どんなおとなになってほしい？

小学2年生の息子から、唐突に聞かれた。
「お父さん、ボクにどんな大人になって欲しい?」

頭をフル回転して答えよう。待てよ、今のお前には難し過ぎるから文章にしておくことにする。

letter✉️

いいか、心して聞け。

１つ目
相手に気づかれずに上手く騙す方法を身に付けろ。お前が目的を達成した後も相手は騙された事すら気付かない程完璧にだ。

２つ目
物事を進める際に、気持ちを最優先するな。準備及び実行は理論を基に精査すべきものだ。計算通りにはいかないが、計算が無ければ前に進みようがない。

３つ目
事が成就した際、何物に対しても決して感謝をするな。感謝からは何も広がらない。成功のひとつひとつは単身のスキルから生まれるものであって、寄せ集めの力から生まれるものでは無い。

さて、どんな大人になって欲しいかだが、一言で言うと

「高い山の頂に立ち、人々を見下ろす毅然とした人物」

だ。頂上は自動車ではたどり着けない。自分の足でしか行けない場所の眺めを独り占めしろ。誰にも頼らず誰にも頼らせない人間のみが光を発する事ができる。

最後に最も重要な事を話す。

上に書いたことの真逆を行け。真逆の人間になれ。

以上だ。

END

回りくどい、実に回りくどい。息子さんも流石に途中で「はあ？」と思ったでしょう。小２じゃあ逆に真に受けてしまったかな。