✅50代女性【両親の施設入所を後悔】を選択理論でコーチング人生案内#117
「50代の女性。昨年、2人暮らしをしていた80代後半の両親に施設へ入ってもらいました。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・80代後半の両親に施設に入ってもらったが、母の認知症が進んだため、認知症に特化した施設への転居を提案されている。母は入所後に認知症が進行し、再度、環境を変えると母がどうなるかと不安で、一人で決めるのが怖い。どう判断しても後悔しそうで、苦しくて困っている。
相談者の「願いごと」
・自分の判断を後悔せず、自分を責めないですむような、両親にとって最善の選択ができるようにしたい。
相談者が満たせていない(満たしたい)基本的欲求
(力・自己価値の欲求、愛所属の欲求、)
【コーチングモデルと選択理論の考え方】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「判断を後悔する自分」、「自分を責めずにおれない自分」に、自分が振り回されて困っている。
(困りごとのパターン:「自分」に振り回されて、困っている)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(佐貫葉子さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・ご両親のことをすごく大切にしてあげたいのに、ご自分にはどうしようもないような状況に苦しまれながらも、「精一杯がんばっている自分」に対して、どうぞ思いやりを持って、優しくしてあげてください。
・もし、あなたと同じ悩みを抱えている友人がいるとしたら、その方に対して、どんな優しい思いやりを示してあげられるでしょうか? どうぞ、そのような、具体的な優しい思いやりを、ご自分に対しても、示してあげてください。
・自分の中の「後悔する自分」「責められる自分」に、何でもいいたいことを言ってくれたらいいよと言ったら、そのような、心の中の「自分たち」は、あなたに対して、どんなことを話したいと思うでしょうか?
・そして、そのような心の中の「後悔する自分」「責められる自分」が、「自分たちも、精一杯がんばっている」とあなたに話したとしたら、あなたは、そのような「自分たち」に対して、どのような思いやりを示し、勇気づけてあげることができますか?
・あなたと「心の中の自分」が、傷つけ合うような関係でなく、お互いを優しく思いやり、お互いに「精一杯にがんばっているね」と勇気づけあうことができるようになり、「自分の自分との関係」が改善できたとしたら、そのときは、「お母さんとお父さんの現状」を、それはそれとして、受け入れた上で、そんな状況でも、あなたが、お母さんとお父さんにしてあげられることで、どんなことをしてあげたいですか?
・お母さんとお父さんは、自分たちの状況は、それはそれとして、「精一杯尽くしてくれている娘」に対して、どんなことを伝えたいと思い、あなたができることで、どんなことを自分たちにしてほしいと願っていらっしゃるでしょうか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。