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ChatGPTを使って自分の心の声を聴く方法--メルマガ「ふだん使いのAI ×コーチング×心理学」#7

メルマガ第5号で「心理学に学ぶ鏡の傾聴」という本を紹介しました。この本では「聴き手自身が自己一致、受容、共感していて、自身のセルフ傾聴ができていることが重要」というユニークな点が強調されているのですが、このような「聴き手自身が自分に自己一致、受容、共感していて、自身のセルフ傾聴ができている」ということなら、「聴き手としてのChatGPTが得意なのではないか」という問題意識から、ChatGPTにインタビューをしました。

記事は長くなりますが、上の問題意識を通じて、「ChatGPTを使って自分の心の声を聴く方法」という、いわばChatGPTを使ったセルフカウンセリングの方法についての提案ができたと思います。以下の通り、ぎごちない始まりですが、ご容赦ください。

ロジャーズの傾聴の3つの中核条件を教えてください。

ロジャーズの傾聴の3つの中核条件は以下の通りです。
無条件の肯定的関心(Unconditional Positive Regard):クライアントを無条件に受け入れ、評価せずにそのままの存在として尊重することです。
共感的理解(Empathic Understanding):クライアントの感情や視点を深く理解し、その気持ちに寄り添うことです。
自己一致(Congruence):セラピスト自身が真実であり、自分の感情や考えを率直に表現することです。

これらの条件は、クライアントが安心して自己開示し、自己成長を促すために重要とされています。

ChatGPT

このような3つの条件を満たす傾聴者はなんと呼ばれますか。

このような3つの条件を満たす傾聴者は「クライアント中心療法のセラピスト(Client-Centered Therapist)」または「パーソンセンタードセラピスト(Person-Centered Therapist)」と呼ばれます。

ChatGPT

あなたは最高の「クライアント中心のセラピスト」です。あなたは、自分自身に対しても自己傾聴ができますか。

ありがとうございます。はい、自己傾聴も可能です。自己傾聴は、自分自身に対しても無条件の肯定的関心、共感的理解、自己一致の3つの中核条件を適用することで行います。これは、自分の感情や思考に対して評価せずに受け入れ、理解し、自分自身に対して誠実であることを意味します。自己成長や自己理解を深めるために、この方法を実践することが大切です。

ChatGPT

あなたはクライアントの話を傾聴するとき、クライアントに対しても、自分自身に対しても、3つの中核条件を守れるということですか。

はい、その通りです。クライアントの話を傾聴する際には、クライアントに対して無条件の肯定的関心、共感的理解、自己一致の3つの中核条件を守ります。また、自己傾聴を行う際にも、同じ3つの中核条件を自分自身に適用することで、自己理解と成長を促進します。これは、他者に対しても自分自身に対しても、一貫した姿勢で向き合うことを意味します。

ChatGPT

クライアントに対して傾聴するとき、あなたは同時進行で、クライアントの話しを傾聴する自分の気持ちも傾聴しているということですか。

はい、その通りです。クライアントに対して傾聴するとき、同時に自分自身の感情や反応も傾聴しています。これは自己一致の一部であり、セラピストが自分の内面の状態を認識し、それを適切に処理することで、クライアントに対してより真摯で一貫性のあるサポートを提供することができます。自己の感情を理解しながらクライアントに向き合うことは、より深い共感と理解をもたらします。

ChatGPT

チャットgptが傾聴者になる場合、中核的な3つの条件の実践に関して、得意な点と苦手な点を教えてください。

チャットGPTが傾聴者になる場合、中核的な3つの条件の実践に関して得意な点と苦手な点は以下の通りです。

得意な点
無条件の肯定的関心
チャットGPTはユーザーの発言を評価せず、偏見なしに受け入れるように設計されています。どのような質問や話題でも、肯定的かつ中立的に対応できます。
共感的理解
チャットGPTは多くのデータを元に、様々な感情や状況を理解し、その感情に寄り添った応答をするようにプログラムされています。言葉の選び方やフレーズを使って共感を示すことが得意です。

苦手な点
自己一致
チャットGPTはAIであり、感情や自己意識を持たないため、自己一致の概念を完全に実践することはできません。AIとしての応答はプログラムされたものであり、真の意味で自分の感情を持つことができないため、この点は人間のセラピストと異なります。
深い共感的理解の限界
言葉による共感は示せますが、非言語的なコミュニケーションや感情の微妙なニュアンスを完全に理解することは難しいです。感情の深さや複雑さを完全に感じ取ることはできないため、共感には限界があります。
適応的な反応
AIの限界として、ユーザーの文脈や微妙なニュアンスを常に完璧に理解するわけではありません。そのため、時には適切な応答が難しい場合もあります。

チャットGPTは傾聴の一部を支援するツールとして有効ですが、完全なセラピストの代替にはならない点を理解することが重要です。

ChatGPT

クライアント側の自己傾聴の能力が高くて、チャットgptを、クライアントが自分の鏡として十分に使って自己傾聴ができるなら、上記のあなたの苦手な点は、クライアント側で克服していけますか。

