四体液説と四気質説
四体液説とは古代ギリシャの医師であるヒポクラテスが唱えた学説です。
騎全然から19世紀にいたるまで信じられてきた四体液説は、人間の体液は血液、粘液、黄色胆汁、黒色胆汁からなり体液のバランスによって病気が引き起こされるというものです。
その根底には4元素と呼ばれる空気と水、火、土があり、それらは4元性である冷熱と乾湿の分類だと考えられていたのです。
陰陽論では陽の虚実と陰の虚実で季節の変化を四分割し、さらに季節の変わり目という概念もあります。
空気のように温かく湿った血液
火のように温かく乾いている黄胆汁
水のように冷たく湿っている粘液
土のように冷たく乾いている黒胆汁
以上の4つの体液がバランス良く存在していれば健康で、アンバランスなら病気と考えたのです。
バランスを重視しているのは2000年前も今も同じなのです。
そして4つの性質は性格にも影響を与えるという考え方も同じです。
多血質であれば 楽天的で活動的ですが気が移りやすく飽き性になります。
粘液質だと冷静で不活発ですが粘り強い性格になります。
胆汁質は情動的反応が速くて強くなり直情的な傾向があります。
憂鬱質なら些細なことでも気にして取り越し苦労をする感受性が豊かな人になります。
キラメキ内臓占いは内臓の強さが性格を作ると考えていますが、四体液説と似たような点は多くあります。
基本的に温かい性質は活動的で感情的なのに対して、冷えた性質は繊細だけど根気のある性格になるのです。