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✅80代女性【孫娘、振り袖姿見せてくれず】を選択理論でコーチング人生案内#4

5年前に、孫娘の一人が成人式を迎えた時のことで、今も寂しい気持ちになります。
 当時、私は退院したばかりでお祝いに駆けつけることができず、前もって手紙を書き、祝い金を贈りました。成人式を終えたら振り袖姿を見せにくるだろうと待っていましたが、いっこうに現れません。外が暗くなり、「もう来ない!」と思ったら涙が出てきました。
 数日たっても電話もありません。今、振り返っても切ないです。成人式は大人への第一歩、人への思いやりも大切にしてほしいと思います。
 その後、大学卒業後に就職祝いを贈っても、孫もその母親も反応なし。父親である私の息子は単身赴任中で、ほとんど家にはいないようです。
 私は病気で高齢で一人暮らし。寂しいです。こんな孫たちと、これからどう付き合っていけばいいのやら。ご助言お願いします。(埼玉・D子)

(2022年1月18日読売新聞)

【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】

相談者の「困りごと」

・孫娘に成人式や就職祝いをしても、御礼も反応もないのが寂しい。孫娘との良い関係ができておらず、寂しい。

相談者の「願いごと」

・孫娘と良い関係を持って、孫には高齢の一人暮らしを少しでも温かいものにしてほしい(推測)。

【相手方(孫娘)の困りごと、願いごとを推測してみましょう】

相手方(孫娘)の「困りごと」

・祖母からお祝いをもらえるのはありがたいが、見返りに、祖母と仲良くしなければならないとしたら煩わしい(のかも)。 

相手方(孫娘)の「願いごと」

・祖母から、自分の成長の祝福や経済的支援としてのお祝い金などもらえるのはありがたい。かといって、祖母と仲良くしなければならないというような義務的なつきあいをしなくてよいようにしたい(のかも)。

【本人の困りごと】のパターン

・「孫娘との人間関係を良くしたい」という願いごとが叶えられない

・病気と高齢の一人暮らしの寂しさに困っている。

【心に響く回答者(久田恵さん)の言葉】

「孫なんてそんなものよ」

・核家族化は、高齢世代の単身化を進めました。孫に癒やしを求め、家族に依存できる時代でもなくなりました。

・向こう(孫娘)がどう自分(相談者)と向き合おうとしているのかを見定める、それが一番大事なのではないでしょうか。

・自分の人生の主人公は、最後まで自分です。

・お祝いにお礼がないなら「届きました?」と聞きましょう。

(・5年前の成人式の時は「振り袖を見せにきてくれなくて寂しかった」と言えばよかったのでは)

【コーチとして問いかけてみたい3つの質問】

・「お孫さんとの良い関係」とは、具体的にどのような関係を望んでいるのですか?

・お孫さんはあなたのことをどのように思っており、「祖母との良好な関係」としてどんな関係を望んでいそうですか?

・病気と高齢の一人暮らしの寂しさを感じながらも、これまでどのようにして、お一人でずっとやってこられたのですか? どんなことが手助けとなってきたのでしょうか?

今回はこれで終わりです。それでは、また次回。


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