプチドは乳酸の分解を促しエネルギーを作ると同時に、体内の老廃物である尿酸の排泄も促してくれる働きがあります。
木タイプのように体力があって動き続けられる人はイミダゾールペプチドが多く合成されていると考えられます。
イミダゾールペプチドが多いと疲労の回復が早い分だけ仕事にも遊びにも精力的に取り組めます。
鳥類は遊び好きなことで知られており、同様に木タイプも休日にじっとするのが嫌いで遊ぶ予定を入れたがります。
また、鳥類は肺を助ける気嚢(きのう)という臓器を持っています。
気嚢は酸素の薄い上空でも苦しくならないように肺を助けるのが役割です。
木タイプも環境に合わせて自分を変えていけるのが強みの一つです。
以上のように、普段は気にすることのない鶏の生態に昔の人はよく注目していたことが分かりますね。
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