✅70代男性【別れた実母のお墓 悩ましい】を選択理論でコーチング人生案内#128
◇相談者が「状況に振り回されて、困っている」事例
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を考えてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・自分が9歳のとき、両親が離婚し父と継母に育てられたが、実母が90代で遠方の施設に入っており、認知症が進んでいる。その実母が亡くなったときのお墓をどうするかで、実母には自分以外の身寄りがなく、自分にも相談相手がおらず、途方に暮れて困っている。
相談者の「願いごと」
・実母は、実家の墓にも入れず、自分の墓にも入れない状況で、散骨を望んでいるようだが、コロナ禍で実母に相談もできない状況の中、実母が亡くなったときの扱いについて、何かいい方法があれば知りたい。
相談者が満たせていない(満たしたい)基本的欲求
(力・自己価値の欲求、愛所属の欲求)
【選択理論コーチング 三角モデル】
【選択理論心理学の考え方】
・自分の考え方や見方、行動は、自分が自由に選択できるし、変えられる、と考えましょう。
・「相手がしてほしい行動で自分がしてあげられること」があれば、積極的に協力し貢献しましょう。
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・実母が亡くなったときの扱いについて、本人は遠方の施設で、認知症が進み、コロナ禍もあって相談もできない状況で、自分にも相談相手がおらず、途方に暮れて困っている。
(困りごとのパターン:、願いごとが叶わない(願っていることが明確でない)、状況に自分が振り回されている、)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(山田昌弘さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・9歳の時に別れた実母に対して、本当にお優しい心遣いをされていると思います。それだけでも、お母さんは喜ばれているのではないでしょうか。
・さて、「何かいい方法」があれば知りたいということですが、あなたにとって「いい方法」とは、どんな方法なのでしょうか。ご自分としては、その方法をとった結果、何がどうなったらいいのでしょうか? あなたは亡くなったあとの実のお母さんに対して、どのように対したいと思われているのですか?
・また、実のお母さんは「散骨」を望まれているようですが、いろいろなご事情がある中、お母さんにとって「いい方法」とは、どのような方法だと思われますか? お母さんは、小さいときに別れたあなたに対して、どういう対応を望んでいらっしゃいそうですか?
・もし、あなたのご友人が、今のあなたと同じ内容の相談を、あなたにされたとしたら、どういうふうにアドバイスしてあげますか?
・何らかの「いい方法」が必ず見つかることがわかっているとしたら、とりあえず、手始めに、どんな小さなことでもかまいませんので、どんな行動から始められますか? 今回、人生相談に寄稿されたことも、大きな第一歩だと思います。
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。