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足利日帰り鈍行列車旅行

山姥切国広と本作長義(以下略。銘が長すぎるので、以下全部本作長義と書きます)が一緒に展示されるということで、行ってきました足利。
文豪絡みの創作ばかりしているので、某文豪ソシャゲばっかりしているんじゃないかと思われそうですが、刀ソシャゲもリリース当時からずっとやっています。私はあまのじゃくなので、大半のソシャゲをリリース当日ではなくフォロワーが騒ぎ出したのを見て翌日に始める傾向があり、刀も文豪もリリース当初からやっているのにリリース翌日から始めました。
なので、実は刀にも割と興味がある。

ボカロ関連で創作していた時期に名古屋に行く機会が2回ほどあったので、本作長義を所蔵してる徳川美術館には行ったんですけど、本作長義が出てるタイミングでは行けなかったんですよね(名古屋に行ってた理由がそこそこ大きめのボカロイベントがあったからなので、ボカロから離れたら行く機会がなくて。数年前まで北海道にいたわけだしね。)
東京に来てからも展示されていたやろって話かもしれませんが、東京に来てから頻繁にイベントに出るようになったのもあって、ぶっちゃけ金がなくて名古屋まで行けなかった。

でも、足利なら……ギリギリ行けるんじゃね?鈍行乗り継いで!

一度行ったことあるから大体わかるよ!!(多分)

そう、私は一度だけ足利に行ったことがある。その時は西の方に住んでいる友達と、北からはせ参じた私が、東京で落ちあい、一緒に足利にいった。
刀のゲームが始まってから、初めて山姥切国広のご本尊が展示された奇跡の展示のときである。
あの時の長蛇の列は本当にヤバかった。気が遠くなるような列だった。
そういった過去の実績もあってか、今回は事前予約制になっていたので、スムーズに行けました。実際には中で相当並ぶのですが、展示時間になったら一気に入れるので早めに並ばないと時間なくなるとかはないですよ。
いや、展示観るの1時間じゃ足りなくね?それはそう。

話を戻しまして、休職中でそのまま退職になったので、私は今実質ニート。時間はあるけど、金はねえ!ので、鈍行列車で行きました。特急だと指定席
料金があるからね……。
なんと乗り換え5回!!東京→埼玉→栃木→一瞬だけ群馬(館林)→栃木という大回りルートです。2時間半くらいかかったかなぁ。乗り換えが多すぎて居眠りもできない。
館林といえば、文豪の推しゆかりの地なのですが、今回は涙の素通りです。

足利駅の方が近いべと思って足利駅の方で検索したら、エブリタイム「足利市駅から歩け」と表示されたので、足利市駅から歩きました。まぁ、実際足利市駅の方からでも普通に歩いていける距離だったのでヨシ!
足利駅から行った方が多分色んなところを回りやすいのですが、時間がある、展示を観るのがメインでスタンプラリー制覇するつもりないとかなら、足利市駅からてくてく歩くと良いと思います。

足利市駅から歩くと、渡良瀬川を通ることになるので、仮橋から工事中の橋を観られるというちょっと面白い景色が見られます。


帰路に撮った足利中橋


何せ前回行ったのが相当前の話なので、美術館の場所を覚えていなかったのですが、道案内アプリのおかげで無事到達。ありがとう道案内アプリ。私は一度行った場所のことを割かし覚えている方なわりに方向音痴なところがありましてね……お前がいないとダメなんだ。

美術館前で記念撮影。御伴散歩機能便利だな。二人一緒に撮れるの良き。
今まで刀ゲームとかぼかしてたけど、思いっきりゲーム機能で撮った写真載せてるからぼかす意味はない気がしてきた。一応、このnoteは一次創作のイベント告知や、たまに一次創作小説を公開することもあるアカウントなので、あんまり二次創作ジャンルの話はしないようにしているんですよ。
でも数年ぶりに二次創作参加しようかなぁと思い始めたところなので、まぁいいか。はい、とうらぶで同人誌だしたことあります。(それも結構な冊数)今はとうらぶジャンルでは活動していないんですけどね。
ゲームはずっとやってるよ。ちよこ集めてるよ!
むしろ山姥切国広が始めたその日からずっと近侍で第一部隊隊長ですね。ついでにいうと、山姥切長義が実装される前からIF設定長義を妄想していたくらいには、ガチ勢ですね……。

長義が実装されてから、いつか本作長義も見たいな、と思っていました。山姥切国広は当時まだ個人蔵だったので「2回目見るのは無理かもしれない」と半分諦めていたのですが、なんと巡り巡って山姥切国広が足利市の所蔵となった&その上、名古屋の徳美が本作長義を貸し出して一緒に並べてくれる。なんだと、そりゃ行かねばなるめえよ。ということで、ない財布の中身を振り絞って足利まですっ飛んでいったわけですよ。

展示は、堀川国広鍛刀の様々な刀はもちろん、書状や具足なんかもあって見ごたえたっぷりでした。圧倒的な女性陣の中に、ちらほらおじいちゃんとかがいて、すごい感心してて面白かった。
刀に精密な彫り物をしているのが多いんですね、堀川国広の刀。布袋国広は前回行った時にも見られたのですが、他にも彫り物がある刀をたくさん観られて良かった。

肝心の山姥切国広と本作長義ですが、並べて展示してありました。ともに伯仲の出来、山姥切国広は写し(簡単に言うと、元になる刀にわざと作風を似せて打たれた刀のこと)にして国広の傑作と呼ばれ、本作長義はその本科(本歌とも書く。モデルにされた刀の方)なんですけど。
並べてみると、形……似てるな!
本作長義は確か所蔵元の徳美の方針で、磨き上げとかせずに保存されている刀なので、国広に比べると輝きが鈍いんですけど……。
それでも美しさが抑えきれてないぞ!!なんて綺麗な乱刃なんだ!
山姥切国広の方はピッカピカでした。
写しというだけあって、横に並んでいると刃紋も似ているのがよくわかる……!
何より、この二振りが並んでいることに感激してしまう。足利市は本気だ……!
感激のあまり図録買いました。これは買わないとめちゃくちゃ後悔するなって思って……。目に焼き付けたけど、何も忘れたくない……!
最後に地下階にあるパネルと⑪先生の描きおろし絵パネルの記念撮影して、もう一度二階の山姥切国広と本作長義を見て時間いっぱいまで満喫しました。
パネル撮影はやや並んだので、時間に追われながら刀を見たくない人は先に撮影済ませておくといいかも。

美術館を出た後、せっかく足利まできたのですこしだけ街中歩きました。

歩き疲れた中で入ったグリムカフェのパフェ。1000円購入でコラボクリアファイルゲット。食べ応えのあるパフェでした。

開館時間が過ぎてて中には入れなかったけど、足利学校の門だけくぐってきました。

帰りも鈍行なので、帰宅時間を考えるともう出なければならず、夕やけを見ながら再び足利市駅へ。再び5回乗り換えの旅。
うちは西寄りの東京住まいなので、東寄り、北寄りに住んでる人は北千住ルートが使えてもうちょっと楽かもしれない。

帰り道は本を読んでたらうっかり館林で乗るべき電車を逃して途方にくれたりしましたが、おおむね夜更けになる前に帰ることができました。

思えば、私はせっかく本州に引っ越してきたのに旅行らしい旅行を全然していなかったのですが(単純にお金がなかったからだが)関東圏内なら意外と行けるもんだなと体感できたので、良かったです。

これから足利に行く人たち、お気をつけて!良い旅を!

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