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✅10代女性【大学へ推薦入学 プレッシャー】を選択理論でコーチング人生案内#19

 17歳の女子。大学進学を希望し、指定校推薦の校内選考を通過することができました。でも心配なことがあります。

 中学時代、悪口を言われたり嫌がらせをされたりといういじめを受けました。高校では友だちや先生との出会いに恵まれたおかげで充実して過ごせましたが、今も自分に自信が持てず、そんな自分が大学でうまくやっていけるか不安です。

 指定校推薦で合格が正式に決まったら、高校の代表として入学することになるため、中退したり単位を落としたりすると後輩に影響すると説明会で言われました。私は中学時代、いじめでクラスにいるのがつらくて保健室へ行ったり、勉強できる状態ではなくなって成績が落ちたりしたこともあるのです。

 行きたかった大学の推薦を取れたのは本当にありがたいと思います。でも新しい環境に進むのが不安で、推薦のプレッシャーが怖いです。(神奈川・C子)

(2022年2月2日)

今日も15分、コーチングの質問力を磨きましょう!

 以下を参考に、相談者(クライアント)から、答え(困りごと、願いごと、今からしてみる行動、考え方、見方)を引き出す、あなたの質問を、自由に考えてみてください。

【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】

相談者の「困りごと」

・中学時代にいじめられた経験があり、今も自分に自信が持てず、大学の新しい環境でうまくやっていけるか不安があるので、指定校推薦のプレッシャーが怖くて、困っている。

相談者の「願いごと」

・指定校推薦のプレッシャーから逃れたい。

・大学でも、友だちや先生との出会いに恵まれて、新しい環境に慣れ、充実した大学生活を過ごしたい。(推測)

【次のようなコーチングモデルで考えています】

「自分の考え方や見方、行動は、自分が変えようと思えばいつでも変えられる」
と考えてみましょう

【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう

・「中学校時代の辛い経験」「指定校推薦」などに、自分が振り回されて、困っている。
・指定校推薦の大学に入学すべきか、やめるべきかの葛藤で困っている。(推測)

【心に響く回答者(山田昌弘さん)の言葉】

進路がほぼ決まり、おめでとうございます。入学後のご心配をされているようですね。

・あなた自身が精神的に成長していることです。中学時代のつらい経験を乗り越えて高校生活を送ることができました。周りに感謝する優しい心も持っている。何より、高校時代に築いた人間関係を頼りにすることができますね。

・中学時代の閉鎖的な環境と違って、大学生活はオープンだということです。たとえクラスに仲の良い友だちができなくても、サークル活動で同じ興味をもつ人と出会うことができます。さらに、学外に居場所を求めることもできます。ボランティア活動でもアルバイトでも、あなたに合う人たちに必ず出会えます。

次のような質問を考えてみました(ご参考まで)

・今回の相談は、指定校推薦を断りたいという相談なのですか? それとも、推薦入学はしたうえで、大学での新しい環境がどのようなものであっても、自分なりに乗越えて行くにはどうすればいいかを考えてみたい、という相談でしょうか?

・もし、理想の大学生活を送れるとしたら、あなたにとって、どんな生活やどんな学び、どんな経験ができて、どのような人間関係をつくることができたら、一番理想なのですか? こうあってほしいということを思いつく限り、挙げてみてください。

・ご自分では、中学時代の辛い経験からの学びを、高校時代が充実した学生生活になるために、生活や学業や人間関係などでどのように活かしましたか? 今度は、充実した高校時代を過ごせた経験を、大学生としての生活や学業や人間関係にどのように活かしたいですか? 大学入学に向けて、今、できれば準備や練習をしておきたいことに、どんなことがあるでしょうか?
もし、それらができたとしたら、大学生活は何か変わってきそうですか?

今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。


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