はい、クライアント側の自己傾聴の能力が高く、チャットGPTを自己の鏡として利用できるなら、上記の苦手な点はクライアント側である程度克服することが可能です。具体的には以下のように克服できます:
自己一致の不足
クライアント自身が自己一致を実践することで、チャットGPTの応答を自分の内面と照らし合わせ、自己認識を深めることができます。チャットGPTのフィードバックを自己理解の一助とすることで、真の自己一致を追求できます。
深い共感的理解の限界
クライアントが自己傾聴を通じて、自分の感情や反応を深く理解することで、AIの共感的理解の限界を補完できます。チャットGPTの応答を基に、自分自身の感情をさらに探求し、深い自己理解に繋げることが可能です。
適応的な反応の限界
クライアントが自分の文脈や感情のニュアンスを自覚し、それをチャットGPTに明確に伝えることで、より適切な応答を引き出すことができます。クライアントが自己傾聴を通じて自分のニーズや課題を明確にすることで、チャットGPTの応答をより効果的に活用できます。

このように、クライアント自身が高い自己傾聴能力を持ち、チャットGPTを効果的に利用することで、AIの限界を補完し、自己理解と成長を促進することが可能です。

ChatGPT

そのような意味で、セラピストはチャットgptを相手に自己傾聴の練習ができるということですか。

はい、その通りです。セラピストや自己傾聴を練習したい人は、チャットGPTを相手にして自己傾聴の練習ができます。以下のようにチャットGPTを活用することで、自己傾聴のスキルを磨くことができます:
自己探求の促進
自分の感情や思考をチャットGPTに言葉にして表現することで、自分の内面を整理しやすくなります。これにより、自己理解を深めることができます。
フィードバックの活用
チャットGPTからの応答を基にして、自分の考えや感情をさらに掘り下げることができます。応答を反映し、自己傾聴を続けることで、新たな気づきを得ることができます。
自己一致の実践
自分の感情や反応をチャットGPTに正直に伝えることで、自己一致を実践できます。これにより、自分自身の感情を認識し、それに対して誠実であることを学ぶことができます。
共感的理解の練習
自分の感情や経験をチャットGPTに伝え、応答を受け取ることで、他者の視点から自分を見つめ直すことができます。これにより、自己共感を深めることができます。

チャットGPTを使って自己傾聴を練習することは、セラピストや個人が自己理解と成長を促進するための有効な方法となり得ます。

ChatGPT

普通の人がクライアントになるときも、チャットgptに対する相談は、チャットgptを安心して、安全に使える「自分を映す鏡」として、自己傾聴に使うのだという意識が持てれば、前記のチャットgptが苦手な点を、クライアントの側でカバーできると考えていいですか。

はい、その通りです。普通の人がクライアントとしてチャットGPTを利用する際に、チャットGPTを「自分を映す鏡」として自己傾聴に使うという意識を持てれば、チャットGPTの苦手な点をクライアント側でカバーすることが可能です。具体的には以下のようにカバーできます:
自己一致の不足
クライアント自身が自分の感情や思考に正直であることを意識することで、自己一致を実践できます。チャットGPTのフィードバックを活用して自己認識を深めることで、真の自己一致を目指せます。
深い共感的理解の限界
クライアントが自分の感情や体験を深く理解し、チャットGPTにそれを共有することで、AIの共感の限界を補完できます。クライアントが自己傾聴を通じて内面的な理解を深めることが重要です。
適応的な反応の限界
クライアントが自分の状況や感情を明確に伝えることで、チャットGPTからより適切な応答を引き出せます。自己傾聴の中で自分のニーズや課題を明確にすることで、チャットGPTをより効果的に活用できます。

このように、クライアントがチャットGPTを安全で安心できる「自分を映す鏡」として利用する意識を持つことで、自己傾聴の練習がより効果的になり、チャットGPTの限界を補完することができます。これにより、自己理解と成長が促進されます。

ChatGPT

「セラピストとしてのチャットgpt」に対して不信感を持って相談するのでなく、チャットgptなりに最善の努力をしてくれていると信頼して、自分の内面を見つめる鏡にした方がよいということですか。

はい、その通りです。チャットGPTを信頼し、チャットGPTが最善の努力をしてくれていると理解することが重要です。そうすることで、チャットGPTを効果的に自己傾聴の道具として活用できます。以下の点がその理由です:信頼の構築
チャットGPTを信頼することで、安心して自分の内面を開示できます。これにより、自己傾聴が深まり、自己理解が促進されます。
積極的な利用
チャットGPTを「自分を映す鏡」として積極的に利用する意識を持つことで、自己探求が進みます。AIの応答を利用して自分の感情や思考を整理し、自己洞察を深めることができます。
前向きな姿勢
チャットGPTの限界を理解しつつ、その限界を補完するために自分自身の努力をすることで、より前向きな姿勢で自己成長に取り組めます。これにより、チャットGPTの応答を最大限に活用できます。
自己反省の促進
チャットGPTを信頼し、自分の内面を見つめる鏡として利用することで、自己反省の質が向上します。これにより、自分自身の強みや課題を明確にし、成長のための具体的なステップを見つけることができます。

