✅50代女性【夫が苦痛だが離婚できない】を選択理論でコーチング人生案内#118
「50代の主婦。定年退職した60代の夫との生活に悩んでいます。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・定年退職した夫は、家庭内でいばりちらし、自分がしたいようにして、行儀も悪く、自分との会話もほとんどないが、そんな夫との生活が苦痛で仕方がない。その一方で、自分には、頼れる身内もなく、体も丈夫でないので、離婚にも踏み切れず、この先の人生をどんな気持ちで過ごせばよいのか、途方に暮れて困っている。
相談者の「願いごと」
・これからも続く、苦痛な夫との生活に対して、どんな気持ちで過ごせばいいのかを知りたい。
相談者が満たせていない(満たしたい)基本的欲求
(力・自己価値の欲求、自由の欲求)
【コーチングモデルと選択理論の考え方】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・夫(相手)に、自分が振り回されて困っている。
・自分が願っていること(これからの人生をどう過ごしたいのか)が、明確でないので、願いごとが叶わない。
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(出久根達郎さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・自分勝手でごうまんなご主人のようですが、そのような大変な人生を、今までどうやって乗越えてこられたのですか。どんなことがあなたの支えになってきたのでしょうか? とにかくどんなことでも、10個以上挙げてみてください。それらのことは、これからもあなたの支えになってくれそうですか?
・これから先も、今の生活が続くとすると、いつまでがまんできそうですか? その理由は何でしょうか?
・もし、今のご主人と離婚したとして、経済的な問題や、ご自身の健康の問題が、仮になかったとしたら、ご自分としては、今後はどのような生活、人生を送っていきたいですか。どのようなしたいこと、得たいものがあるのでしょうか。10個以上挙げてみてください。
・一方で、今のご主人との生活で、経済的な安定なども含めて、「あなたが失いたくないもの」「今後もずっと続いてほしいこと」にはどういうものがありますか? これも10個以上挙げてみてください。
・あなたから見て、ご主人は、10点満点で何点くらいですか?
一方で、ご主人は、あなたを、何点くらいの妻だと考えていそうですか?
・もし仮に、10点満点のご主人だったら、あなたとの関係で、どんなことをしてくれそうですか? また、○○行動はしないですか? 10個以上挙げてみてください。そして、もし、そのうちのいくつかをしてくれたら、あなたは今とどういうふうに違ってきそうですか?
・一方、ご主人から見たとき、「10点満点の妻だったら、自分との関係で、何をどうしてくれるのに、また、○○行動はしないのに」と思っていそうですか。これも思いつくものを10個挙げてみてください。
・もし、そうやって、「お互いが相手に望むこと」「お互いが相手にしてほしくないこと」が明確になり、どちらか一方だけでも、「相手がしてほしいことで、自分ができることをしてあげる」ようになり、「相手がしてほしくないことをやめる」ようになったら、二人の関係は、今と比べて、どうなりそうですか? そして、もし仮に二人の関係が、今よりも少しでも良くなったとしたら、あなたのこれからの人生は、どのように変わっていくでしょうか?
・「定年まで働き、家族を養ってくれた夫」に感謝しているとのことですが、具体的にどうやって、その感謝を伝えていますか。相手に感謝の気持ちはどのくらい伝わっているでしょうか?
・ご主人の方も、あなたには感謝している所もたくさんあると思いますが、もし、そうだとしたら、あなたはそれをどういうふうに伝えてほしいですか?
・お互いに、相手に対して、批判や文句を言うのをやめて、逆に、感謝していることを今以上に伝えるようにしたら、二人の関係や、この先の人生は、どのように変わっていくでしょうか?
・「この先のお二人の関係が今以上に良くなることがわかっている」としたら、また、「あなたが今以上に、したいこと、好きなことができるようになることがわかっている」としたら、あなたとして、手始めに、どんな小さな行動から始めますか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。