書評「ビジョン・ロードマップの法則」ーまさに上質世界の願望のイラストアルバム‼【選択理論を何でもありで学ぶメルマガ(7号)】
2024年は年明け早々、大波乱の連続でしたが、今年も選択理論を心の土台として、力強く、けなげに、そして、しぶとく生きていきましょう。
さて、今回の「選択理論を何でもありで学ぶメルマガ(7号)」は、【書評「ビジョン・ロードマップの法則」ーまさに「上質世界の願望のイラストアルバム」】です。
本書「ビジョン・ロードマップの法則」は2023年12月に出版された新刊書です。著者(藤野公子氏)はグローバル企業の「バリキャリ」のウーマンを経て、現在は大学の客員教授や講師、企業での修講師、社会人の学び直し講座の講師等をされている方です。
ビジョン・ロードマップとは
本書のビジョン・ロードマップは、私たちが個人として、幸せな人生を送っていくにあたって重要な分野である「ライフスタイル」「キャリア・自己開発」「内省と人間関係」「お金の管理」という4つの分野のビジョン(実現したいゴールや目標、それに至るプロセス)のイメージについて、一枚紙をいくつもの手描きのイラストやネット上にあるイラスト素材で埋めて「一枚の絵」として視覚化したものです。また、その絵の中には「自分のミッション(社会に貢献する役割)」「3年後になりたい自分の姿」「自分への約束・宣言」について短い文章も書き込まれます。
このビジョン・ロードマップの作成ルールとしては、90%はイラストや手描きの絵を使い、文字は10%以下にすることとされています。
ロードマップとは、工程表や進行計画、スケジュール表のことですが、本書のワークを進めることで「心の奥底に眠っている本当の自分」に気づきながら、「自分の人生の目的地」「自分の人生の羅針盤」としてのロードマップができあがります。
ビジョン・ロードマップをつくる意義は、「自分が本当にしたいこと」、「本当になりたい自分」を見つけて、それらを実現し、自分が真に幸せになることです。
そして、このロードマップを描き、ビジョンを「達成する」と決断した瞬間から、自分の身の回りで変化が起き始め、将来に向かって目標や夢が次々と現実になっていき、幸福感と充実感に満ちた新しい人生が始まる、と著者は説かれます。
ビジョン・ロードマップはまさに「上質世界の願望のイラストアルバム」
ところで、著者はビジョン・ロードマップをポジティブ心理学領域の情報や、世界幸福度調査の調査結果を基に開発されたプログラムだとされています。
そして、この本には選択理論という言葉は出てきませんが、選択理論を学ばれている方にすごく役立つと思います。というのは、ビジョン・ロードマップは、選択理論で最も重要な概念である「上質世界の願望の写真アルバム」の素晴らしい具体例のようなものだからです。
ビジョン・ロードマップの意義やその効果については、本書における著者の説明に加えて、選択理論の立場からも、「人の行動の内的コントロールのしくみ」「上質世界の願望」「5つの基本的欲求」の考え方を通して、次のようにわかりやすく説明できます(筆者意見)。
イラストが描けない私もビジョン・ロードマップが作れました
ところで、私がこの本を見つけたのは、昨年末(2023年末)ですが、本を読んですぐにパワーポイントでイラストアルバムを作りました。
イラストを描くのは苦手な筆者(私)ですが、ネットには素晴らしい無料イラストが膨大にありますので、とりあえず、4つの分野での自分のイメージに沿うものを1分野につき6~7枚、計30数枚のイラストを選んで小さくし、スライド一枚に収めてアルバム(ビジョン・ロードマップ)を作成しました。作成時間は読書時間を除いて3時間ほどでした。
私は、これまでは上質世界の願望を文字で書くことが多かったのですが、イラストを使うと、カラフルできれいで、見るのが楽しく、気分もウキウキしてきます。まさに今まで作ったことがない実物の「上質世界の願望のイメージ写真アルバム」ができあがりました。
パワポのスライド一枚のざくっとしたものですが、自分にとって大切な願望のエッセンスのような「絵」であり、いったん作り上げると、一目で自分の願いごとの全体像が確認できます。
また、一覧するのに数分もかかりません。短時間で何度でも自分の上質世界の全体像を確認できます。イラストの差し替え、加筆修正や新しいバージョンの作成も自由にできます。
さて、「一年の計は元旦にあり」といわれますが、皆さんは、2024年の「一年の計」をもう練られたでしょうか?
ぜひ、本書を参考に、カラフルで楽しいイラストを使って、ご自身やご家族が目ざしたい未来のビジョンのロードマップを作られ、2024年をそのスタートの年とされてみられたらいかがでしょうか。
今後も、上のような、「選択理論を何でもありで学ぶメルマガ」を、月2回程度発行していきたいと思います。よかったら、ご購読をこちらからお願いいたします(下の画像をクリックしていただいても結構です)。↓
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