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✅80代男性【息子の嫁と気まずく息子夫婦と3年連絡なし】を選択理論でコーチング人生案内#1

80代の男性。遠方で暮らす息子夫婦とのことで相談します。
 3年前、初孫が難関大学に合格。お祝いに行きたいと息子の嫁さんに連絡したところ、すぐに「寝具がないのでホテルに泊まっていただければ」との返事。私たち夫婦は初めからホテルに泊まるつもりでした。
 そして、ホテルのレストランでお祝いした時のこと。孫が運転免許を取りたいと言うので、私は「家の車は必ず年齢無制限の保険に入るように」と勧めました。「保険料が高くなる」と言う嫁さんに再度勧めると、泣いて「そんなに早く息子を死なせたくない」と私に抗議するのです。何を勘違いしているのかと思いましたが、息子は「おやじ、くどい」と言いました。
 その後も息子夫婦と孫には誕生日の祝いなどを届けていますが、嫁さんからはお礼どころか連絡もありません。息子夫婦とはよい関係でいたい。ご助言お願いします。(埼玉・B男)

(2021年1月15日読売新聞)

【当事者の困りごと、願いごとの分析】

1,相談者が感じている「今の問題」

・自分の好意(息子夫婦や孫へのお祝い)を感謝しようとしない息子の嫁の言動に振り回されている。

  相談者が願っていること

・息子夫婦とよい関係でいたい(愛所属の欲求を満たしたい)。
・年長の義父として自分の意見や好意(お祝い)を受け入れてもらいたい(自己価値の承認欲求)。
・孫と良い関係でいたい。

2,相手方(息子の嫁)が感じている「今の問題」(推測)

・上から目線でがんこに「我」を通したり、押しつけがましくお祝いを送ってくる義父に振り回されている。

  相手方(息子の嫁)が願っていること(推測)

・自分たちの家族のことは、自分たちに任せて欲しい(自由と自治の欲求)。
・相談者が上から目線で、しつこく自分の意見を通そうとすることはやめて欲しい(自由と自治の欲求)。
・「お祝いのお礼を言わない」というこちらの意図(距離を置きたい?)を察して欲しい(自由と自治の欲求)。
(・子供を立派に育てて難関大学に合格させた自分たち夫婦のがんばりも認めて欲しい)(承認欲求)。

【コーチング事例としてのパターン】

目ざすゴール:自分の人間関係の願いごとをかなえたい(息子家族と、特に息子の嫁との関係を良くしたい)。

【回答者(樋口恵子さん)の光るアドバイス】

・「真心の行き違い」の例ですね。ここに登場するだれも悪くありません。
・あなたのご忠告はお孫さんの無事を祈る真心からの思いだったでしょう。でも、お嫁さんからみれば「わが家の私事への介入」です。
・一度だけ覚悟して、息子さんご夫婦に「余計なことを言ってすまなかった。今後は何か贈ったら返事がほしい」と申し入れてみてはいかがですか。
・私の知る限り、進路、結婚に関して、祖父母の忠告が的を射ていた例はありません。

【コーチとして問いかけてみたい3つの質問】

・息子のお嫁さんの良いところを7つ挙げるとしたらどういうものがありますか。
・そのことをお嫁さんに伝えたら、何か変化がありそうですか?
・お嫁さんの方は、あなたにどういう義父であってほしいとを望んでいるでしょうか。







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