✅60代男性「義弟の連帯保証で破産、義弟に不満」をコーチング人生案内#23
60代の男性。妻と妻の弟の態度に納得できません。
以下を参考に、相談者(クライアント)から、答え(困りごと、願いごと、今からしてみる行動、考え方、見方)を引き出す、あなたの質問を、自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・妻の依頼で自分が連帯保証人となった義弟が、自分に相談もなく、破産した。自分が返済を引き受けて、破産し、家を失ってしまった。義弟の破産について自分に相談しなかった妻のことが納得できず、困っている。
・自分はその後就職して持ち直したが、義弟は就職もせず、何事もなかったかのように子どもや孫に接してくることが我慢ならなくて、困っている。
相談者の「願いごと」
・義弟が破産せざるを得なかった当時のこと、当時の義弟や妻の行動について、妻から説明を受けて、納得したい。
・自分が代わりに返済した義弟の借金の分を、義弟には、就職してでも返済してほしい。(推測)
・義弟がそのような誠意も示さないうちは、自分の子供や孫と接しないようにさせたい。 (推測)
【ふだん使いをしやすいコーチングモデル】
人間関係では【相手の困りごと、願いごと】を推測しましょう
妻の困りごと、願いごと
・夫も、弟も、破産を乗越えて、持ち直すことができて良かった。取り戻せた平和な状況が、これからも良い方向に進んで欲しい。
・(夫が、自分や弟に対して、不信感や不満を持っているとしたら)
夫には、自分や弟の過去の行動については、水に流して、家族、親戚として仲良くしてほしい。
義弟の困りごと、願いごと
・義兄も、自分も、破産を乗越えて、持ち直すことができて良かった。取り戻せた平和な状況が、これからも良い方向に進んで欲しい。
・(義兄が、自分や姉に対して、不信感や不満を持っているとしたら)
義兄には、自分や弟の過去の行動については、水に流して、家族、親戚として仲良くしてほしい。
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・妻や義弟の行動や態度を変えさせたいが、「自分が思うような行動や態度を取ってくれない妻と義兄」に自分の気持ちが振り回されて困っている。
【心に響く回答者(佐貫葉子さん)の言葉】
・厳しい言い方ですが(略)、あなたが判断したことです。あなたも事業を営んでいたのであれば、連帯保証のリスクは承知していたはず。断り切れなかったのでしょうが、最終的にはご自分の責任と考えて割り切った方がいいのでは。
・妻や義弟にとっては家業を失ったのはつらい思い出でしょうし、そのためにあなたまで破産したと考えたくないのでしょう。何事もなかったように振る舞っているのは、過去の出来事としてもう忘れたいという心理だと思います。
・(妻や子供達と)事業を続けるにあたって味わった様々な苦労や喜び、破産後に就職しての経験など、あなたの来し方を折にふれて語ってみたらいかがですか。そうした過程において家族の理解が進むのではないでしょうか。
次のような質問を考えてみました(ご参考まで)
・もし、がまんせずに何でも、妻と義弟に言えるとしたら、二人にどんなことを言いたいですか。一方で、妻と義弟は、あなたについて、どのような気持ちや思いを持っているでしょうか。
・ご自身として、もし、妻と義弟に対する不満を解消することができたとしたら、これから一番大切にしたいこと、ご自身にとってのこれからの理想の生活とは、どのようなものですか?
・あなたとして、これからの理想の生活に少しでも近づいていくためには、妻と義弟とあなたとの間では、お互いにどのようなコミュニケーションをとっていくことが、役に立ちそうですか。また、どんなコミュニケーションをとると、理想から遠ざかりそうですか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。