✅30代主婦【息子の病気 義父母が心ない一言】を選択理論でコーチング人生案内#73
「30代の主婦。先日1歳の息子の足に腫瘍が見つかりました。丈夫に産んであげられなかった、早く気付いていればと、自分を責めずにはいられませんでした。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・占い好きの義理の両親から、1歳の息子の病気の原因を名前のせいと言われるなど、息子の誕生以来、義理の両親の価値観から、自分たちが望まないような干渉をされ、今後、ますます干渉がひどくなりそうで、困っている。(推測を含む)
・義理の両親からは「嫁いできたのだから」と違う意見を持つことを許されず、困っている。
・「時が解決するのを待っている夫」と義理の両親のことでけんかになることもあり、困っている。(推測)
相談者の「願いごと」
・義理の両親には自分たちの家族への過度な干渉をやめてもらい、そっと自分たちだけて暮らしたい。そして、子供の病気に最善の対応ができるようにしたい。
・「義理の両親の過度な干渉」のことで、大好きな夫とけんかをしたくない。
【ふだん使いがしやすいコーチングモデル】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・「占い好きで、自分たちの価値観を押しつけて、家族に干渉してくる義理の両親」に、自分(たち)が振り回されて困っている。
・「時が解決するのを待っている夫」に、家族のため、もっと積極的に動いてほしいが、動いてくれなくて困っている。(夫を変えたいが、変わってくれなくて困っている。変わってくれない夫に、自分が振り回されて困っている)(推測)
・自分たちの家族だけで、平和に、穏やかに暮らし、子供の病気のために最善を尽くせるようにしたいが、出来なくて困っている。(願いごとを叶えられなくて困っている)(推測)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(海原純子さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・義理の両親に、仮に、何の制約もなく言いたいことを言えるとしたら、どんなふうにしてほしい、どんな義理の両親であってほしいと言いたいですか。
・ご主人に対して、仮に、何の制約もなく、言いたいことが言えるとしたら、どんなふうにしてほしい、どんな夫であってほしいと言いたいですか?
・もし、あなたが義理の両親やご主人が、あなたが望んでいるとおりに変わってくれたとしたら、あなたや、あなたの家族には、今と違うどんな変化があるでしょうか? そのとき、あなたは、今は満たされていない、どんな大切なニーズや価値観を得ることになるでしょうか?
・あなたとしては、どんな家族の生活を望んでいるのですか? また、ご主人はどう思われているのでしょうか? あなたとご主人の思いは、どういう所が共通していますか?
・義理の両親も、ご主人も、あなたも、それぞれが、自分たちなりに、自分たちの価値観に応じて、今の状況に対して、「最善の努力をしている」と思われますが、お互いに、自分の願いの実現を目ざそうと、強い行動に出れば出るほど、相手の抵抗も強くなることでしょう。
・そんな状況で、仮に、義理の両親の干渉がもっとひどくなってきたとしたら、そして、あなたのがまんの限界を超えたとしたら、そのときは、あなたはどうしたいですか?
・また、そうなると「時が解決するのを待っている夫」はどうしたいと思うでしょうか?
・ご主人とあなたとお子さんにとって、「義理の両親」との物理的、心理的な「ほどよい距離間」とはどういうものでしょうか? もし、そのようなほどよい距離間を保つ決心をし、それが保てたとしたら、今と違うどのような変化がありそうですか?
・また、「ほどよい距離間」を保つことが出来たとしたら、そのような「ほどよい距離間」を維持することを前提として、「息子のことを大切に思ってくれている義理の両親」に対して、あなたはどんなことならしてあげられそうですか?
・以上のようなことを踏まえると、まず、ご主人とはどんなコミュニケーションを取る必要がありそうですか? そのコミュニケーションを上手にとるためには、あなたはどういう努力や、工夫が出来そうですか?
・もし、ご主人とのコミュニケーションが、今以上に上手にとれたとしたら、今と違うどのような変化がありそうですか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。