✅50代女性【定年間近の夫に絶望】を選択理論でコーチング人生案内#71
「50代の女性。2年ほど前に仕事を辞め、現在は専業主婦です。60代の夫はあと数年で定年になります。子どもも昨年独立し、これからは夫婦で旅行するなど、ゆったり過ごすことができると思っていました。」
次を参考に「相談者の答え」を引き出す質問を自由に考えてみてください。
【相談者の困りごと、願いごとを考えましょう】
相談者の「困りごと」
・定年間近になって、一人の時間がほしいと借家を借り、また、自分の口の悪さに閉口していると言って、自分だけが被害者のような口ぶりをする夫の態度に自分の心が冷え切って、このまま結婚を続ける意味があるのか、それとも、一人になるのはこわいが、離婚した方がいいのか、かっとうで困っている。
相談者の「願いごと」
・自分の考え方を整理して、これからの人生を自分が幸せに生きれるようにするためにはどうすればよいのかを知りたい。(推測)
【ふだん使いがしやすいコーチングモデル】
【相談者の困りごとのパターン】を考えましょう
・夫の行動に、自分が振り回され、夫に対する自分の心が冷え切って、このまま結婚を続ける意味があるのか、それとも、一人になるのはこわいが、離婚した方がいいのか、かっとうで困っている。
・「自分がこれから人生を幸せにするためには、何がどうだったらいいのか」という願いごとが、はっきりしていない。(推測)
以上を参考に、ここで、みなさんのコーチング質問を考えてみましょう。
【心に響く回答者(久田恵さん)の言葉】
私は次のような質問を考えました(ご参考まで)
・もし、何の制約もなく、ご主人に対して、言いたいことが言えるとしたら、どんなことが言いたいですか。できるだけたくさん挙げてみてください。
そして、もし、あなたの言い分に対して、ご主人が理解を示し、変えるべき所を変えたとしたら、あなたは、ご主人との関係はどうしたいですか?
そのときは、離婚という選択肢はありそうですか?
・もし、今回のことがなかったとしたら、「必要最低限の会話」ではなく、本当は、どんな会話がしたいのですか? どんな生活がしたいのですか?
・ところで、ご主人は、あなたから見て、10点満点で何点の夫ですか? 2点以上であるとして、どうしてその点数を付けられたのですか? また、どうして、その点以下の点数を付けなかったのでしょうか? できるだけたくさん挙げてみてください。 ご主人には、どんなよいところがあるのでしょうか?
・ところで、ご主人から見て、あなたは10点満点で何点の妻に見えているでしょうか? あなたの推測で、できるだけ高い点数を付けられたらよいと思いますが、仮に10点満点ではないとして、どうして、その点数を付けられたのでしょうか? あなたのよいところはどんなところですか?
一方、その点以上の点数をつけなかったのは、なぜでしょうか?
・あなたは心が冷え切っているとのことですが、ご主人は「借家で一人で過ごす」という願いを実現し、かなり満足しておられるのではないかと思います。それはそれとして、ご主人に対し、あなたから「これからも夫婦で、旅行するなどして、ゆったりと楽しんで生きていきたいと思っている」と話されたとしたら、ご主人はどのように答えられるでしょうか?
また、そのときに、ご主人はあなたに対する希望を述べられるかもしれませんが、「二人の幸せな老後生活を実現するため」と割り切って、あなたとして、変えられるところを自分の方から努力して変えていく選択をするとしたら、ご主人との関係はどうなりそうですか?
・さらに、あなたが言いたいことを言う順番が後になるかもしれませんが、そのようにして、ご主人の願いのうち、自分が受け入れることが出来るところを先に受け入れたとしたら、ご主人の方でも、あなたが願いを話したとき、受け入れてくれやすくなるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
・このように考えてくると、今回のご相談は、言葉は悪いですが、「夫婦げんかは犬も食わない」というたぐいの困りごとのようにも思えます。「どっちもどっち。お互い様」「結婚前は、お互いに、両目を明けてしっかりと見て、結婚したら後は、お互いに片目をつむって生きていくのが、幸せな結婚の秘けつ」というように、考え方、見方を切り替えることが出来れば、お二人は、これからも十分に幸せな人生を実現できるのではないかと思えます。
・子供さんに相談されたら、子供さんは、どのような意見や、アドバイス、両親に対する願いごとなどを、話してくれそうですか?
今回は以上です。上の質問は、自己対話で使うと、セルフコーチングができます。お役に立てればうれしいです。それでは、また次回。
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