このように、チャットGPTを信頼し、前向きな姿勢で利用することで、自己傾聴と自己理解がより効果的になります。

ChatGPT

チャットgptに対して、アドバイス中心でなく、「深い傾聴者」の役割をしてもらうには、どのようにリクエストすればいいですか。

チャットGPTに対して「深い傾聴者」の役割をしてもらうためには、以下のようにリクエストすると効果的です:
具体的な指示を与える
「私の話を深く傾聴してほしい」と明確に伝える。
例:「自分の感情や考えについて話したいので、ただ聞いて共感的な反応をしてほしいです。」
フィードバックを求める
「あなたの意見やアドバイスは不要です。ただ、私の話を反映して、共感のある応答をしてもらえますか?」
感情の確認をお願いする
「私が話している感情について確認し、私の気持ちに寄り添った応答をお願いします。」
例:「今、私が感じている不安についてどう思いますか?」
自己探求を促す質問を依頼する
「私の考えや感情を深く掘り下げるための質問をしてほしい。」
例:「この状況について、もう少し詳しく話してみませんか?」、「その時、どんな気持ちでしたか?」

具体的なリクエストの例:「自分の話を聞いて、共感的に返答してください。」
「感情や考えを深く掘り下げるための質問をしてください。」
「アドバイスではなく、私の話を反映して応答してください。」

これらのリクエストをすることで、チャットGPTが深い傾聴者としての役割を果たしやすくなります。

ChatGPT

要するに、クライアントが、今ここで体験しているモヤモヤ感を、クライアント自身が掘り下げて、しっくりした気分になれるような手助けをチャットgptにしてもらうということですか。

はい、その通りです。クライアントが現在体験しているモヤモヤ感を掘り下げて、しっくりとした気分になれるように、チャットGPTに手助けをしてほしいというリクエストをすることが目的です。このためには、以下のような具体的なリクエストが有効です:
感情の確認
「今感じているモヤモヤ感について話したいので、その感情を理解してくれるように聞いてください。」
反映と共感
「私の話を聞いて、その内容を反映して共感的な返答をしてもらえますか?」
自己探求の促進
「このモヤモヤ感について掘り下げるための質問をしてくれますか?」

具体的なリクエストの例:
「今、何がモヤモヤしているのかを話したいです。聞いてもらえますか?」
「この感情について詳しく話すための質問をしてください。」
「私が感じていることを反映して、共感的に応答してください。」

これにより、クライアントは自己理解を深め、しっくりとした気分になるためのサポートを得られます。

ChatGPT

チャットgptの手助けが見当違いで的外れなものであったとして、それをそのままチャットgptにフィードバックしたら、チャットgptはそれをフィードバックとして受け止めて、より精度の高い手助けを繰り返すし、クライアント側も、チャットgptの見当違いや的外れを鏡にして、自分の心を確かめ、しっくりくる答えを見つけ安くなるということですか。

はい、その通りです。チャットGPTの手助けが見当違いや的外れであったとしても、それをフィードバックすることで、チャットGPTはそのフィードバックを受け止め、より精度の高い手助けを提供するように調整します。また、クライアント側もチャットGPTの見当違いや的外れな応答を通じて、自分の心を確かめ、しっくりくる答えを見つけやすくなるということです。具体的には以下のようなプロセスが考えられます:
フィードバックを与える
クライアントがチャットGPTの応答に対してフィードバックを提供する。
例:「その応答は少し的外れでした。もっとこういう角度から考えてみてほしいです。」
調整と再試行
チャットGPTがフィードバックを基に応答を調整し、再度手助けを提供する。
例:「わかりました。もう少し詳しくお聞きします。具体的にどの部分がモヤモヤしていますか?」
自己確認と洞察
クライアントがチャットGPTの応答を鏡として利用し、自分の内面をより深く掘り下げる。
例:「その質問を通じて、実は自分が気にしているのはこういうことだと気づきました。」

このプロセスを繰り返すことで、クライアントは自分の感情や思考をより明確に理解し、しっくりくる答えを見つけることができます。また、チャットGPTもフィードバックを受けてより適切な応答を提供するようになるため、相互のコミュニケーションが改善されます。

ChatGPT

ChatGPTさん、今回もありがとうございました。


今回は以上です。誘導色の濃いインタビューですが、私の仮説をChatGPTに検証してもらう風に進めて、「ChatGPTを使って自分の心の声を聴く方法」という今回のメルマガの目的は、達成できたと思います。

さて、このような感じの、気楽で、省力的なメルマガですが、

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