✅70代女性【妻が度外れた病気恐怖症】を選択理論でコーチング人生案内#114
「70代の男性。1歳年上の妻の度外れた「病気恐怖症」に困っています。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・妻が度外れた「病気恐怖症」で、ちょっと体調がよくないと、「○○がんじゃないかしら」と心配し始め、不眠、めまい、胃腸障害を繰り返し、ドーンと落ち込むので、困っている。
相談者の「願いごと」
・妻のネガティブな思考回路の改善策について知りたい。
相談者が満たせていない(満たしたい)基本的欲求
・「力・自己価値の欲求」
【コーチングモデルと選択理論の考え方】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・妻が度外れた「病気恐怖症」で、ちょっと体調がよくないと、「○○がんじゃないかしら」と心配し始め、不眠、めまい、胃腸障害を繰り返し、ドーンと落ち込むので、困っている。
(困りごとのパターン:相手に振り回されているパターン。相手を変えたいが変えられないパターン)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(海原純子さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・本人は、「病気恐怖症」を周りの人に発信することで、奥さんご自身も身心の障害を起こして悪循環になっているものの、一方では無意識かもしれませんが、周りからの同情や関心を引くことができたり、医者から早い段階で「大丈夫」というお墨付きを得て安心ができたりと、何かを得ているのかもしれませんね。そうすると、「病気恐怖症」を克服したいかどうかは、本人次第のところがあり、周りからは、アドバイスや情報提供はできるものの、本人がその気にならなければ、本人の思考回路が変わることもなかなか難しいかもしれませんね。
・ところで、今のあなたは、「奥さんの度外れた病気恐怖症」にどのくらいご自身が振り回されていると感じていらっしゃいますか? 「ものすごく振り回されている」を10点、「全然振り回されていない」を1点としたら、今のあなたは、何点くらいのところですか。
・「奥さんの度外れた病気恐怖症」は、それはそれとして、あなたはそれに振り回されず、あなたご自身のしたい生活、したい生き方ができていますか?
・もし、「奥さんの度外れた病気恐怖症」が、仮に今よりもっとひどくなったとしたら、(本当の病気であったとしたら話は別ですが)、あなたはそれに対して、ご自分は振り回されないために、どんな「立ち位置(距離感)」を維持したいと考えますか?
・そして、そんなご自分の「立ち位置」を決めることができたとしたら、その「立ち位置」をキープして、「奥さんの度外れた病気恐怖症」に対して、具体的にどのように対処するのが、自分も振り回されず、奥さんに対しても「よりよい対応」となりそうですか?
・また、「奥さんの度外れた病気恐怖症」が軽くなろうと、ひどくなろうとそれはそれとして、あなたご自身はその「立ち位置」を守ることができたとして、一方で、あなたご自身は「自分の自由な領域」で、自分のしたいこと、願いごと、自分の生きたい生き方、人生をどのように実現していきたいですか?
・もし、そのようなあなたご自身の望む生活が、近い将来に今よりももっと実現できているとしたら、そのときは、「奥さんの度外れた病気恐怖症」に対して、あなたは、今と違った、どのような態度や対応をとることができそうですか?
・また、奥さんは、そのような「状況に振り回されず、一貫した態度や行動が取れるご主人」をみて、どのように思われるでしょうか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。