✅50代女性【夫の運転にハラハラ】を選択理論 でコーチング人生案内#131
◇今回は50代主婦「運転するとイライラし、自己中心的で攻撃的になる夫に変わってほしい」という相談です。
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を考えてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・夫が車を運転するとき、イライラとひどく自己中心的になり、他の車や他者に対しても攻撃的な言動をとり、同乗していてもハラハラするばかりの状況なのに、本人には改善する気が無くて、困っている。
相談者の「願いごと」
・このような夫に、どう向き合えばいいのかを知りたい。
相談者が満たせていない(満たしたい)基本的欲求
(力・自己価値の欲求、自由の欲求、生存の欲求)
【選択理論コーチングの三角モデル】
【選択理論心理学で考えてみましょう】
・自分の考え方や見方、行動は、自分が自由に選択できるし、変えられる、と考えましょう。
・自分には、未来に向って自分が幸せになるために行動する責任がある、と考えましょう。
・相手の行動を変えられるのは相手本人であって、他者は助言や情報提供、リクエストができるだけ、と考えましょう。
・いやがる相手を変えようとしても、相手の抵抗を生み、人間関係が遠ざかるだけ、と考えましょう。
・変わろうとしない相手に自分が振り回されていることに気づきましょう。
・相手を批判したり、強制したり、脅したり、文句を言ったりすることはやめましょう。
・自分が満たせていない、自分にとって大切なニーズや価値観、欲求が何か、を考えましょう。
・相手の行動も、自分のと同じく、ニーズや価値観、欲求を満たすための精一杯の行動なのだと考えましょう。
・相手が満たせていない、相手にとって大事なニーズや価値観が何かを考えましょう。
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「運転をするとき、ひどく自己中心的で、他者に攻撃的な言動をする夫」に変わってほしいが、変わってくれなくて困っている。
(困りごとのパターン:相手に振り回されている、相手をコントロールしようとしている、願いごとが叶わない、)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(藤原智美さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・仮に、ご主人の状況がこの先も全く変わらないとしたら、いつまでがまんできそうですか?
・今のご主人の状況が、さらにひどくなっていったら、そのときはどうしますか?
・これまでも、ずっとがまんされてきたのだと思いますが、どうして、これまではがまんできてきたのでしょうか。
・ご主人の行動を変えられるのはご主人本人であって、他者は助言や情報提供、リクエストができるだけだと思います。いやがるご主人に変わってもらおうとすると、ご主人との人間関係が遠ざかるだけかもしれません。
もし、遠慮なく、ご主人のためにリクエストや情報提供できるとしたら、 ご主人がどんな反応をするかは、それはそれとして、あなたの方では、どんなリクエストや情報提供ができそうですか? してみたいですか?
・一方で、あなたご自身の「そんな車に乗りたくない」というような気持ちについて、ご主人がどう反応するかは、それはそれとして、あなた自身が、「私はどうしたい、どう思っている、どんな気分でいる」というようなことを、遠慮なくご主人に伝えられるとしたら、具体的に、どんなことを伝えたいのでしょうか? 思いつくかぎり、挙げてみてください。
・あなたとしては、どんなご主人であってほしいのですか。ご主人には、どういうよいところがあって、結婚し、今まで過ごされてきたのでしょうか?
・ご主人の運転の問題は、それはそれとして、あなたにとって、今の生活で失いたくないもの、これからもずっと続いてほしいものには、どんなことがありますか?
・もし、ご主人の運転の問題が解決したとしたら、そのときは、あなたはご主人とどのような生活ができることを望んでいらっしゃるのでしょうか。
・ご主人の行動をあなたが変えることはできないかもしれませんが、あなた自身の行動は、あなたが望む未来に向って、ご自分で選択することができます。あなたが決心して行動を選択したら、ご主人の方もあなたの行動を変えることはできません。
・そのような意味で、相手を変えるのではなく、自分の側で、未来に向って、自分ができる行動として、どんな方法があるかを、広く考えてみませんか。
・ここまで、話されてきて、どんなことに気がつかれましたか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。