“あおり運転”のアレコレ、調べてみました
8/10、常磐道にて発生した『あおり運転暴行事件』は衝撃的でした・・・。否が応でもニュースを見てしまい、心を痛めた方も数多くいらっしゃるかと思われます。
そこで今回は、“あおり運転”に対する罰則やその対策などを分かりやすく紹介しているサイトについて調べてみました。
まず“あおり運転”に対する罰則についてはコチラのサイトが分かりやすいかと思われます。
あおり運転対策は罰則強化で一発免停も。警察への通報などの対処法 - チューリッヒ
道路交通法上、“あおり運転”はどのような交通法規に違反するのか、その違反の種別や違反点数についての分かりやすい表が記載されています。具体的に“あおり運転”の種別を知ることができます。
さらに、2018年1月には警察庁から全国の警察に対し、あおり運転への罰則厳正化が指示されています。
警察庁はあおり運転に「危険性帯有者」という概念を使って、点数制度による処分(免停など)に至らなくても、積極的に取り締まる方針を打ち出しました。これは、道路交通法103条第1項第8号の「免許を受けた者が自動車等を運転することが著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがあるとき」は累積点数に関係なく、即座に免許取り消し、または最長180日間の免許停止処分にすることができる、というものです。
またタイムリーな話題ですが、“あおり運転”への更なる罰則強化が検討されているそうです。
“あおり運転罪”検討へ...自民党が着手 臨時国会へ法案提出も視野 - FNN PRIME
「あおり運転」罰則強化の検討開始 新法整備求める声も - 朝日新聞DIGITAL
“あおり運転”の実態に関するアンケート結果もありましたので併せてお伝えします。
ドライバー2,230人に聞いた!「あおり運転」の実態とその回避策とは? - チューリッヒ
特にピックアップしたいのが、あおり運転に実際に巻き込まれた際の対処法についてです。九州大学の教授の見解は以下のとおりだそうです。
あおり運転によるトラブルに巻き込まれそうになったら、挑発にのらず、交通法規を遵守して冷静に対処することが重要です。同乗者がいる場合は、110番通報、ナンバーなどの記録、動画撮影をしてもらうといいでしょう。いち早くその状況から抜け出すためにも、後続車があおってきたらすぐに道を譲りましょう。また、追い抜かれたら、あおってきた車と車間距離を十分にとって急停止などの危険行為に備えることが大切です。車を停車させる際は、コンビニやサービスエリアなど、なるべく人目のある安全な場所を選びましょう。停車したら、窓を閉めドアをロックして警察に通報を。警察の指示に従って行動しましょう。
決してやり返したりはせず、冷静に安全を確保し警察へ通報する。これが一番なのでしょうね。
最後にこんなニュースを発見したのでご紹介いたします。
「迷惑車ナンバー共有サイト」はあおり運転の抑止になるのか? サイト運営者に“展望”を聞いた - FNN PRIME
直接のリンクは貼りませんが、「Number Data(ナンバーデータ)」という“あおり運転”を行ったと判断した車両のナンバープレートを投稿・共有できるサイトがあるそうです。私も知りませんでした。
サイト運営者へのインタビューも掲載されており、特に注目したのが「動画投稿のみ掲載しだした」という点です。
――なぜ“動画投稿”のみだけにした?
信憑性を高めるためです。
1日20件の投稿でも十分紹介できる量かと思います。また、先週、500件ほど投稿がありましたが、イタズラや交通に関係ないもの、特定の相手に対する執拗な投稿などが多く、掲載できるのはその中の1割程度でした。
運営者さんは信憑性のある情報だけを掲載するよう心掛けていること、そして投稿を厳選する運営体制が敷かれていることが分かります。
決して“あおり運転”を一過性のニュースと捉えるのではなく、身近な社会問題として心得、日頃から気をつけることこそが“これからの安全で楽しいカーライフ”を支える礎となるのではないでしょうか。