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わたし、花嫁修行をする!


男女雇用の平等が再び声高に叫ばれています。

社会的地位とは何なのか考えてみた時、ふとこんな女性が出現しても興味深いなと思い、書いてみました。勿論男性もアリですよね。



letter✉️

お母さん、今まで育ててくれてありがとう。大学も行かせてくれてありがとう。来年無事その大学を卒業します。就職活動をする時です。

だけどお母さんごめんなさい、先に謝っておきます。


私、花嫁修行をします!


やりたいことを考えてみました。やり甲斐のあることを考えてみました。だけど自分の心が揺さぶられる世界は残念ながら見つかりませんでした。

ならばやり甲斐を見つけ、ブレること無く突き進む人に最高のサポートを提供できる人間になろうと考えました。というより私がそう在るべき人間だと気づいてしまいました。

さあ、ならばどうするか。

先ずはスキルアップのセミナーに通おうと思っています。世の中の最先端情報に常に触れ、実践的な感覚として蓄積していく。政治・経済・文化どの分野においても誰に相対しても気後れしない自分を作り上げる。

ここまで聞くとお母さんは、あれ?と思ったかもしれません。ならばあなたがその最先端の人になればいいんじゃないの?って。

そもそも私は敵ができることに耐えられる体質を持ち合わせていない。中高と頑張ってた部活のバレーボールだって、レギュラー争いの度に「上手い身の引き方」ばかり考えていた。努力してのし上がるよりも波風が立たない様にまとめる方向に頭が働いてしまう。そんな自分を軟弱だと長いこと思っていたけれど、これは自分の能力なんだと最近思う様になった。


大切だと思う人に最高のパフォーマンスをして欲しい。


これが私のスローガン。

さて、家のこと。この点に関しては最高のトレーナーがすぐ側にいます。そう、お母さんです。

旦那様が
健康に仕事を続けられる様
帰って来たい家になる様
そして、浮気をしない様(笑)
ご教授ねがいます。

残念に思わないでね。

私は今の自分が好きです。


そして今の自分を育て上げてくれたお母さんを尊敬しています。


嘘をつきたくない本当の気持ちに土壇場になって気づいてしまいました。

しつこい様だけれど、ごめんなさい。

世間的には挫折と取られかねない道をポジティブに進んで行きます。


ひとつ言い忘れました。旦那様候補は未だ影も形もありません。こちらはゼロからのスタートです。

先は長いです(涙)


きちんと気持ちをしたためてみたかったので、手紙にしました。その割には乱筆になりましたが。

最後まで読んでくれてありがとうございました。

END



世間的に言えばこの様な若い人は「勿体無い」と言われてしまうのでしょう。

逃げるのではなく、自らのキャラクターに合った道を選ぶ。

大切な事ですよね。

ただ、自分の子供がこれを言い出したら、冷静でいられるか・・・自信がありません(汗)


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