✅60代女性【夫との老後に希望がない】を選択理論でコーチング人生案内#113
「60代の女性。13年前に再婚した、5歳年下の夫との老後について相談です。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・夫は突然機嫌が悪くなり、口を聞かず、夜遅くまで帰らない。何を起こっているのかもわからず、何を言っても、否定され、嘲笑されるので、これまでひたすら誤ったり、自分の意見を言わないようにしてきたが、このまま夫の顔色を伺いながら、老後を過ごすのがゆううつで、この希望のない安定した生活を続けるか、それとも穏やかな生活を選ぶべきか、かっとうで困っている。
相談者の「願いごと」
・今のような希望のない安定した生活をこれからも続けるか、それとも穏やかな生活を選ぶべきかという、かっとうに終止符を付けたい。
【コーチングモデルと選択理論の考え方】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(藤原智美さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・今のご自分は、夫にどれくらい振り回されているように感じますか?
ご自分を「自分車」に例えたとしたら、「自分車」のハンドルを何%くらい自分で握っている感じですか? また、夫があなたの車のハンドルを何%くらい握っていそうですか?
・今のままの生活を続けたとしたら、10年後、20年後はどのようになっていそうですか?
・今のままの生活を続けたとき、あなたが今持っておられるような、新しい人生の道に踏み出そうという意志は、未来に向って強くなっていきそうですか、それとも、ますます疲れて、弱く、萎えていきそうな感じはしますか?
・もし、別居や離婚することができたとしたら、そのときは、今できていないどのような生活をしたいですか。あなたがしたいことをきるようになることで、今あなたが満たせていない、どのような大切なニーズや価値観、欲求、願いごとなどを満たせるようになると思いますか?
・今の生活でも、夫のことは夫のこととして、あなたが自由にしようと思えばしたいことができる「あなたの自由域」は、時間的、空間的、経済的にどの位あるのですか?
・もし、「自分車のハンドル」は、自分が握ろうと思えば握れるのだと、考え方を転換できたとしたら、どの位の「自由域」があなたにありそうですか? そして、そのようなあなたの自由域で思い切って、したいことをが自由にできたとしたら、夫のことは、それはそれとして、今よりも、気分的には良くなりそうですか?
・仮に、今は、経済面で心配かもしれませんが、例えば、できる範囲で仕事をはじめてみるなど、今の間に、経済面でも自立できる力を付けることを始めたとしたら、ご自分の状況は変わってきそうですか?
・夫の態度や行動が、今よりももっとひどくなったとしたら、そのときは、どうしますか?
・「夫の態度や行動」がどのようなものであろうと、あなたができることをいろいろ考えてしていくことで、あなたが失うものはありそうですか?
・ここまでいろいろ考えてみられて、何か気づかれたことはありますか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。