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✅20代女性【会社合わず退職 焦りと後悔】選択理論でコーチング人生案内#8


 実家に身を寄せている20代の無職女性。心の持ち方を相談させてください。
 ある企業で働いていました。その社の製品が大好きだったのです。しかし、入社後しばらくすると過剰な業務を1人で任され、サービス残業や休日の呼び出しも増加。ヘアアレンジが好きで伸ばしていた髪は「見苦しいから切って」と指示され、短くしました。
 ミスをしてしまい、経過報告の会議で「頭おかしいんじゃないの」「バカだよね」と 叱責しっせき された数日後、意識を失い救急搬送。両親に今までのことを打ち明け、精神科で適応障害と診断されました。両親は退職手続きなどを私の代わりにやってくれ、「焦って転職を考えず、ゆっくりしたらいい」と言ってくれて、とても感謝しています。
 でも私は、休んでいていいのかと焦ります。あの会社でもっと頑張ればよかった、我慢すればよかったんじゃないか、そう思ってしまうのです。私はどう心を持てばいいのでしょう。助けてください。(大阪・E子)

(2022年1月22日読売新聞)

【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】

相談者の「困りごと」

・次の仕事を探さず、休んでいていいのかという焦りがある。あの会社でもっと頑張ればよかった、我慢すればよかったんじゃないか、と思ってしまい、どう心を持てばいいのかわからず、困っている。
・入りたくて入った会社を、不本意な理由でやめることになり、一種の喪失感に、自分が振り回されている。(推測)
・「がんばれなかった自分」「がまんできなかった自分」に、自分が振り回されている。(推測)

相談者の「願いごと」

・焦りと後悔の気持ちをうまく整理して、新しい人生の一歩を踏み出したい。(推測)

【次のようなコーチングモデルで考えてみます】

「自分の考え方や見方、行動は、自分が変えようと思えばいつでも変えられる」
と考えてみましょう

相談者の【困りごとのパターン】

・「入りたかった会社での仕事を、不本意な理由で失うことになった」という一種の喪失感に、自分が振り回されている。(推測)
・「がんばれなかった自分」「がまんできなかった自分」という「もう一人の自分」に、自分が振り回されている。(推測)

【心に響く回答者(海原純子さん)の言葉】

しっかり睡眠をとる。午前中に起床して窓を開け、太陽の光を浴びる。昼間に散歩など戸外で体を動かす。食事をきちんととる。これを1か月やってください。

・あなたの価値を否定するような相手の言動に対し、きちんと「ノー」と言えることが、あなたにとって最も必要なことだと思います。

・持続可能な働き方をするためには、自分が心身共に納得して働けることが重要です。

【本人の答えを引き出す質問】を3つ考えました

・ちょっと酷な言い方ですが、前の会社は、あなたに戻って来て欲しいと考えているでしょうか? また、仮に戻れたとして、前の会社の職場環境で、身体を壊さず、ずっと頑張れそうですか?

・もし、もう一度、新卒での就職活動が出来るとしたら、今回の経験から学んだことを活かして、どのように心身共に持続可能な仕事を探したり、仕事をしていく上で必要などんなスキルや能力を身に付けておきたいですか?

・例えば、3年後、あなたの私生活や仕事がどういうふうになっていたら、あなたにとって最も望ましい状態と思えますか? また、最低このくらいの状態になっていたら、「まあ、いいか」と思うことができそうですか?

今回は以上です。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。


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